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【第一話】
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 このサイトをご覧になった方は、たまたま辿り着いてしまったという方を除けば、大きく分けて二タイプの方がいらっしゃると思います。一つは、純粋に漢文に興味のある方、もう一つは高校で漢文を勉強中の方です。他にも様々な方が立ち寄ってくださっているようですが、ほとんどはこのどちらかだと思います。

 さて、このサイト、決して高校の漢文の授業の補習を行なったり、大学入試のためのノウハウを伝授するような目的で作っているわけではありません。ただ、いちおう漢文の概略だけはご紹介できたらいいなあ、と考えております。でも、コンテンツは工事中のところが多くて、受験に立ち向かっている方々のお役に立てていないのが現状です(涙)。

 そのような方は、「Yahoo! JAPAN」などで「漢文」と入力してみてください。高校や予備校などで漢文を担当されている意欲的な方のウェブサイトが見つかると思います。
 また、アマゾンなどで「漢文」をキーワードに検索してみてください。いろいろな漢文の学習参考書がヒットするはずです。

 話を戻して、このサイトが念頭に置いているのは、漢文や中国古典に興味のある方々です。受験生でも受験勉強を離れて、漢文や中国古典に興味を持っている方は多いと思います。そういう方を念頭に置いて作ったのがこのサイトです。

 かく言う私も高校時代に先秦諸子の思想書を日本語訳で少しだけかじったことが契機となって、大学は中国哲学の専攻へと進んだわけです。ですから、漢文を読むことがおもしろい、もっと読めるようになりたいという人が少しでも増えてくれればと思います。私の大学入学の頃から大学での学生生活の様子は「暇つぶしエッセイ」に詳しく書きましたので興味のある方はご覧ください。

 ところで少し上で漢文の受験参考書について触れましたが、ちょっと大きな本屋に行くと、現代文や古文ほどではないですが、漢文も結構多くの参考書が出ています。漢文の基本的な文型や助字の解説などを中心に、例題や中国文化史などの読み物も加えたりして、なかなか面白いものです。大学の中国文学科などに無事合格した方、社会人で中国古典に興味のある方にも十分使える、否、1冊や2冊は持っていても損はしないくらいです。

 ただ、あまりにも受験を前面に打ち出しているものは、やはりちょっと使いにくい、と言うか、取っつきにくいのも確かです。そういう方には以下のような、受験対策と言うよりは、一般の漢文参考書といった趣のある本がお薦めです。

■『漢文研究法』小林信明、洛陽社
■『初歩の漢文』中西清、昇龍堂
■『詳解漢文』中西清・月洞譲、昇龍堂
■『先生のための漢文Q&A100』山本史也、右文書院
■『助字小字典』内山書店
■『漢文研究の手びき』内山書店
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