Rockfield's Diary
染井吉野ナンシーの官能ダイアリー
二日がかり?
完全に終わったとは言えませんが、なんとか新しいPCへの移行作業が済みました。二日がかり、まあ一日半というところでしょうか? 在宅ワークの日で幸いでした。
しかし、ある日突然パソコンが起動しなくなる、というのはそうそうあることではないと思いつつも、実は意外とあちらこちら起きている現象だと思います。
林檎の方はわかりませんが、窓の方のパソコンは様々なメーカーが出していますし、ソフトも山のようにあり、個人個人のパソコン環境などを数え上げていったら、それこそ天文学的な数字になってしまうでしょう。ですから、トラブルが起きたとしても、そのパソコンのどこに問題があるのかを見極めるのは極めて困難です。
あたしのパソコンも、前に書いたようにWindows7がインストールされていたもので、それを自分でWindows10にアップグレードし、それに併せてインストールしてあるソフトもバージョンアップを重ねていきましたので、たぶん、古くからの残滓がたまりにたまっていたことでしょう。
それらをきれいに一掃するという意味では、新しいパソコンになったのはよかったのかもしれません。が、あまりにも大きな出費でした……
今日はいろいろ……
新しいPCが届きました。
朝イチで届いたので、今日は一日、在宅ワークであることをよいことに、設定作業に追われました。なんとか、道半ばまでは終わりました。
ふつう、パソコンの移行というのは古いPCを横に置き、新しいPCと同時並行的に作業をするものです。アプリの移行なども、旧PCでバックアップをとり、そのバックアップファイルを新PCでリストアする、というのがオーソドックスと言いますか、当たり前の方法です。
しかし、今回のあたしみたいに、旧PCが突然起動できなくなってしまった場合、旧PCから移行することはできません。まるっきり位置からやり直しです。
あしたもかかりそうですが、明日も幸いにして在宅ワークの日。なんとか明日で終わらせないと!
県を跨いだ移動
非常事態宣言が解除になったので、ちょっと揚げ足取り的なことを書いてみたいと思います。
来月半ば過ぎまでは県を跨いだ移動は控えてください、というのが解除に当たっての注意事項的に告げられました。そうなると、幸いにもあたしは大丈夫なのですが、あたしの勤務先でも出社できなくなる人がいます。埼玉県や千葉県、神奈川県在住の人がそこそこいるのです。
でもまあ、こういう出勤のための越境は認められているのですよね? そうでないと全国の県境に住んでいて隣の県にお勤めの人は動けなくなってしまいますから。東京だと、埼玉に住んでいて神奈川県内に出勤する人とか、関西なら神戸の人が京都の会社へ出社するとか、そういった事例は枚挙に暇がないはずです。しかし、会社としてそういう社員の出社を制限している場合とは別として、基本的には許容の範囲内だと見なされているようです。
しかし、それでも例の「自粛警察」が他県ナンバーの車にいたずらをしたといったニュースがありました。「営業車です」と紙に書いて貼っておかないとうっかり駐車もできません。
では、あたしの仕事である書店回りはどうなのでしょう? 都内の書店なら訪問してもよいけど、神奈川など他県へは行ってはいけないのでしょうか。あたしは神奈川県も担当エリアなので、神奈川へ行ってもよいのか否かはかなり重要なことです。ちょっとくらいならよいのでしょうか?
例えば、あたしの担当地区になりますが、小田急沿線の場合、町田までは東京都だからOKだけと相模大野は神奈川県だからダメ、ということになるのでしょうか? いや、町田まで行く手前に新百合ヶ丘があるけど、あそこは神奈川県だから途中下車して営業してはいけないのでしょうか?
もし本当に他県へ入るなということが徹底されたら、あたしは登戸から南武線に乗って帰ることもできなくなりますね、登戸駅は神奈川県ですから。いや、駅構内から出なければ、乗り換えだけなら大丈夫なのでしょうか?
「コロナ後」の書店営業とは?
5月の最終週が始まりました。そして本日のあたしは在宅ワークです。今週も出社は火曜と金曜のみの予定です。
あたしの勤務先のコロナ対策体制は、一応今月いっぱいということになっています。在宅勤務を活用すると共に、出社する場合も早めに来る人、遅めに来る人などがいて、社内で密を作らないようにやってきましたが、それも今週で終わるのでしょうか?
今のところ会社側からこの体制の延長は発表されていませんし、来襲からは通常営業という発表もありません。今日の政府発表、そして東京都の発表を受けて上層部で検討・決定されるのだと思います。
基本は通常に戻ることになるのでしょうが、感染が治まったわけでもなければ、ワクチンや治療薬が出来上がったわけでもない現状では、通常と言ってもコロナ以前と全くイコールになるとは思えません。しばらくは密を避けるとか、柔軟な対応が必要になってくるのではないかと思います。それが「新しい生活様式」ならぬ「新しい働き方」なのかも知れません。
しかし、たとえば営業部の場合、受注と出荷の業務があるので、在宅では仕事になりません。もちろん、この機会に受注と出荷を外部の業者に委託してしまうという選択肢もあるのでしょうし、既にそういう体制を取っている出版社も多いです。まあ、そこまでの変更はいきなり出来るものでもありませんから、とりあえずは考慮外となりますが……
個人的に気になるのは書店回りです。こちらが訪問するのはよいとして、書店の側がどう思うか、という問題があります。書店によっては「当面の間、来店しての営業はご遠慮ください」というところもあるでしょうし、「棚のメンテもあるので、宣言が解除されたら是非来てください」という書店もあるでしょう。
逆に出版社の側が自主的に「しばらくは書店回りは自粛する」と決めているところもあるでしょう。こういったところが、来月からと言うのは時期尚早としても、7月や8月くらいからかつての状況に戻るのかと問われると、なんとも言えません。
かといって、あたし自身にそれ以外の営業のやり方がアイデアとしてあるかと問われても、これまたこれといった方策を持ち合わせていないのが正直なところです。やはり、これまでどおり丹念に書店を回って棚を見て、お店の人と話をして、自社の本をお薦めする、そんなことしかあたしには出来そうにありません。
「アフターコロナ」の書店営業とは、どいったものになるのでしょうか?
さよならも言わずに
いや~、変な夢を見ました。
コロナは終息したのか、あたしは書店回りをしていました。久々に訪問する書店です。
ところが、ずっとよくしてもらっていた馴染みの書店員さんがいないのです。店長がいたので聞いてみると辞めたとのこと。驚いていると、今回の自粛時期、お店を開けられなかったので売り上げが立たず、正社員以外の人員はいったん解雇という非常手段を執ったとのこと。
では、コロナも落ち着いて営業も再開した訳なので再雇用はあるのですかと聞くと、売り上げが軌道に乗るまでは難しいという話。それに軌道に乗ったころに声をかけても、復帰してくれるかどうかわからない、とも。
確かに、解雇されて無職のままでいる訳にはいきませんから、再就職先を探したでしょうし、そこを二三ヶ月で辞めてまた書店に戻ってくるかと問われれば、それは極めて悲観的にならざるを得ません。
そんな書店が、いくつもありました。それこそ、行く書店、行く書店どこも同じような状況です。コロナ以前に訪問してたわいのない話をしたのが最後になってしまいました。お互いにきちんと別れの挨拶を交わすこともできませんでした。
という実に奇妙であると共にリアルな夢でもありました。確かに書店って、実は正社員は本当に数えるほど、一人か二人しかいないお店がほとんどだと思います。そこでアルバイトとパートを辞めさせてしまったら日常業務は回るのでしょうか?
そんなちょっと後味の悪い夢を見たからなのか、今日は気づくと頭の中でこの曲が流れていました。沢田聖子のファーストアルバムに収録されていた曲です。ちゃんと挨拶できなかった夢の中の状況がこの曲のタイトルそのままだったので……