本日、見本出しです。(4月17日配本予定)
今日の配本(25/04/10)
風が吹けば桶屋が儲かると言うのとはちょっと違うのですけど……
先月くらいから広東語の売り上げが急進しています。あたしの勤務先で広東語と言えば『ニューエクスプレスプラス 広東語』くらいしかないのですが、これがよく売れているのです。
少し前に中公新書で『広東語の世界』が刊行され、これがよく売れているとのこと。同書とうちの「広東語」は同じ著者なので、その影響もあるのかなと思ったのですが、実はもっと大きな波が到来していたのです。
それがこちら。紀伊國屋書店新宿本店の芸術書・建築書売り場の一角で展開されていた「九龍城砦」コーナーです。九龍城ってご存じですか? あたしが学生のころはまだ香港にあったと思いますが、その後取り壊された建物です。
写真集や九龍城に関する本はいくつか出版されているので、それを集めてちょっとしたフェアになっています。そして、なぜいま九龍城なのかと言いますと、映画「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」が大ヒットしているからなのです。
どうしてこの映画がヒットしているのか、ネットを検索していただければ、熱く語っている人がたくさんいらっしゃいますので、それを読んでみてください。この映画のヒットを受けて広東語の学参が売れているのです。
振り返ってみますと、ビジネス目的がメインとはいえ、三国志やシルクロードの流行があって中国語学習者が増え、冬ソナ以来の韓流ブームに乗って韓国語の学習者が増えました。ここ数年では、BLドラマの影響でタイ語の学習書も売り上げが伸びています。そんな流れがあれば、ヒット映画の影響で広東語が伸びるというのも当然と言えば当然のことでしょう。
話は変わって、本日は各種情報番組でも取り上げられていますが、虎ノ門ヒルズの中の本屋、magma booksの開店日です。午後から訪問してきました。2フロアあって、下のフロアはテーマごとの棚になっていて、上のフロアは比較的オーソドックスな棚構成となっていました。しばらくは物珍しでやってくるお客も多いのでしょうが、一か月後、二か月後にどういう客層になっているのか、そしてどういうジャンルの本が売れているのか、とても興味があります。
そして、そもそも近隣にはジュンク堂書店のプレスセンター店、虎ノ門書房という本屋がありますが、やや距離があります。周辺人口に対する書店の少なさは、地方の「書店のない自治体」の比ではないのが東京の都心部です。このあたりのサラリーマンやOLは昼休みにちょっと立ち寄れる書店に飢えていたのではないでしょうか。
書店と言えば、少し前に立ち寄った町田の久美堂本店で、ちくま文庫のフェアが大きく展開していました。久美堂のフェアも始まって数年、しっかりと地元のお客様だけでなく出版社にも定着してきましたね。やはり、これだけ揃えて並べると壮観です。
もう終わりですね
今年はゆっくり、じっくり桜を愛でることもしていませんでしたが、これが最後のチャンスかなと思いつつ、近所の桜を撮っておきました。
ちょっと雲が多めで、青空が背景にならなかったのが至極残念ですが、満開の桜はきれいに撮れたのではないでしょうか。
それにしても、ニュースで話題になるソメイヨシノは江戸時代に生まれた品種ですから、秀吉や家康の時代はもちろん、日本の歴史上、ほとんどの時代の桜はソメイヨシノではなかったのですよね。それがいまや桜といえばソメイヨシノみたいに言われているのは、日本史好きな身からするとちょっと違和感を感じます。
われわれが上野公園や井の頭公園などで見ているような桜を、醍醐の花見や吉野の花見で秀吉が見ていたわけではないのですよね。そうすると、見ていたのはたぶん山桜だと思うのですが、ソメイヨシノよりももっとピンク色が濃かったのでしょうか。そんなことを考えながら、あたしは毎年ソメイヨシノを見上げています。
花なんて見なくても酒は飲める
今年は曜日の配列と天気に恵まれず、桜の花をしっかり愛でることはなくここまで来てしまいました。そういう年もありますよね。幸いにも、わが家の近所は桜の木がたくさん植わっているので、近所を歩くだけでもお花見が十二分に楽しめます。
なので、わざわざ桜の名所に出かけて行って、レジャーシートを広げ、飲み物や食べ物を持ち寄ってお花見をするなんて、まずやることはありません。上記のような環境に住んでいるので、さすがに自宅の窓から桜が見られることはありませんが、桜を楽しんでいます。
というわけで、花見には行かないのに花見酒だけは調達してきました。それが画像の二種類です。まず一本目は「白馬の騎士」というお酒。ラベルがとても面白いので買ってみました。
その名前から長野県白馬のお酒なのかと思ったのですが、違いました。山形のお酒なんですね。楯の川酒造のお酒です。
ここの日本酒はヨー子などいくつか飲んだことがありますが、ラベルや命名を見ていると、とても遊び心のある酒造メーカーのようです。
そしてもう一本は「あらごし もも」です。梅乃宿酒造のお酒です。「もも」とあるので、桃の産地の酒かと思いましたが、山梨などとは全く関係ない、奈良県のお酒でした。
でもウェブサイトを見ますと、この「あらごし」は「もも」の他にも「梅酒」「ゆず」「みかん」「りんご」「れもん」「ジンジャー」などなど、いくつもの種類を出していて、別にそのフルーツの産地だからということではないようです。とりあえず、あたしは桃が大好きなので、まずはこれを味わってみたいと思います。
またまた始まりました
人生で一番長く住んでいる街なのに、小平市のことをあまり知らないと書きましたが、そんなものがまだありました。
近所の横断歩道の地面に描かれていた標識です。この近くに小学校があるので、通学する小学生に多指定注意を促すための標識でしょう。それはよいのですが、問題は真ん中に描かれているキャラです。何のヒーロー戦隊なのでしょう。
そうです、これがあたしの知らなかったコダイラブランドの一つなのです。このキャラの名前は「地域宣伝隊コダレンジャー」だそうです。正直に言って、つい最近までこんなヒーローが小平市にいたなんて知りませんでした。
こういう戦隊ヒーローって5人で一チームだと思うのですが、コダレンジャーは三人だけのようです。一人一人にちゃんと名前もあります。この歳になるとちょっと笑っちゃいますが、小平市の子供たちにはよく知られたヒーローなのでしょうか。あたしには子供がいないので、そのあたりの認知度はまるでわかりません。
さて、コダレンジャーよりは世間にはるかに知られている乃木坂46のカップスターが、この春もまたスタートしました。早速買ってきました。
まずは井上和(五期生)と筒井あやめ(四期生)です。二人とも写真集が発売になりますね。写真集も愉しみですが、それに先んじてカップスターを買ってみました。
続いては川﨑桜(五期生)と遠藤さくら(四期生)の「さくらペア」です。あたしは基本は緩やかな箱推しですが、五期生の中ではさくたんは割と好きなメンバーです。なぎさつでさくたんを挟むというフォーメーションを今も期待しているくらいですから。
それはそうと、近所のスーパーで買ったカップスターですが、ウェブサイトを見ますとカップスターには醤油、味噌、旨塩、豚骨、海老天そば、きつねうどん、カレーうどんの七種類があるようです。でも近所のスーパーで売っていたのは醤油、味噌、旨塩の三種類しか置いてありませんでした。個人的にはカレーうどんなどの和風シリーズが食べてみたいのですが、売っていない以上買えません。他のスーパーへ探しに行ってみましょうかね。
オプションのスイーツ?
昨日のお散歩でコダイラブランドのスイーツを買ったことを書きました。とはいえ、サブレだけでは寂しいので、実はこんなものも一緒に買っておりました。
まずはコゲラサブレーを買った青柳で、この季節ということでやはりこれでしょう、という桜もち。ここでは道明寺が売っていたので、買ってみました。
こしあんとつぶあんがあり、うちの母はこしあん派なのでこしあんを選んだのですが、帰宅後に食べたところ、どう見てもこしあんでした。お店の方、取るときに間違えたのかも知れません。でも美味しい道明寺でした。
続いては、丸ポストサブレを買ったエトアールでカスタードシュークリームです。目移りするほどたくさんの美味しそうなケーキが並んでいました。どれもこれも食べてみたくなりましたが、まずはオーソドックスな商品を選びました。
シュークリームも生クリームとカスタードの二種類がありました。あたしは生クリーム派、母はカスタード派なので、今回はカスタードのシュークリームを二つ買ってみました。
シュークリームって、多くのケーキ屋さんだと白い紙や銀色のセロハンのようなものが敷かれていることが多いですが、ここではビニールに入っていました。そのビニールの表面には、ご覧のように猫の顔が描かれていました。ちなみに裏側にはシッポも描かれています。可愛らしいと思いきや、意外と猫の顔が意地悪そうで、あたしとしては好感が持てます。
次は生クリームのシュークリームにしましょうか、あるいは他にも美味しそうなケーキが綺羅星でしたので、そういったものをチョイスするのもよいかも知れませんね。あと、忘れてはいけないのは、丸ポストサブレは他のお店でも扱っている(作っている)ようなので、その食べ比べもしてみないと、と思っています。
小平と言えば小平市なのか、それとも鄧小平なのか
最近、コダイラブランドという小冊子を手に入れました。新聞に挟まれていたのか、ポストに入っていたのか、わが家に届いた経路はわかりませんが、少し前にわが家にやってきました。そこにはいろいろな小平市の名産品、特産物が紹介されていました。
実はあたし、人生において一番長く住んでいるのが、ここ小平市なのです。では、それなりに愛着を持っているのかと言えば、もちろんなくはないですが、それほど熱烈なものではありません。
あたしは生まれは豊島区の池袋で、すぐに同じく豊島区内の巣鴨(地蔵通りで有名!)に越し、更に小学校に入るタイミングで杉並区の高井戸に引っ越しました。そこに大学4年生の秋まで暮らしていたので、あたしの性格とか、人間性の基本的な部分を形作ったのは杉並なのです。小学校も中学校も高校も杉並区内、自宅から通える距離の学校です。愛着と言えば、やはり小平よりは杉並となります。
とは言いつつも、小平にだって愛着が湧かないわけではなく、こういう特産品の冊子を見ると食べてみたいと思ってしまうわけであります。スイーツを眺めていましたら、「コゲラサブレー」というものを発見しました。コゲラってどんな鳥かすぐにはイメージできませんが、小平市の鳥なのですね。知りませんでした。不明を恥じるばかりです。
一橋学園駅の近くの和菓子処・青柳で買えるようなので、天気のよい土曜の午前に散歩がてら買いに行って来ました。鎌倉の鳩サブレーとは違い、羽を広げた形のサブレーなのですね。じっくり味わいたいと思います。
そしてもう一つ、丸ポストサブレです。こちらは市内の何店舗かで販売しているようですが、お店によってレシピが異なるようです。味がどれだけ違うのかわかりませんが、コゲラサブレを買った足で、一橋学園駅からちょっと歩いたところにある洋菓子店エトアールに立ち寄って買ってきました。
小平市はこの丸ポストを市の名物にしようとしているらしく、あえていまどきのポストを設置せず、このタイプのポストを残していると、何年も前に知りました。わが家の近所にもこの丸ポストがあります。
丸ポストって大きな封筒は入らないし、そもそも都心の方にあるポストに比べはるかに容量が少ないはずです。まあ、昨今は手紙を出す人も少ないので、これくらいで十分な大きななのでしょう。丸ポストは小平市の名物だと辛うじて知っていましたし、コダイラブランドと言えばブルーベリーだというのも知識としては知っています。こんどはブルーベリーワインでも試してみましょうかね。
2025年3月のご案内
2025年3月に送信した注文書をご案内いたします。
今月もまず最初は「今月のおすすめ本」からです。そして春の定番、語学辞典のご案内も送信しました。また今年は創業110周年なので、そのフェアのご案内もお送りしました。
ついでドイツ総選挙で右派が躍進したことを受け、ポピュリズム関連の書籍をご案内しました。次に朝日書評以来、売れ行き絶好調の『陽だまりの昭和』のご案内。月の半ばには語学書のおすすめ本をご案内しました。
朝日新聞で紹介されたコミック「アンナ・コムネナ」に関連して取り上げられた『歴史学の慰め』をご紹介。4月にはヒトラーの自殺と第三帝国崩壊から80年ということでヒトラー関係の書籍をご案内しました。月末には『陽だまりの昭和』の勢いが衰えず4刷となりましたので、再びのご案内を送信しました。
B級スイーツと侮るなかれ
近所のセブンイレブンで見つけたスイーツです。とはいえ、セブンイレブンのオリジナル商品ではないようなので、他のスーパーなどでも売っていることがあるかもしれません。
それがこちらです。一見すると、イチゴが見当たらないショートケーキのようです。そしてイチゴの代わりにチーズケーキのようなものが乗っているように見えます。
そうです。改めてこうして見ると、確かにチーズケーキが乗っかったショートケーキのように見えます。でもこれはチーズケーキではありません。プリンなのです。
その正体はヤマザキの「濃厚プリンショートケーキ」です。検索すると、ここ数日アップされたとおぼしき記事が何件かヒットします。
あたしはプリンも好きですし、生クリームも大好きなので、これは黄金の組み合わせ、まさにゴールデンコンビでしょう。味も申し分ありません。
もちろんプリンだって、ショートケーキだって、もっと美味しいものは掃いて捨てるほどありますし、この商品だってもっとクオリティーを上げることができるでしょう。でもちょっとしたおやつとして、できるだけ低価格で提供するということを考えれば、こちらは十二分に合格点をあげられる商品だと思います。なにせ、二つ入りなのですから。