自己紹介

自己紹介と言っても大袈裟なものではありません。あしからず。まあ、男性と言うことに偽りはありません。ただし周りの人からは「感覚としてはおばさんに近い」と言われています。

大学時代には中国哲学を勉強していました。哲学だからといってそんなに難しいものではなく、高校の漢文をもうちょっと難しくしたようなもの、とお考えください。 えっ? 高校の漢文が既に難しいって? でも大学の授業だからと言って極端に難しくなるわけではありません。やはりひたすら漢字ばかりの文章を読んでました。

大学時代を振り返ってみますと、中国哲学とは言っても、文学も歴史も語学も、何でもやらなければならないので、それらをひっくるめて「中国学」と言った方がいいくらいでした。その中で人によっては文学に重点を置くとか、歴史に重点を置くとかしていたわけです。

でもって、ちょうど人形劇三国志やNHKのスペシャルなどの影響で、中国に対するロマンを抱いて入学してくる人が多かったですね。そういう人たちは高校の漢文の延長のような授業に付いていけず、たいていは途中で脱落します。

最近はそうではないようですが、それでも中国哲学科や中国文学科というのは原典講読を主とした地味な授業形態が多く、上記のようなイメージやロマンから興味を持った人には耐えられない部分があるようです。近頃はフィールドリサーチなどの「脱文献」的な授業も盛んになってきたと聞いておりますが。

と、ここまでで私が既に大学を出て数年経っている者だと言うことがばれてしまいましたね。このサイトをいろいろ見ていただいてもわかるように、現在は白水社という出版社で語学書の編集をやってます。ここはバブル真っ最中に大学院でお世話になった先生の推薦で紹介してもらいました。

語学書と言っても、多くの人はピンとこないでしょうね。主として英語以外の語学の大学教科書や一般向け参考書を作っています。教科書は大学での開講状況を反映して、中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、朝鮮語、スペイン語を作っていますが、参考書はもっと手広くいろいろな言語を扱っています。たぶん多言語出版としては大学書林と双璧ではないでしょうか。

というわけで、こういう面白くもない文章はこの辺でやめます。時々は書き直しをしていきたいと思いますが、大学時代の想い出を書いたエッセイ(?)は【こちら】に置いてあります。同じく大学時代の北京短期語学研修の想い出は【こちら】です。また最近の事柄については【RF Diary】をご覧ください。