なかなかの占有率?

本日の朝日新聞読書欄には、予告どおり、あたしの勤務先の書籍が掲載されていました。ありがたいことです。

そんなわけで楽しみに、ちょっとわくわくで紙面を開いたのですが、ちょっと驚いてしまいました。

ご覧のように、みすず書房、春秋社と並んで、人文会仲間である両社の書籍も載っていたからです。なおかつ、あたしの勤務先の書籍が載っている位置のシンメには吉川弘文館という、これまた人文会仲間の書籍が掲載されています。この掲載率、紙面の占有率、なかなかのものではないでしょうか?

さて、あたしの勤務先の書籍はこちら、『メアリ・シェリー』です。お陰様で、既によく売れている商品ですが、これで更に売り上げが伸びるのではないかと期待しております。

ところで、メアリ・シェリーってご存じですか。朝日新聞の読書欄を読んでいる方であれば知っている人も多いとは思いますが、一般の方ではどのくらいの認知率になるのでしょう。たぶん街でインタビューをしたら、『フランケンシュタイン』はほぼ100パーセントの人が知っていると思います、読んだことがあるかは別として。でも、その作者名を言える人がどのくらいいるか、あたしはかなり低いのではないかと思っています。

実はあたしも、知りませんでした。いえ、女性が原作者だということは知っていたのですが、その時に名前まで覚えるほどには関心を持っていませんでした。情けないことです。たぶん多くの人にとって「フランケンシュタイン」って小説ではなく、映画が思い浮かぶのではないでしょうか。海外ではどうなのでしょうね。

あと、フランケンシュタインというと、あの怪物を思い出す人も多いと思いますが、フランケンシュタインというのはあの怪物を作り出した博士の名前ですよね。そんな思い違いもフランケンシュタインのあるあるだと思います。