横浜の紀伊國屋書店で、文芸担当の方にこんな小冊子をいただきました。タイトルは『ダリタリア・リブリ』とあります。
イタリア語はサッパリなあたしには、タイトルの意味はわかりかねますが、そのタイトルの上には「イタリアの本と読者を結ぶフリーペーパー」とあります。タイトルをネットで翻訳させると「イタリアの本から」と和訳されました。一つ勉強になりました。
この冊子を作っているのは、イタリア文学翻訳者有志の会だそうです。たぶん記念すべき冊子の第一号だと思いますが、22の邦訳作品と三つの未邦訳作品が紹介されています。その中には、あたしの勤務先の『まっぷたつの子爵』もありました。
とはいえ、この冊子を手に取って感じたのは、「最近、あたしの勤務先、あまりイタリア文学の邦訳を出していないなあ」ということです。世界各地の文学を満遍なく、バランスよく刊行するのはたいへんなことですね。