いよいよ今年の仕事もあと一週間というところまで来ました。そんな穏やかな日曜の朝刊に、どうみてもあたしのこととしか思えないような記事が載っていました。それが一枚目の画像です。
「子いない独居高齢男性」「孤独死の懸念も」といった見出しが躍っていますが、これってまるっきりあたしのことです。2050年の時点であたしがまだ生きているのか、それとも既に物故しているのか、それはわかりませんが、生きているとしたらほぼ間違いなく独居老人となっているでしょう。
それって、自分が選んだ人生ですから、後悔するかも知れませんが、もう諦めて受け入れる心の準備はできているつもりです。妹のところの姪っ子や甥っ子が、どれくらいあたしのことを心配してくれているのか、すべてはそれにかかっています。いまのうちに、出来るだけよくしてやらないとなりませんね(笑)。
さて、数日前に新潮文庫の『私にふさわしいホテル』と、白水Uブックスの『山の上ホテル物語』を併売してい欲しいと書きましたが、正直なところ難しいのではないかと思っています。やはり新潮文庫は書店でもしっかり専用のスペース、棚があって、新潮文庫がズラリと並んでいて、そこに白水Uブックスを紛れ込ませるスペースはありません。可能性があるとしたら、映画化書籍コーナーに二点並んで置かれることくらいでしょうか。
それに比べると、二枚目の写真の二点は間違いなく書店で並んで置かれていることでしょう。どちらも単行本ですから文芸書の海外文学のコーナーに並んでいるはずです。あるいは文芸評論などの「本に関する本」のコーナーでしょうか。
どちらにせよ、この二点は紛れもなく正編と続編の間柄ですし、四六判の単行本ですからスペース的にも並べやすい二点でしょう。新発売の「2」はドサッと積んでいる書店が多いと思います。「1」の方は散々売れた本なので、いまさらドサッと積むほどではないかもしれません。でも「2」の隣に一冊くらいは並んであったら嬉しいなあと思います。