INGÉNUEと書いてアンジェーヌと読みます

あああ先日に続いて、CD化されたのに所蔵していなかった沢田聖子のCDを購入しました。それがこちら「アンジェーヌ」です。いや「INGÉNUE」と表記するのが正式なタイトルだったかしら。

それはともかく、かつて購入したレコードと比べると、現在のCDというのは本当に小さいですね。まさにコンパクトです。並べてみると、こんなに大きさが違います。これだけ違うと収納スペースも変わってくるのが当たり前ですね。

ところで、レコードというものを見たことがない人も昨今では多いのかも知れませんが、DJが流行っているのでこちらが思っている以上に馴染みがあるのかもしれません。

ただ、DJの人が扱うレコードは盤面が黒いと思います。しかし、あたしもこのアルバムを買ってレコードを取り出したときに衝撃を受けたのですが、このアルバムは盤面が青くて、なおかつ透明、向こう側が透けて見えるのです。

そもそもが6曲しか収録されていない、ミニアルバムだったので、付加価値を付けるためにこんな盤面にしたのでしょうか。特にカバーと盤面のイラストがこれまでの沢田聖子っぽくなくて、世間的な人気を意識していたのではないかと思います。

さて、かつてのレコードをご覧になったことがある方は意外と多いのではないかと書きましたが、ではこのアルバム、A面とB面があることはご存じでしょうか。つまり表と裏、両方に楽曲が刻まれていたのです。よく見ると二枚目の写真のアナログ盤の盤面に「2」と書いてあるのにお気づきでしょうか。

A面の方が1、B面が2というわけです。まずはA面ですが、ミニアルバムなので3曲が収録されています。こんな風に盤面に曲目が書かれているのは、現在のCDでも同じだと思います。

そして裏返したB面、2の方にも曲目が書かれています。この当時のアルバムは、A面をポップな曲、B面をロックな曲という具合に雰囲気をガラリと変えているものもありました。そんな風に両面で違うドラマを見せてくれたものです。

あるいはシングルカットされた楽曲はA面の一曲目として、A面の最後とかB面の最初の曲は、アルバムの中でも力の入った良曲が置かれていることも多かったです。

またこの「アンジェーヌ」は同じですが、A面とB面の盤面のデザインが異なっているものもありました。そういう楽しみもかつてのアルバムにはあったものです。懐かしいものです。