既視感だらけ?

乃木坂46の次のシングル発売が発表されました。いつもであれば、発売日でだけが決まっていて、たぶん秋元康の詞が出来上がってこないから「タイトル未定」となるところですが、今回は「歩道橋」というタイトルが発表されています。これは最近ではなかったことではないでしょうか。

そして「歩道橋」と聞くと、もう反射的に台湾作品の大ヒット作、『歩道橋の魔術師』を思い出してしまいます。《エクス・リブリス》所収の呉明益作品で、現在は河出文庫で刊行されています。

恐らく、秋元康はこの作品のことなどまるっきり知らないと思いますので、『歩道橋の魔術師』の作品世界とはまるで異なる新曲になるのでしょう。まあ、この作品に寄せたアイドルソングって想像しづらいので、当然ですが、全く関係ないものとして待つことにしましょう(笑)。

ところで、ニューシングル発売を知らせる公式YouTubeのサムネですが、これもなんか、どこかで見た記憶があるのです。もちろん乃木坂46関連のものではありません。考えていたら思い出しました。

あたしの勤務先から刊行した『毒最初の料理人』のカバーです。それこそ、乃木坂46どころか、アイドルとは全く関係ない書籍の装丁が、なんとなく似ているなあと感じられるのです。

乃木坂46の新曲のサムネを見たときに、どこかで見た覚えがあると思ったのは、職場で散々目にしたこの本だったのです。いかがでしょう。似ていると言えば似ているし、似てないと言われれば似ていない、でも色使いはよく似ていますよね。ただ、それだけのことなのですが、連想が働いてしまいました。

さて、こんどの新曲、選抜メンバーは誰が選ばれるのでしょうか。そして選抜メンバーの人数は何人になるのでしょう。アンダーとのバランスを考えても、また歌番組に出たときの視認性を考えても、選抜は16名程度に絞った方がよいと思うのですよね、あたしは。