一日空いてしまいました

昨日、Facebookには書いたのですが、重陽の節句である9月9日は亡き父の命日でした。このことは毎年のように、このダイアリーに書いています。さらに祖母(父の母)の命日は9月9日だということも何度も書いていたと思います。

なので、またかよ、という感想をお持ちの方も多いと思いますが、今年は曜日の配列が父が亡くなったときと同じなのです。なので、例年以上に当時のことを思い出してしまいます。とはいえ、父の死から28年ですから、曜日配列が同じ9月9日だってこれまでに何度もあったはずですが……

さて、28年前の9月9日、月曜日ですから週初めで、あたしはいつものように出社しました。当時も今ほどではないですが、早めに出社していました。まだ同僚や先輩が出社してきていない勤務先で仕事をしていると母から電話がかかってきました。曰く、父が入院している病院から電話があり、危篤状態なのですぐ来てください、とのこと。

母が取るものも取りあえず、あたしに電話をするとすぐに病院へ向かい、あたしもその時点で出社していた同僚に訳を言ってすぐに早退しました。父が入院している病院は自宅からですと不便な場所にあり、電車もなければバスもなく、母はタクシーで向かったそうです。あたしは自宅に帰って自家用車で向かいました。そして、その日は大雨が降っていました。

月曜日に亡くなったわけですから、さすがにその日に通夜はないです。確か死亡から24時間以上は置かないと仮葬できなかったはずですし。で、普通に考えたら火曜の晩に通夜、水曜日に告別式となるところですが、わが家の菩提寺の坊さんの都合がつかず、一日延びて水曜日に通夜、木曜日に告別式という日程になりました。

勤務先に報告がてら連絡し、その週は金曜まで忌引きということにしましたが、上司から「仕事の方は心配しないで、しっかり休んでいいからね」と言われると、忌引き明けに自分の席がなくなっているのではないか、という不安が頭の片隅をよぎりました(笑)。ただ一日余裕ができたため、親戚などに連絡するのも慌てずにすみました。そして諸々終わった後の金曜日には銀行や役所などに手続きをしに行きましたが、結局一日で終わるはずもなく、翌週も何日か会社を休んだりして、父の葬儀に関わることをこなしたのです。

ただその年はそれでは終わらず、9月20日には母方の祖母が亡くなりまして、そちらの通夜、葬儀などが続いたので、この年は何度も喪服を着た秋冬になりました。