続編が出ていたのですね

朝日新聞に時々「GLOBE」という別刷りが挟まれていることがあります。今日の朝日新聞にそれが挟まっていました。

GLOBE全体の特集はひとまずおくとして、あたしが密かに楽しみにしている記事に世界のベストセラーのランキングがありまして、今朝は「英国のベストセラー」でした。紹介しているのは、あたしの勤務先でいくつもの翻訳を刊行している園部哲さんです。

その英国のランキングの第三位に『Long Island』という作品がリンクインしています。記事に載っている画像も同書のものですね。

コルム・トビーン『ブルックリン』の続編。25年後のアイリーシュに訪れた危機。

という簡単な紹介文が付いています。この『ブルックリン』は、あたしの勤務先から刊行した小説です。現在は品切れになっているのですが、映画化もされた作品で、チャンスがあれば復刊したいなあと個人的に思っている作品の一つです。

『ブルックリン』はウェブサイトにも「1950年代前半、アイルランドの田舎から大都会ブルックリンへ移民した少女の感動と成長の物語」とあるように、都会へ出て来た少女の成長物語です。春先に「新生活フェア」などを企画した書店員さんから、是非とも本書を復刊してほしいとリクエストされたこともある一冊です。確かに、新しい生活をスタートする春に読みたくなる本です。

ちなみに、この続編、日本では翻訳出版の話は進んでいるのでしょうか。新潮クレストブックスあたりで出版されそうな気はしますが、どうなのでしょう。あたしの勤務先、編集部は既に動いているのかしら?