ガンバレ、犬!

このところ猫の話題ばかりになっていますが、あたしは紛れもない犬派です。自宅で飼うとしたら、猫という選択肢はありません。絶対に犬です。

しかし、世の中は猫の方が優勢な昨今、今日の朝日新聞読書欄にも猫をタイトルとする本が二点も紹介されていました。かつて犬でこのようなことはあったでしょうか。犬派としては悔しい限りです。

特に『その猫の名前は長い』の場合、短篇集で、必ずしも猫に関する短篇を集めたものではありません。収録作品の一つが「その猫の名前は長い」なのです。原書がどうであったかはわかりませんが、いくつかある短篇の中で、猫がタイトルになっているものをチョイスしたり、カバーまで猫をあしらっているのは、日本で出版する場合、猫を出しておけば売上もアップするという下心があったのかもしれません。商売としては当然のことです。

つまり、それほど猫が人気だということなのでしょう。とはいえ、これが犬でも、それなりの人気は勝ち得たと思いますが、犬と猫を比べると現状では猫に軍配が上がりそうです。犬派としては寂しい限りです。