危うかったです!

昨日の梅屋敷ブックフェスタは、さすがに翻訳者本人が売り子をしているということで、ちょっと目を離した隙に卓上の本が売り切れていることがありました。

チベット文学、星泉さんのブースで、座談会でもタイトルが登場していた『路上の陽光』を買おうかなと思っていたのですが、気が付いたらなくなっていました。

それならと、装丁に目を惹かれた『チベット幻想奇譚』を買うか、と思い直したのですが、これもいつの間にか売れてしまっていました。

チベット文学、少し前には岩波文庫で『ダライ・ラマ六世恋愛詩集』が出ていましたので、じわじわと日本での紹介も増えているようです。都会化と漢化と、岐路に立っているチベット、このまま進んで行ったときにチベット語で創作する人がどのくらい残るのか、多少の不安は感じます。

さて、消去法というわけではありませんが、結局購入したのは『白い鶴よ、翼を貸しておくれ』でした。

そして自宅に戻って書棚に並べたときに気付きました。なんと『路上の陽光』と『チベット幻想奇譚』、どちらも自宅の書架に並んでいたのです。会場で買っていたらダブってしまうところでした。やはり、性格上、気になった本は買っておく習性が身についてしまっているのでしょう。