あたしが学生時代に中国思想や中国史を学んでいたことは、このダイアリーを読んでくださっている方であればご存じかと思います。もう学問を離れてかなりの年月が経ちましたので、学んでいましたと言うこともおこがましいくらいですが、それでも中国関係の本は買ってしまいますし、読んでいます。
そんな大学時代の先輩が本を出されたので、早速購入しました。それが写真の左側、吉川弘文館の『中国の信仰世界と道教』です。学生時代も道教とか、そのあたりを専門にしていたのを覚えています。
かつて平凡社新書で『中国の神さま』を出して以来、中国の宗教、特に道教を中心に研究をされていて、ブレずにその道を究めていらっしゃるのだなあと、改めて頭が下がります。
中国は儒教社会と言われますが、それは知識人社会の話であって、庶民レベルでは道教だという話も学生時代に聞かせてもらいました。とにかくパワフルで、エネルギッシュな、そしてとんでもなくデキる先輩だったというのが、あたしの印象です。