母が重い?

昨日は母の日。テレビでも盛んに取り上げていました。花卉業界がカーネーションを売りつけるために、意図的に仕掛けているのではないかという気もします。バレンタインデーのチョコと同じ構図です。

それはさておき、昨日の朝日新聞に「母の日がつらい私」という記事が載っていました。

12日の母の日に「モヤモヤ」や憂鬱(ゆううつ)を抱える人がいる。母親との関係に悩みを抱え、「感謝するのが当たり前」という空気に、戸惑いを覚えたり、取り残された気分になったり。そんな気持ちを共有するイベントも企画されている。

という書き出しで始まっているこの記事、あたしは幸いにも母に苦しめられるような人生ではなかったので、母の日がつらいという経験はありませんが、こういう気持ちはわかります。

これって、母だけでなく、父に対して似たような思いを抱いている人も多いのでしょうね。ただマスコミの取り上げ方を見ると、父の日は母の日ほど報じられていないので、父にわだかまりのある人のストレスはそこまでではないのかもしれません。

それにしても、母の日って何かしないといけないのでしょうか? わが家の場合、母は4月が誕生日、父は6月が誕生日なので、どちらも誕生日に何かすることはあっても、母の日も父の日もほぼ無視でした。

それにあたしが子供のころって、いまほどは母の日や父の日を報じていなかったと思います。もちろんカーネーションを買うという習慣(誰が仕掛けたのか?)は子供のころにもありましたけど、皆が皆買いに奔るようなことはなかったと記憶しています。

むしろ、あたしが子供のころはお母さんがいない子(お父さんがいない子)も、少数ですがクラスにはいたので、そういう子に気を遣うという空気があったと記憶しています。あるいは親の再婚によって、素直に感謝を伝えられない家庭だってあったと思います。

考えだすと、きりがないですね。