たぶん一番よい参考文献です

NHKの番組「世界の哲学者に人生相談」で次回取り上げられるのは、アダム・スミスだそうです。

アダム・スミスと言えば『国富論』でしょうか? あるいは『道徳感情論』でしょうか? いずれにせよ、テレビ番組を見たからといって、いきなり原典に挑むのはちょっとハードルが高いものです。となると、手頃な参考文献はないだろうかということになります。

そこでお勧めなのが『アダム・スミスとその時代』です。スミス研究の世界的権威による著作の邦訳で、刊行当時には読売・朝日・毎日・日経という4大紙に書評が載るという快挙を成し遂げた一冊です。単行本だとちょっと重いんだけど、という方もいらっしゃるかと思いますが、こういう番組を見ている方であれば、このくらいの書籍は苦にならないはず。まだ未見の方、この機会に是非どうぞ!