角川ソフィア文庫から『漢文の語法』が刊行されました。
漢文と聞いたら職業柄(?)放ってはおけません。買ってしまいました。ただ、このタイトル、聞いたことがありますし見覚えがあります。
というわけで、自宅の書架を探してみたら見つかりました、親本が。もちろん角川書店の刊行物です。あたしが架蔵していたのは初版ではなく、昭和63年の再版でしたが、紛れもなく親本です。写真の右側の本がそれです。
ところで、現在も受験参考としての漢文の学参は刊行されていると思いますが、あたしが学生のころは、このように一見すると受験参考書ではなく、漢文を愛好する人、学ぶ人のための漢文語法、漢文訓読を扱った書籍が少なからず発売されていました。まだまだ古典に力があった時代だったのでしょうか?