臨済宗

写真の右は、月末に刊行になる『禅と浪漫の哲学者・前田利鎌』ですが、前田利鎌ってご存じですか?

タイトルから人の名前だということはわかると思いますが、では「前田」はよいとして「利鎌」ってどう読むのだろうと頭を抱えてしまった方がほとんどではないでしょうか?

たぶん日本史における知名度は極めて低いと思われますし、そんなわけですから、いつの時代の人物なのか、どういうことをした人なのかもわからない人ばかりでしょう。

そこに、本書が出版される意義があるわけです。

ちなみに、前田利鎌の名前は知らなくとも、本好きの方であれば岩波文庫に『臨済・荘子』という一冊があるのを記憶されている方はいらっしゃるのではないでしょうか? 同書の著者が前田利鎌です。あたしも、中国好きなので「荘子」というタイトルに惹かれて購入していました。

ちなみに、臨済宗はわが家の菩提寺の宗派です。臨済宗の南禅寺派です。とはいえ、父方の田舎は千葉なので日蓮宗、母方の田舎は新潟で浄土真宗でして、父方の祖父が東京へ出て来てから建てたお墓が臨済宗南禅寺派の寺だったというだけのことですが……