今日の朝日新聞夕刊です。大きく光州事件について書かれています。
ところで、光州事件ってご存じでしょうか? 偉そうに書いていますけど、あたしもよく知りません。韓国で起きた事件だということは知っています。民主化運動だったのだと思うのですが、事件の背景だとか、どういう経過をたどったのか、詳しいことは知りません。そもそも、何年の何月に起きた事件なのかすら、すぐには言えません。情けないです。
お隣、韓国の歴史ですが、あまりにも知らないことだらけです。学生時代に中国史を学んでいたので中国史で起きたことはそれなりに知っていますが、中国よりも距離的には日本に近い韓国のことは情けないほど知らないことだらけです。
さて、そんな光州事件が韓国の人にどういう影響を与えているのか、そんなことがよくわかる作品が『もう死んでいる十二人の女たちと』に収録されています。ルポルタージュや専門書で光州事件に関する知識を得るのもよいですが、文芸作品を通じて知るのもよいと思います。人によっては、文芸作品からの方が理解が進むこともあるでしょう。