桜は散り際が美しいものですが……

情報番組を見ていると各地からソメイヨシノ満開の便りが届きますが、東京はそろそろ終わり、どんどん散っています。花びらが散って葉っぱが目立つようになってきています。

桜は、今が盛りと咲いている時よりも、散り際の方がはるかに美しいというのは、少なからぬ人が同意してくださるのではないかと思います。盛りの時期が短くて、儚く散ってしまうところに日本人の、特に江戸時代の武士の美意識が表われているのでしょう。

もちろん、あたしも桜が咲いている時よりも散り際の方が美しいと感じますし、そんな桜が大好きです。でも東京のようにアスファルトばかりの土地ですと、そうも言ってられません。

画像は近所の横断歩道の写真です。白いラインにひび割れが入っているのは経年劣化ですが、落ちた花びらがラインの部分にシミのようにくっついているのは、ちょっと見苦しく感じますし、あまり好きではありません。まためしべが落ちて塊になっているのも、アスファルトの上ですとあまり見栄えがよいものだとは思えません。

これが土の地面であれば、こんなこともないのでしょうし、川沿いの桜であれば花筏がきれいに流れて、それはそれで見事なものですね。