今日は国際女性デーだそうです。なので、朝日新聞もちょっと紙面がいつもと違いました。一面のタイトル下には次のように書いてあります。
3月8日は、女性の地位向上を目指して国連が定めた「国際女性デー」です。誰もが尊重され、多様性のある社会が実現することを願って、朝日新聞は私たちの足元に溶け込むジェンダーに目を凝らすThinkGenderの記事を特集します。題字はこの日のシンボル、ミモザの花をあしらった特別デザインです。
というわけで、あちらこちらに黄色花があしらわれているのですね。
それにしても、このタイトル、題字の部分を見てすぐに「あっ、ミモザだ」とわかる人はどれくらいいるのでしょう。あたしなどはタンポポか何かしら、くらいに思っていたので、お恥ずかしい限りです。
ところで、ミモザと聞くと沢田聖子の楽曲「ミモザの下で」を思い出します。切なく淡い恋を歌った曲で、中学や高校の頃によく聞いていたものです。
あたしにとってミモザと言えばこの曲しかありません。ただ、その当時もミモザってどんな花なのか知りませんでした。いまならすぐにスマホやパソコンで検索できますし、そうすれば花の画像もすぐに現われることでしょう。しかし、あたしが中高生の頃はそんな便利な機器はまだ一般には普及していませんでしたから、図書館で植物図鑑を調べるしか方法はありませんでした。あたしもそこまで熱心ではなかったので、結局調べずじまいでしたが……(汗)
さて朝日新聞はミモザの花にあやかって黄色をあちこちに配していますが、本日の読書欄に掲載された『陽だまりの昭和』もカラー写真で紹介されていればよかったのにと思います。なぜなら同書のカバーが黄色だからです。
別にミモザを意識したわけではありませんが、図らずも黄色のカバーが本日の朝日新聞とマッチしてしまったわけです。掲載写真はモノクロなので、実際にはどんな色のカバーなのか、是非とも本屋さんで実物を見ていただきたいところです。
それにしても、国際女性デーだというのに、朝日新聞の紙面ではトランプ米大統領による多様性否定の記事が踊っています。「逆差別だという」意見もそこだけを切り取れば納得する面もありますが、まだまだ女性の立場は弱いのが現実です。本当の意味で「女性優遇は差別だ」と言えるような世の中になるのは何年後のことでしょう。