生産終了なんですね

かつて一世を風靡したMDの生産が昨日で終了になったと、ニュースが伝えていました。街でのインタビュー映像も流れていましたが、若い人は「これ、何ですか?」とまるでわかっていない様子の一方、ある程度の年齢の方は「懐かしいなあ」と答えていたのが印象的でした。

もちろんあたしは後者に属します。その証拠に、わが家にはご覧のようにMDが残っているからです。これらのMDの中身は所持している音楽CDをダビングしたものばかりです。

どうしてそんなにダビングをしたのかと言いますが、かつてのマイカーはカーステレオがMDだったのです。そのため持っているCDをクルマの中では聞くことができず、やむを得ずMDにダビングし、それをクルマの中に置いていたのです。現在のクルマはCD、DVD対応なので、CDをそのまま聞くことができますが、逆にMDは使えません。時代の流れですね。

ところで、ニュースではMOを取り上げていましたが、絶妙に似ているこちらの製品はあ、いま現在どうなっているのでしょう。わかりますでしょうか。MOです。こちらもかつてPCの保存媒体として一世を風靡し、特にデザイナーやクリエイターはMOに保存して納品するというのがスタンダードでした。

当然、PCによっては最初からMOの読み取り装置が付いているのもありましたが、たいていの人は外付けのMDドライブを買っていたものです。1MBちょっとした容量がなかったFDに対し、いきなり680MBの容量を持ったMOの登場は革命的な衝撃でした。この感覚、共有できる人はそれなりの年齢の方ばかりでしょうね。

あああそしていま話題に上ったFDもこんなに残っているのです。FDくらいしか保存媒体がなかった当時は、20枚、50枚という単位で売られていてのです。あたしも買っておいたものの半分も使わないうちにFDの時代は過ぎ去ってしまったのです。たぶん、このFDは二度と日の目を見ることもなく、何かのタイミングで処分されるのでしょう。

このFDは未使用ですからよいですが、FDにしてもMOにしてもデータが保存されているものが何十枚もあります。これらを読み出す機器がほぼ売られていない状況では、持っていてもどうしようもないわけですよね。それらも、そのうち処分することになるでしょう。

ちなみに、MDもMOも「エムディー」「エムオー」と読んでいて、何の略称なのかよくわかりません。確か「MD」は「ミニディスク」だったはずですが、「MO」は何でしょう。逆に「FD」は「エフディー」と呼んでいる人は皆無で「フロッピー」と呼ぶことが多かったです。「フロッピーディスク」の略ですが、ディスクは省略して、ほぼ全員が「フロッピー」と呼んでいましたね。懐かしい時代です。

2025年2月のご案内

2025年2月に送信した注文書をご案内いたします。

   

今月も最初は「今月のおすすめ本」です。次はベストセラー「フラ語シリーズ」の新刊が先月刊行されたので、あらためてシリーズ全点のご案内をしました。そしてもう一つ語学書。しばらく品切れていた「比較で読みとくスラヴ語のしくみ」が刊行早々に重版となりましたので、ご案内しました。また「インド外交の流儀」もしばらく品切れでしたが、「インド外交の新たな戦略」という新刊がもうじき刊行されるので、この機会に復活しました。

   

続いては新刊「陽だまりの昭和」が順調でこちらも刊行即重版となりました。月の半ばには、いつもの「今月のおすすめ本[語学書篇]」のご案内です。そして2月の後半にはロングセラー商品の重版が二点続きました。「歌詞のサウンドテクスチャー」と「わからない」です。