次は金沢?

京都、奈良と母を連れて行き、次に行きたい、行ってみたいと母が言っているのは北陸の古都・金沢です。あたしは仕事で何回か行ったことがありますが、母は行ったことがないようなので、一度は行ってみたいと言っています。

そんな金沢は美味しいものがたくさんあります。小京都と呼ばれているだけあって、食だけでなく工芸品でも素敵なものがたくさんある町です。

そんな金沢であたしがお土産にしばしば買うのがこちら、森八の落雁、長生殿です。森八と言えば長生殿だと思っていますが、落雁なので好き嫌いがあるかもしれませんね。やはりお茶の時にいただく和菓子でしょう。

あたしは、抹茶を飲まずとも長生殿をいただきます。なかなか自宅でお茶を点てることはありませんので、日本茶でいただくのです。

あと、長生殿と聞くとどうしても白楽天を思い出してしまいます。やはりあたしは中国古典を学んでいたからなのでしょう。そんなところも、このお菓子に親近感を持つ理由かも知れません。

その森八ですが、金沢へ落雁を買いに行ったわけではありません。実はあたしの勤務先の近所に東京の店舗があるのです。数年前にオープンしたそうです。今回、営業回りに出る前に初めて寄ってみました。

そうしたら、季節のお菓子として桜もちが売っていました。この季節の和菓子と言ったら桜もちだと思いますので、これも思わず買ってしまいました。

桜もちってどこのお店のものを食べても、基本的には同じような感じですが、かたち、食感、味わい、実はお店によってずいぶんと異なるものです。森八の桜もちは写真のような感じの見た目です。

とても上品で、甘さもちょうどよく、いただきました。桜もちって葉っぱが苦手という人もいますが、この桜もちはとても食べやすかったです。

また別の菓子匠へ行く機会がありましたら、そこの桜もちを買って食べてみたいと思います。そして、母を連れて金沢へ行くのはいつのことになるのやら。