あたしは若いのが好きです!

今日から仕事が始まりました。令和六年、2025年の出版界はどうなるのでしょう。この不景気はまだまだ続くのでしょうか。

それはともかく、今回のタイトルはちょっと間違えたかなあ、と思います。「若いのが好き」と言っても「若い女の子が好き」と言いたいわけではありません。いや、もちろん若い女の子は大好きですが、そういう意味のタイトルではありません。

「若い」ではなく「青い」と書いた方がよかったのでしょうか。どういうことかと言いますと、写真のように、バナナは根元がまだ青いのが好きなのです。

人によっては黒い斑点、スイートスポットでしたっけ、あれが多いバナナが好きという人が多いのだと思いますが、あたしは斑点がほとんど出ていない、青臭いバナナが好きなのです。熟れすぎたバナナはちょっと苦手です。

それにしても、バナナって旬はいつなのでしょうね。そもそもが日本にもともと自生していたフルーツではありませんから、旬に拘っても仕方ないのかも知れませんが、たまに気になることがあります。

そして帰りがけに寄った和菓子屋で、ご覧のように桜もちと草もちを買いました。桜もちなんてまだまだ先でしょと思いますが、年が明ければ春、新春ですから桜もちが登場してもおかしくないのでしょう。

逆に、桜の季節が過ぎるとあっという間に桜もちは退場して、柏餅に取って代わられますね。こんなところは、和菓子もフルーツと同じだと感じますが、和菓子の場合は旬とは言わず、季節感と呼ぶ方が多いですかね。

始まりましたね!

昨年に引き続き、今年も大河ドラマは日曜昼に放送されるBS4Kで視聴しました。昨年の平安時代から今年は江戸時代、どちらもその時代の半ば、やや後半に入りつつある時期が舞台ですね。これまでであればドラマの舞台にならなそうな時代をあえて取り上げるなんて、とても嬉しいことです。

それにしても大河ドラマも新番組ということになるわけですが、新年早々、今日から放送スタートというのは早いですね。民放の新番組は昨年から盛んにCMが流れ、年始の特番でも番宣よろしく多くの出演俳優がバラエティに出ているのに、肝心の放送スタートはほとんどが今月半ば以降、ほとんど月末に近くなってからスタートするものもあります。あれだけCMを流すのであれば、くだらない特番を放送なんかせず、さっさとドラマもスタートすればよいのではないかと思います。

話は全然変わりますが、近所のスーパーでほろよいの冬季限定デザインの缶を見つけたので買ってみました。冬季限定デザインはよいとして、そのフレーバーがなんで桃なのでしょう。季節感がまるで感じられません。せめてイチゴのフレーバーはなかったのでしょうか。

あああ話は戻って大河ドラマ、蔦重です。蔦屋重三郎については大河ドラマで取り上げられるよりもはるか以前から興味は持っていました。あたしのような門外漢にとって手軽な本がなかなかなかったのですが、昨年の秋ごろから陸続と出版されるようになりましたね。

そんな中から買ってみたのが左の二冊です。改めて、蔦屋重三郎って田沼時代だったか、と思い出しました。既に経済も文化も上方ではなく江戸に移った時代の人ですよね。なにせ舞台が吉原ですから。大河ドラマでもこれからどんな同時代人物が登場するのでしょうか、非常に楽しみです。

大河以前に興味を持っていたと書きましたが、サントリー美術館で蔦屋重三郎の展覧会が行なわれたことがあり、その時の図録が右の写真です。展覧会のタイトルは「歌麿・写楽の仕掛け人 その名は蔦屋重三郎」で、蔦屋重三郎よりも歌麿、写楽という名前に引かれて見に行ったのだと思います。

これが2010年秋の展覧会ですから、もう四半世紀前になるのですね。江戸の出版文化や出版事情などにも目配りした展覧会でした。当時既に100万都市の江戸でこれほどの出版文化が興っていたとは非常に驚きました。

四半世紀経って、またこういう展覧会は開かれないのでしょうか。当時よりも研究は進んでいると思いますし、展示すべき文物も増えているのではないかと思いますので。そう言えば、蔦重のころの江戸の書肆に須原屋があります。現在の蔦屋書店は蔦屋重三郎とは無関係のようですが、須原屋は今も埼玉県で営業を続けています。大河ドラマの中にも須原屋が出てくるみたいなので、これも非常に楽しみです。

なぜ、いまごろ?

朝日新聞の社会面というか、東京ローカル面にこんな記事が載っていました。こういうイベントは知りませんでしたが、ブランドデザインコンテストというのがあるのですね。

この記事に注目したのは、あたしがブランドデザインに興味があるからではなく、この記事の最後に乃木坂46のメンバーがゲストとして登場した、と書いてあったからです。だったら朝日新聞も乃木坂46メンバーの写真を載せればよいものを、そうしないところにこれが真面目なイベントなのだということがわかります。

そして、乃木坂46が登場した模様は昨年の暮れにYouTubeの乃木坂配信中で配信されていたのです。登場したメンバーは五期生の池田瑛紗、井上和、菅原咲月、中西アルノの四名。バランスの取れたよいメンバーだと思いますが、三期生と四期生を加えず、五期生だけに任せるところが運営側の期待の表われだと思います。あるいは学生との年齢差を考えると三期生や四期生では歳が上すぎるという判断だったのでしょうか。

実際に乃木坂46が行なったプレゼンの様子は乃木坂配信中を見ていただくとして、このコンテスト、かつて先輩メンバーも参加したことがあったそうです。なんとなく薄ぼんやりとした記憶があるような、ないような、あたしも曖昧です。

乃木坂46公式サイトを確認してみますと、2016年に参加しているのですね。参加したのは一期生の秋元真夏、生田絵梨花、松村沙友理、若月佑美と二期生の伊藤かりんの五名ですね。こちらもバランスのよいメンバー構成だと思います。映像が残っているのか否かわかりませんが、あれば見てみたいですね。今から見ると、とても懐かしいメンバーです。

前回から8年が経過し、このコンテストはその間も開かれていたと思いますが、どうしてまた乃木坂46を参加させようと思ったのでしょうかね。乃木坂46側なのか、博報堂の側なのか。そして8年も間が空くと三期生、四期生は誰も関わらずに流れていきそうですね。

それよりもあたしの一番の疑問は、昨年のうちに終わっているこのイベントの記事が、どうして今になって掲載されたのでしょう。年末年始はいろいろな記事があって、載せるスペースがなかったからでしょうか。あるいは暮れに乃木坂配信中が公開されたので、慌てて記事にしたのでしょうか。

意外と混んでいますね

近所のスーパーは昨日から営業しています。休んだのは元日だけでした。休みが一日だけでしたが、初日はやはりそれなりに混んでいますね。国内外の旅行者が多いようにテレビでは報じていますが、うちの近所では旅行に行っている人は2割もいないのではないかと思います。

あたしは旅行は好きではありません。子供のころには遠足が大嫌いでした。その理由ははっきりしています。子供のころのあたしは乗り物酔いがひどくて、遠足のバスは常に車酔いとの闘いで、たぶん半分以上の遠足で吐いていたと思います。

だから、翌日のバスが憂鬱すぎて、遠足の前の晩は別の意味で眠れないことが多かったです。そんなあたしからしたら、わざわざ混んでいる時期に、諸々の費用も高くなっている時を選んで旅行に行くという人の気が知れないのです。

出かけないので、こういう長い休みの時は髭を剃らずに過ごしています。暮れの仕事納め以来剃っていない口ひげ、あごひげがこちらです。あまり伸びていないように見えるかも知れませんが、若いころに比べて、髭に白いものが目立つようになり、見た目にはそれほど伸びていないように見えます。

話はガラッと変わりまして、あたしの勤務先から『ヴァレンタインズ』という短篇集が出ているアイスランドの作家オラフ・オラフソンの新刊が早川書房から刊行されました。『タッチ』という作品がそれです。

正式には『TOUCH/タッチ』という表記のようですが、これが今月下旬に映画公開になります。こういう分野に詳しくないので、主演俳優や監督が有名な人なのかはわかりません。ただ、日本と関わる作品なので、キムタクの娘Kōki,がヒロイン役で出演しています。その他にも本木雅弘、中村雅俊といった人たちも出ています。

そうなると、日本でもそれなりに話題になるでしょうし、関心も惹くのではないでしょうか。原作の『タッチ』は長編小説ですので、もう少し手軽に著者の作品を読みたいという向きには『ヴァレンタインズ』をお薦めします。それにしても著者は恋愛小説の巧者ですね。

国宝と重要文化財の違いは?

ここ数年、壁に貼る一枚もののカレンダーをビックカメラでもらってきています。日本地図が描かれていて、余白の部分に主要都市の鉄道路線図が描かれているところは毎年変わりませんが、それ以外にちょっとした情報が載っているのですが、これが年によって異なります。

今年はご覧のとおり、国内の現存天守の紹介でした。ここ十年くらいお城の人気が上がっていて、各地の城巡りをしている若い人も多いようです。お城に関する本もたくさん刊行されています。あたしも昔からお城は大好きだったので、こういう風潮は嬉しく思います。

それにしても、現在の日本に残っている天守ってこんなにあるのですね。あたしはもっと少ないと思っていました。この中であたしが訪れたことがあるのは、松本城、彦根城、姫路城、松江城、丸亀城、松山城、高知城です。

弘前は出張で何回か訪れていますが、駆け足で書店を回って次の都市へ向かうので、弘前城は訪れる機会がありませんでした。ただ弘前城って、あれは天守閣だったのですね。あたしはなんとなく櫓だと思っていました。江戸城の富士見櫓と同じで、そこそこ立派な櫓を天守の代用としているのだと思っていました。

この天守一覧を見ていて気付いたのですが、和歌山城って現存天守ではないのですね。あとは熊本城や岡山城も。なんとなくイメージで江戸時代以来の天守閣だと思っていました。名古屋城も、確か戦前までは江戸時代以来の天守が残っていたけれど空襲で焼け落ちたという話を聞いたことがあります。あの無謀な戦争を起こさなければ、あるいは満洲事変の後うまい具合に終息させていれば、現存天守の数はもっと多かったのでしょう。

きっかけ

つつがなく新年を迎えております。昨日は大晦日、多くの人は紅白歌合戦をはじめとする特番を見たりして、夜が遅くなった頃に年越しそばを食べるのでしょう。あるいは夕方から出かけて、年越しと共に初詣に繰り出すという人も多いのではないかと思います。

翻ってあたしは、毎年このダイアリーにも書いていますが、紅白も見ずに、ほぼいつもどおりの時刻に就寝します。今年は例年よりはちょっとだけ夜更かしをして、寝床に入ったのは8時ころでした。

30分ほど寝床で読書をして、眠りに就きました。もちろん紅白は見ておりませんし、その前日のレコ大も同様です。そして明けて元日です。

これもほぼ例年どおり、起きたのは3時半ころ、朝の4時にはいつもと同じような朝食を取っていました。それが写真です。いつもと違うのは元日なので奮発してベーコンエッグを付けてことくらいでしょうか。朝は365日、だいたいこんな感じです。

正月らしいことはほとんどしないので、今日もパソコンの前に座っていたり、テレビを付けてみたり、本を読んだりして過ごしています。昨晩の紅白もタイムシフトで選録されていたものを飛ばし見しました。

乃木坂46はファンの間でも名曲として知られる「きっかけ」を歌唱したわけですが、もうオリジナルメンバーは誰もいないのですね。時の流れを感じます。とはいえ、ソロ歌唱がなく、サビもカットされたショートバージョン。なんとなく「これがあのきっかけなの?」という感じのした楽曲披露でした。

いろいろと批判はありますが、やはり年末の紅白なのですから、出場歌手の楽曲披露はフルコーラスを基本にすべきではないでしょうか。乃木坂46などのアイドルに限らずです。くだらない余興などの演出を削るなり、コンパクトにまとめれば、全出場歌手にフルサイズ披露してもらうことは可能だと思うのですけどね。

そして再び「きっかけ」に戻りますが、ショートバージョン、なおかつ全メンバー出場ということで、選抜のフロントメンバー以外は顔が認識できるような映り方はしていませんでしたね。それでも家族や友達からしたら「紅白に出た」「テレビに映った」ということで喜んでいるのでしょう。

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今月も最初は「今月のおすすめ本」です。続いては、緊迫のシリア情勢を踏まえ、シリアの小説をご紹介しました。ついで、重版が決まった海外文学評論『大学教授のように小説を読む方法』『メアリ・シェリー』を合わせてご案内しました。そしてちょっと早いですが、「今月のおすすめ本[語学書篇]」です。

   

後半に入りまして、没後160年を迎えるプルードン。そして大佛次郎賞を受賞した『「喜劇」の誕生』のご案内。最後に、来年に向けて今年の一般書、語学書のベストテン、就任式を迎えるアメリカのトランプ政権関係のノンフィクションをご案内しました。