アンダーメンバーばかりでした

明日が公式の発売日ですが、例によって前日に届いてしまう、乃木坂46のニューシングル「チートデイ」です。今回もいつもどおり、全タイプを一枚ずつ購入しました。

既に公式サイトでも公開されていますが、ジャケットはこんな感じです。表側には選抜メンバーしか写っていないのもいつもどおりです。通常盤以外の4枚には生写真が封入されていますが、今回引き当てたメンバーは以下のメンツでした。

佐藤璃果、矢久保美緒、向井葉月、岡本姫奈

ものの見事にアンダーメンバーばかりです。こういうこともあるんですね。

とても嬉しくて、でもちょっと残念

月曜日というのは、日曜深夜と言いますか、月曜の朝っぱらに放送された坂道グループ3番組の感想や情報がネット上を飛び交う日です。あたしもリアル視聴はせず、録画しておいて月火水と毎日一番組ずつ視聴していますが、ネットでどんな内容であったかという情報だけは入ってきます。

ふだんの放送で驚くと言えば、選抜メンバーとフォーメーションの発表くらいで、それだって事前の予測が大きく覆されるようなことは滅多にありません。しかし本日は驚きました。

卒業と同時に芸能界引退を発表していた、乃木坂46四期生の掛橋沙耶香が登場したのです。他のメンバーと共に出演して番組の企画に参加したわけではありません。最後に一人で登場し、バナナマンから花束を受け取って少し話をし、最後にファンへのメッセージを述べただけです。

それでも、ケガからずっと復帰を待っていたファンからすれば、こうしてテレビに、それも冠番組である乃木坂工事中に出演して、話す姿、動く姿を見せてくれたのは非常に嬉しいことです。涙を流したファンも多かったようです。なにせ、何の予告もなく、突然の登場でしたから。

惜しむらくは、せめて真夏の全国ツアー、最後の神宮にメンバーと一緒に舞台に立ち、ファンの前で最後の姿を見せてほしかったなあと、ちょっと残念な気もします。ただ、ケガをしたのが神宮の舞台でしたから、本人の気持ちとしてどうだったのでしょうね。トラウマになっているのであれば無理強いはできませんが、前へ進むためにあえてその舞台に立つという選択肢もあったとも思います。いずれにせよ、彼女本人の選択を尊重し、幸せな人生をこれからも送って欲しいと願うばかりです。

あたし、実は四期生の中では、加入当初は掛橋が一番のお気に入りでした。その後のドラマ「取り立て屋ハニーズ」も見ていましたが、あの頃は元気で、いかにもアイドルという感じでしたけど、昨晩の映像を見る限り、大人の女性になった印象ですね。

さて、もう一つ坂道グループから。

櫻坂46の田村保乃がセカンド写真集を出すことが発表されました。ファンからすれば嬉しいニュースですが、ネットには「田村保乃卒業」というワードがあふれています。

あたしもこのニュースを聞いたときには、「あら、セカンド写真集なの?」という思いよりも、「ああ、ほのすも卒業か」と思いました。年齢的にもそろそろか、と言われていましたが、彼女の場合は卒業後どうするのでしょう。演技仕事をコンスタントにやっているイメージもなければ、モデル仕事というわけでもないですから。

もちろん公式には卒業のその字も発表されていないので、ファンの間での勝手な憶測に過ぎませんが、ファンとしては気になるところです。掛橋沙耶香のように芸能界引退となると、もう顔を見ることがほとんどできなくなるわけですから、ファンにとってはつらいでしょう。

試験休みは昭和の遺物?

昨日、今日と一泊で姪っ子たちが来ています。今日はもう明るいうちに帰る予定なので、どこかへ出かける予定はありませんが、姪っ子たちはわが家で教科書準拠のドリルをやっています。今の子供のドリルって解答解説はスマホやタブレットの動画で見たりして、あたしが子供だったころとはまさに時代が違う、という感じです。

ちなみに、姪っ子たちは夏休みの宿題はとうに終わらせて、今やっているのは自主的な勉強なんだそうです。そう言えば、昨今は夏休みの宿題も減っているという報道がありますが、実際のところはどうなのでしょう。あたしが子供のころも、それなりにドリルとかは「いくらやっても終わらない」という印象を持っていましたが、だからといって8月31日に無理矢理終わらせる、なんていう記憶はありません。

ところで、高校生になった姪っ子に「試験休みはあった?」と聞いたら、「試験休みって何?」と言われました。いまって試験休みがないのでしょうか、あるいは試験休みという制度って地域的なものなのでしょうか。ちなみに、あたしは都立高校でしたけど、夏休み前、冬休み前には学期末試験が終わると一週間くらいの「試験休み」があり、それが終わって終業式というスケジュールでした。

あたしの場合、夏休みの宿題はこの試験休み中に終わらせて、終業式には宿題をロッカーに仕舞って夏休みを迎える、というのが定番で、小中学生の時の夏休みも、どんなに遅れても7月中には宿題はあらかた終わらせるようにしていました。何事もさっさと終わらせるタイプだったのは、いまもあまり変わっていないですね。

真夏に雪?

『猫語の教科書』のポール・ギャリコの邦訳を調べてみたら、こんな本を見つけました。金原瑞人さんの解説で知ったのですが、それがこれです。

新潮文庫の『雪のひとひら』です。

このタイトル、命の危険を感じるこの暑さの中では一服の清涼剤のように感じられますが、あたしがイメージしたのは全く別のものです。それは沢田聖子の楽曲です。

このダイアリーでは時折名前が出て来るシンガーソングライターの沢田聖子。その楽曲の一つに「雪ひとひらに」というのがあるのです。シンガーソングライターと書いておいたのに矛盾しそうですが、この楽曲は沢田聖子の作詞作曲ではありません。

でも、とてもすてきな楽曲で、あたしは大好きです。歌詞の最後に

一年経った 今ではきっと 君は誰かの 恋人だろう もうそれぞれの プライバシー ただ偶然に 会いたい

というフレーズがあって、この部分が学生時代のあたしには非常にしみました。偶然に会いたいと思っていた女の子がいたのですが、今に至るも数十年、結局会えずじまいです。

最後になりましたら、沢田聖子の「雪ひとひらに」、ぜひ聴いてください。YouTubeにいくつかアップされているのはすべて違法アップロードだと思いますし、サブスクでも配信されていないようなのですが、とてもよい曲です、ぜひぜひ。

新刊が刊行されました、但し他社から!

河出書房新社から『中国の反体制活動家たち』が発売されました。この手の中国モノはついつい手が伸びてしまいます。公式サイトには

中国の公式記録から消された飢饉、民族差別、大虐殺、疫病などの過去100年にわたるさまざまな事件を史実として明るみにし、静かに抵抗してきた文化人たちの地下活動の全貌を初めて紹介。

と書いてあります。必ずしも現代中国の、習近平体制になってからの抑圧、弾圧を取り上げているのではなく、建国以来の歴史を振り返ったノンフィクションのようです。これはこれで楽しみな一冊です。

そして著者はイアン・ジョンソン。どこかで聞いたことある名前だなあと思った方は記憶力がいいですね。そうです、あたしの勤務先から刊行した『信仰の現代中国』の著者で、ピュリツァー賞も受賞しているジャーナリストです。こちらは

弾圧から緩和、引き締め、そして包摂へ―毛沢東以来、共産党支配下における政治と宗教の関係は常にある種の緊張状態にある。本書は、この緊張状態の根源にあるものを掘り起こし、信仰と伝統行事のあり方を通して中国社会のもう一つの姿を描いたノンフィクションである。

という内容の一冊で、著者が中国に滞在していたごく最近の中国が舞台となっています。ここまで中国民衆の中に入り込んで取材するのも、現在の中国では非常に難しくなっているようですね。こんな体制が続くようであれば、外国人による良質な中国ノンフィクションが生まれなくなるのではないでしょうか。もちろん、習近平と中国共産党にとってはそれが狙いなのでしょうが。

ガンバレ、犬!

このところ猫の話題ばかりになっていますが、あたしは紛れもない犬派です。自宅で飼うとしたら、猫という選択肢はありません。絶対に犬です。

しかし、世の中は猫の方が優勢な昨今、今日の朝日新聞読書欄にも猫をタイトルとする本が二点も紹介されていました。かつて犬でこのようなことはあったでしょうか。犬派としては悔しい限りです。

特に『その猫の名前は長い』の場合、短篇集で、必ずしも猫に関する短篇を集めたものではありません。収録作品の一つが「その猫の名前は長い」なのです。原書がどうであったかはわかりませんが、いくつかある短篇の中で、猫がタイトルになっているものをチョイスしたり、カバーまで猫をあしらっているのは、日本で出版する場合、猫を出しておけば売上もアップするという下心があったのかもしれません。商売としては当然のことです。

つまり、それほど猫が人気だということなのでしょう。とはいえ、これが犬でも、それなりの人気は勝ち得たと思いますが、犬と猫を比べると現状では猫に軍配が上がりそうです。犬派としては寂しい限りです。

いずれは語学書として?

昨日、このダイアリーで取り上げた「猫語」ですが、これはあくまで小説の話です。でも猫に限らず、仲間うちで音声によってコミュニケーションを取っている動物というのはたくさんいるそうです。

いま「音声によって」と書きましたが、これが「言葉によって」と言えるほどの知能を持った動物はいるのでしょうか。あるいは人間の科学が解明できていないだけなのでしょうか。

もし科学によって解明できたとして、それを語学書に仕立てることができるのであれば、《ニューエクスプレスプラス》シリーズに加えてみたいなあ、という密かな願望があります。既に「猫語」や「犬語」を謳った書籍は発売されていますが、言語学的、語学的なものではありませんから、ひとまず論外として、語学的なアプローチが可能な動物ってどれくらいいるのでしょう。カラスも鳴き方によってそれぞれ異なる意味を伝達していると言われていますし、イルカも超音波みたいなもので意思疎通を図っているとかいないとか。

あたしが死ぬまでには、そんな《エクスプレス》が発売されているでしょうか?

犬語の教科書は?

『猫語の教科書』というコミックを書店で見かけたので買ってみました。著者は名前くらいしか知らない、否、それすらも薄らぼんやりというくらいなので知っているというのもおこがましいレベルですが。

このコミックの元になっている小説版も出ているので、合わせて手に入れてみました。小説には『猫語の教科書』ともう一つ『猫語のノート』というのも出ているのですね。ちなみに、コミックはKADOKAWA、小説は筑摩書房からそれぞれ刊行されていて、同じ出版社ではありませんでした。

ところで、この手の作品、猫が登場するものはいくつもあるように感じます。しかし、犬となると極端に少なくなるような気がするのですが、それは気のせいでしょうか。確かにペットとしての飼育数は犬が猫に逆転されてしまっていますし、書店員さんにもネコ好きの方が多いように感じます。しかし、犬語の教科書だって存在してもよくないでしょうか。

とはいえ、それでも犬はまだまだ恵まれている方ですよね。小説やコミックにまるで取り上げられることのない動物の方がはるかに多いのですから。それに比べたら、犬の作品なんて掃いて捨てるほどあると言えるのかもしれません。そう考えると、萩尾望都の『イグアナの娘』は画期的な作品でしたね。

縁があったのですね

この盆休みの晩酌は、久しぶりに新潟の酒を飲んでいます。確かに、ここしばらく新潟の酒は飲んでいなかったなあと思っていたので、盆休みに入るタイミングで買ってきました。それがこちらです。

「越乃景虎」と聞けば、歴史好きの人であれば上杉謙信を思い出されることでしょう。上杉謙信なのですから、新潟でも上越の酒かと思いましたら、長岡のお酒なんですね。あたしもそこまで謙信に詳しくはなかったので、同社のサイトを見ていましたら、次のような文章を見つけました。

戦国武将が群雄割拠した時代に越後が輩出した英雄「上杉謙信」は、栃尾で多感な青年期を過ごし、その当時は元服名「長尾景虎」を名乗っていました。

上杉謙信って、長岡とも縁があったのですね。ちなみに越乃景虎を作っているのは諸橋酒造です。新潟で諸橋と聞くと、館分をやっている人間であれば『大漢和辞典』の諸橋轍次を思い出すでしょう。ただ諸橋轍次は新潟は新潟でも長岡の人ではないので、諸橋酒造と諸橋轍次に関わりがあるのかはわかりません。

諸橋轍次記念館は三条市にあって、三条市には「道の駅 漢学の里しただ」もあって、諸橋ブランドは他へは譲らないという感じがします。