ちょこっと中国語翻訳[増補新版]
こんなときネイティヴなら何て言う?
李軼倫 著
何気ない日常会話ほど翻訳するのは難しい。相手に誤解を与えず必要な情報を伝えるためのコツとは? 学習者の訳文をもとに解説します。
李軼倫 著
何気ない日常会話ほど翻訳するのは難しい。相手に誤解を与えず必要な情報を伝えるためのコツとは? 学習者の訳文をもとに解説します。
災害級の猛暑と言われていますが、それでも外回りに出かけております。写真は、そんな外回りの途次に見かけたフェアです。
有隣堂伊勢佐木町本店です。ご覧のように《書物復権》フェアが展開中です。しかし、よくご覧ください。同じフェア台で《小中高生へのおすすめ本》フェアも同時開催中なのです。
純然たる大人向けの《書物復権》と小中高生って、どうなの? そう思われる方も多いでしょう。あたしもそう思いました。でも、よくよく考えると、このフェア二つは実によく考えられたもののようです。
《書物復権》を楽しみに待っていてくれる方であれば、本が好きな方であるのは間違いないでしょう。そういう方がフェアの書籍を見ていて、横に並んでいる本を見つけて「おや、小中高生向けの本か……」と思い、さらに「子供にも一冊買って行ってやるか……」と思うのはごくごく自然な流れだと思います。そして、買ってもらった本を読んだ子供たちのうち何人かは、本が好きになって、数年後には《書物復権》に並んでいる本を読んでくれる、買ってくれるような人に成長しているはずです。
そんな読書体験、読書習慣の継承が生まれそうな、そんなフェアではないでしょうか。
新倉俊一、朝比奈誼、稲生永、井村順一、冨永明夫 著
習熟度を問わず全ての学習者に寄り添う、フランス語参考書の定番。文法・解釈・作文・単語・発音・variaの6分野の参考書をこれ1冊で。
スイーツと言っても、高級なパティスリーのものではありません。あくまでも、小遣い程度で買える、庶民派のスイーツです。そんなのを最近続けざまに食べたので、まとめてご報告を。
まずはセブンイレブンです。セブンイレブンに限らず、このところのコンビニはスイーツにも相当力を入れているようで、本当はもっといろいろ食べたいのですが、近所にあるのがセブンなので、どうしてもセブンのスイーツが多くなってしまいます。
今回いただいたのはカマンベールチーズスフレです。思いのほかボリューミーです。そして、ふわふわです。一人分としてはちょっと量が多い気がしますが、食べてみるととても軽いチーズケーキです。もちろん美味しいです。二人でシェアするのもありだと思います。
続いては、これもセブンイレブンで買ったのですが、ダブルクリームシフォンです。シフォンって、それ自体は味も素っ気もないという印象が強いのですが、これは程よい大きさで、中のクリームが美味しいです。おやつにピッタリなスイーツではないでしょうか。
三つめは、昨年もあったのか、今年初登場なのか、詳しいことはわかりませんが、ロッテのクーリッシュ、その白桃フレーバー「The桃」です。
バニラ味のクーリッシュは、これまでに何個も食べてきています。年によってバニラ以外のフレーバーも発売されていましたので、そのうちのいくつかは食べています。どれも美味しかったという記憶がありますが、今回の桃も十二分に美味しいです。バニラよりもさっぱりした感じがあって、酷暑のこの時季にピッタリです。
最後は和菓子です。これはちょっと名のあるお店の商品です。赤坂青埜の冷やしみたらしです。
これは夏限定の商品で、予約しないと買えません。なので、予約しておきまして、会社帰りに立ち寄ってきたのです。
みたらし団子は、子供のころから食べてきていますが、普通は串に三つくらい刺さっているものです。しかし、これは函の中に12個の団子が並んでいるだけです。そして、さすが老舗の和菓子司ですね。とても美味しいお団子です。一度に二つくらいならペロッと食べてしまいます。
昨日と今日、午後から半休を取りました。
昨日は母の大学病院通院に付き添うための半休で、今日はあたし自身の胃カメラ検査のためです。
今日の午前中は会議などもありましたので出社しましたが、昨日の午前中は在宅勤務にしました。
その昨日の在宅勤務ですが、いつものように起きていますので、そして通勤という苦痛もないので、朝の5時から仕事を始めていました。そして昼までですので12時まで自宅で働きましたが、そうするとそれだけで7時間働いていることになります。
これって半休じゃなくて、在宅でフルに働いたことになりませんかね?
とはいえ、月火と外回りができていないので、明日から猛暑の中、また外回りを頑張らないとなりません。
イーディス・ウォートン 著/宮澤優樹 訳
マサチューセッツ州スタークフィールドで冬を過ごすことになった語り手の「私」は、足をひきずった寡黙な男をたびたび見かけていた。聞くに、イーサン・フロムなるこの土地の男で、かつてひどい「激突」を起こして以来、足が不自由になったのだという。思いがけず「私」はフロムに馬橇で駅まで毎日送迎してもらうことになるが、ある晩、ふたりは帰り道に吹雪に巻き込まれ、フロムは途上にある自宅に「私」を招き入れる。そこで「私」が目にしたものとは――。寒村の孤独、親の介護、挫かれた学業、妻の病……厳冬に生を閉ざされた主人公フロムを襲う苦難、そんな日々に射し込んだささやかな幸福、その果てに待ち受ける悲劇を精緻な技巧で描くアメリカ文学の古典。
またまた岸本佐知子さんの『わからない』からです。
日記の中に「新百合」という言葉が頻出します。東京の小田急沿線にお住まいの方であれば、「ああ、新百合ヶ丘ね」とすぐに了解していただけると思いますが、そうでない方にとっては「新百合」って何、という感じだと思います。
もう一度書きますと、小田急線の駅で新百合ヶ丘という駅があり、快速急行も停まりますし、小田急の本線と多摩センター、唐木田へ向かう支線とが分岐する、比較的大きな駅です。そして、この駅名からも推察できるとおり、お隣、一つ新宿寄りには百合ヶ丘という駅があります。
あたしはそこまで詳しくないので、百合ヶ丘駅と新百合ヶ丘駅の歴史や沿革については知りません。ただ、岸本さんが著書で書いているように、小田急沿線に住んでいるほとんどの人は「新百合ヶ丘」なんて長ったらしい名前を呼ぶことはなく、「新百合」と呼んでいるようなのです。あたしは沿線住民ではないので、断定的なことは言えませんが。
ただ「新百合ヶ丘」を「新百合」と略すということは、「シンユリ」と「ガオカ」に分解しているわけですよね。でも、上に書いたように「百合ヶ丘」があっての「新百合ヶ丘」だと思うので、分けるとしたら「シン」「ユリガオカ」のはずです。
あたしは小田急沿線の営業担当になってから、このことに違和感と言いますか、ちょっと腑に落ちない物を感じていたのです。そして小田急線の車内や駅構内で放送に耳を澄ますと、「シン・ユリガオカ」というイントネーションで発音されていることがほとんどなのです。小田急線としてオフィシャルには「シンユリ・ガオカ」ではなく、あくまで「シン・ユリガオカ」というスタンスなのでしょう。
この車内放送を聞いたとき、あたしも納得がいった次第です。