いまでこそ坂道オタのあたしですが、あたしにだって中高生時代はあったのです。そして、そんな時代に夢中になって聞きまくっていた音楽もあります。
あたしの中高生のころと言いますと、松田聖子や中森明菜、田原俊彦、近藤真彦、小泉今日子と言った、まさにアイドル全盛期でした。あたしは聖子も明菜もどちらも好きでした。そして、この時代は洋楽が流行った時代でもあります。
多くの歌手が、ソロもバンドもヒット曲を飛ばしていた時代であり、ミュージックビデオが盛んに作られた時代でもあります。マイケル・ジャクソンのスリラーなどが象徴的な作品ではないでしょうか。
もちろん、あたしもそんな洋楽を聴きまくった世代です。ただ、中高時代を振り返って、一番聞き込んでいたのは、やはり沢田聖子です。
えっ、松田聖子の誤植じゃないの、と言われそうですが、間違っていません。沢田聖子で正しい名前です。松田聖子と異なり、沢田聖子は本名ですし、聖子は「せいこ」ではなく「しょうこ」と読みます。
この時代は、ニューミュージックと呼ばれたジャンルも人気だった時代で、沢田聖子もそんな中の一人でした。これまでSpotifyやAWAなどの音楽配信サービスでは最近の曲やアルバムが少しだけ公開されていました。あたしのように古参のファンとしては、聞きまくっていた時代のアルバムも聴きたい、と思っていたのですが、なんと、このほど初期のアルバムが公開されたのです。
狂喜乱舞です。早速聞いています。「坂道の少女」「青春の光と影」「SHOKO LLIVE」「卒業」「流れる季節の中で」です。ちなみに、あたしが最初に買った沢田聖子のアルバムは「卒業」の後に発売された「少女期」というベストアルバムですが、これは未公開です。まあ、これだけ初期のアルバムが公開されれば、ベスト盤である「少女期」を公開する必要はないかも知れませんね。
いまだに、レコードで所持しているこれらの楽曲が気軽に聞けるようになったのはほんとうに嬉しい限りです。とはいえ、同世代でもどれくらいの人が沢田聖子を知っているでしょうね。