何をもって平等と言うのか?

ニューシングルが発売されるとジャケットはどんな感じになるのか、気になるものです。まあ、これはCDに限らず、かつてのレコードの時も同じでした。アイドルの場合、シングルはアップの顔写真というのが多かったですが、アルバムになると、多少は凝ったデザインのジャケットになったものです。「ジャケ買い」という言葉を知ったのもそんな頃です。

さて、今回の乃木坂46のニューシングルのジャケットは既に公式サイトでも発表されていますが、裏面はこんな感じでした。まあ表がわかれば、裏だってだいたい予想がつくものです。その予想どおりだったと言えばよいでしょうか。

それにしても今回のジャケット、列車がモチーフになっていて、山下美月の卒業シングルなので旅立ちがテーマなのでしょうか。ただ、個人的にはかつての花形寝台列車ブルートレインを思い出させるものがあります。

まさしく、わが青春!

いまでこそ坂道オタのあたしですが、あたしにだって中高生時代はあったのです。そして、そんな時代に夢中になって聞きまくっていた音楽もあります。

あたしの中高生のころと言いますと、松田聖子や中森明菜、田原俊彦、近藤真彦、小泉今日子と言った、まさにアイドル全盛期でした。あたしは聖子も明菜もどちらも好きでした。そして、この時代は洋楽が流行った時代でもあります。

多くの歌手が、ソロもバンドもヒット曲を飛ばしていた時代であり、ミュージックビデオが盛んに作られた時代でもあります。マイケル・ジャクソンのスリラーなどが象徴的な作品ではないでしょうか。

もちろん、あたしもそんな洋楽を聴きまくった世代です。ただ、中高時代を振り返って、一番聞き込んでいたのは、やはり沢田聖子です。

えっ、松田聖子の誤植じゃないの、と言われそうですが、間違っていません。沢田聖子で正しい名前です。松田聖子と異なり、沢田聖子は本名ですし、聖子は「せいこ」ではなく「しょうこ」と読みます。

この時代は、ニューミュージックと呼ばれたジャンルも人気だった時代で、沢田聖子もそんな中の一人でした。これまでSpotifyやAWAなどの音楽配信サービスでは最近の曲やアルバムが少しだけ公開されていました。あたしのように古参のファンとしては、聞きまくっていた時代のアルバムも聴きたい、と思っていたのですが、なんと、このほど初期のアルバムが公開されたのです。

狂喜乱舞です。早速聞いています。「坂道の少女」「青春の光と影」「SHOKO LLIVE」「卒業」「流れる季節の中で」です。ちなみに、あたしが最初に買った沢田聖子のアルバムは「卒業」の後に発売された「少女期」というベストアルバムですが、これは未公開です。まあ、これだけ初期のアルバムが公開されれば、ベスト盤である「少女期」を公開する必要はないかも知れませんね。

いまだに、レコードで所持しているこれらの楽曲が気軽に聞けるようになったのはほんとうに嬉しい限りです。とはいえ、同世代でもどれくらいの人が沢田聖子を知っているでしょうね。

乃木坂三昧

どういう事情があったのかはわかりませんが、予定よりも数週間遅れて、乃木坂46のニューシングルがようやく発売になりました。例によって、公式の発売日の前日に届きました。

今回も特典映像を収めたブルーレイが付属するType-AからType-DとCDのみの通常盤、全5タイプでの発売です。いつもどおり一枚ずつ購入しました。

封入生写真は、柴田柚菜、梅澤美波、遠藤さくら、阪口珠美の四名でした。まあまあな結果です。あえて言えば、このシングルで卒業になる山下美月の生写真が当たって欲しかったとも思いますが、これは致し方ないでしょう。

そしてもう一つ、こちらも乃木坂46、其の五期生が出演している冠番組「超乃木坂スター誕生」のブルーレイが届きました。写真ではわかりにくいかも知れませんが、今回のブルーレイが入っているケース、昔のLPレコードのような大きさです。この中にブルーレイが5枚、そして40ページのブックレットが入っているわけです。

こういう豪華な仕様も悪くないとは思いますが、収納に困るのが玉に瑕です。CDとブルーレイは基本的に同じサイズなので、通常のケースに入っていれば、書棚やCDラックにきれいに並べておくことができます。しかし、こんなLPレコードのような大きさのケースに入っているのでは、どこにどう置いたらよいのか悩みます。

そう言えば、先日の日向坂46の時もイレギュラーなサイズでしたね。ファンの皆さんは、いったいどうやって収納しているのでしょう?

全プレだもの

新しい週の始まり。勤務先から帰宅すると、こんな封筒が届いておりました。天下の岩波書店からの荷物です。

見た瞬間に「あー、あれか」とあたしは気付きました。岩波新書の読者プレゼントに応募していたことを思い出したのです。

封筒を開けると、ビニールに包まれた景品(賞品?)の上に、こんな挨拶状が添えられていました。4月に入って一週間ですが、挨拶文の日付は2月です。そのころから読者への発送が始まっていたのでしょう。

そして、そして、お待ちかねの景品はこちら。

岩波新書赤版と同じデザインの読書ノートです。応募者全員プレゼントですから届いて当たり前ですね。

今年の1月から3月まで三ヶ月間に刊行された岩波新書3点を一口として応募するわけですから、1月に3冊買って早々に応募した人もいたことでしょう。ちなみにあたしは各月一冊ずつ購入しましたので、応募ハガキを送ったのはまだ最近のことです。

この読書ノートは全プレですが、応募者の中から抽選で特製マグカップもあたるということです。こちらが当たるほど、あたしの運はよくないと思うので、そちらは期待せずに待っていようと思います。

令和六年のソメイヨシノ

開花が遅れた今年の桜。

その後も天候不順で、満開にはなったようですが、とても花見をするような感じではありませんでした。しかし、本日ようやく曇りがちとはいえ晴れたので、近所の桜を見に行ってきました。

毎年のように写真を撮り、このダイアリーでもご紹介している桜のトンネルです。バス通りではあるのですが、それほどクルマが通るわけではないので、写真を取りに来ている人も多いです。

今年の桜はこんな感じです。遅れに遅れましたが、ほぼ満開と言ってよいでしょう。空が白っぽいせいなのか、例年より桜も白っぽく写っています。実際にもやや白っぽい感じがします。

写真を撮りながら歩いていた時に頭上を見上げて撮った写真も、花だらけです。今月3日のダイアリーでも、同じように桜の木を下から見上げて撮った写真をアップしましたが、隙間だらけで空がよく見えた写真に比べ、今日は空の面積が少ないです。

そして、どうしても電線とか住宅などが写り込んでしまうので、ちょっと離れたところの桜を撮りました。フェンス越しの桜がきれいです。

右端に電柱が写ってしまっていますが、Photoshopなどを使えば消せるのだと思います。でも、ひとまずそのままアップしました。どうせなら電柱を消すだけでなく、空をもっと青く、桜をもっとピンクに加工した方がよいでしょうか。

同じ場所の桜を、角度を変えて撮ってみました。こちらの方が空がちょっと青いですね。雲の量が異なるのでしょう。だからなのでしょうか、桜もちょっとピンクがかっているように見えます。

そして、また異なる場所の桜です。こちらは背景に建物が写ってしまっているのが難点ですが、電柱などが写っていないので、まあよく撮れた方でしょう。

それにしても、毎年思うのですが、これほど近所に何本も桜が植わっているのですが、全部がソメイヨシノではないみたいです。ピンクと言うよりはミドリがかった花びらの株もあります。そんな桜は開花と一緒に葉も生えています。ソメイヨシノは花が散ってから葉が出てくるので、やはり違う種類のサクラなのでしょう。

匂い袋はお線香ではありません!

乃木坂46がCMを担当している森永のチョコレート、ダースにはいろいろなフレーバーがあります。好みのものもあれば、ちょっと苦手なものもありますが、最近こんなフレーバーを見かけましたので買ってみました。

ティラミスです。そう言えば、ティラミスって十数年前(数十年前?)に流行りましたよね。懐かしくもあり、それでもいまもこうして現役で頑張っていて、息の長さを感じます。

で、このダースですが、思いのほか美味しいです。上下がホワイトチョコなのでしつこくなく、それでいてティラミスの上品さも味わえる、あたし的にはスマッシュヒットです。香るかどうかは何とも言えませんが……

香ると言えば、あたしは仕事用のカバンに匂い袋を入れています。これは昔からの習慣です。カバンにはポケットがいくつかあるので、匂い袋もポケットごとにとまでは言いませんが、何個か入れています。ですので、あたしの注文書やチラシは、うっすら香ります。

匂い袋ですから、どちらかと言えば和風の香りです。そんな雅な風がカバンを開けるとほんのりと香るのです。ところが、つい数日前、最寄り駅から自宅近くまでのバスに乗ったときのことです。本を取り出すためにカバンを開けたのですが、後ろの座席座っていた子ども(幼稚園児くらい?)が一緒にいた母親に「お線香の匂いがする~」と言ったのです。

もちろん、子どもも両親も、あたしのカバンから匂っているとは思っていないでしょう。いや、わかったかしら。でもカバンに匂い袋を入れているなどとは思っていないでしょう。カバンの中にお線香でも入れていると思ったでしょうか。

お線香と言えば、わが家には仏壇があるので普段から線香を焚くことが多いですし、あたしも自宅のデスクではしょっちゅうお線香を焚いています。最近焚いているのは鳩居堂の真如という銘柄。白檀、沈香系のお線香です。

名著・名作再発見!

今回のダイアリーのタイトルは岩波文庫のフェアのタイトルから採りました。正確に書くならば「名著・名作再発見! 小さな一冊を楽しもう!」だそうです。文庫だから「小さな一冊」なんですね。

それはさておき、その岩波文庫の4月の新刊に『孝経・曾子』があるのを見つけました。この数年、否、十数年、店頭で見かけることはないですが、岩波文庫には既に『孝経・曾子』があるはずです。

一枚目の写真がそれで、わが家に架蔵している一冊です。あたしが学生のころも新刊では手に入らず古書肆で購入したような記憶があります。となると市場から消えて十数年どころか、数十年は消えていたということになりますよね。

で、今回刊行される『孝経・曾子』ですが、訳者が異なります。でも岩波文庫としての番号は同じ「211-1」らしいです。ということはISBNも変わらないのでしょうか。訳者が異なるので別な本だと思いますが、同じ本の重版という扱いなのでしょうか。

とはいえ、岩波文庫ではかつても同じような現象がありました。

二枚目の写真は、今回の岩波文庫フェアにもラインナップされている中国の古典『老子』です。これは文庫の番号が「205-1」です。

『老子』ほど知られた古典ですから、岩波文庫に収録されていないわけがなく、こちらの刊行よりはるか昔、岩波文庫には『老子』が存在していました。

それが三枚目の写真です。『老子』です。こちらも番号は同じ「205-1」ですが、訳者が異なるのです。つまり今月の『孝経・曾子』と同じことが以前にもあったわけです。

いわゆる古典の旧訳と新訳ということで、時代に合わせて言葉遣いも変わるわけですから、翻訳も変化して当然です。訳者を代えて、新しく出し直すのはよいことだと思います。

もちろん言葉遣いだけでなく、古典研究も進んでいるので、それらを踏まえた訳文になるのも当然のことでしょう。旧訳と新訳でどう変わったのかを比べるのも楽しい作業です。とはいえ(この『老子』や『孝経・曾子』がそうだというわけではなく)、旧訳の方が好きだという人もいますね。あたしは旧訳と新訳を読み比べて、それぞれのよいところを味わえばよいと思うだけですが。

2024年4月6日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

似たもの親子?

少し前に、このダイアリーでもご紹介したセブンイレブンのスイーツ「メープルショートケーキ」、期間限定なのだろうと思い、仕事の帰路、近所のセブンイレブンで再び買ってしまいました。

で、家に着いて母に「また買ってきたよ」と伝えると、母がイヤな顔をします。冷蔵庫を開けると「メープルショートケーキ」が鎮座しているではないですか! なんと母も買ってきていたのです。

母もセブンへ昼食を買いに出かけ、その折りに目に入ったケーキも買ってみたというのです。まさか同じ日に同じ商品を親子して買ってしまうとは……

昔から、こういうことってよくあったのです。あたしが気を利かせて帰宅時に買って帰ると、同じものを母が既に買っていたということが。やはり、これが血を分けた親子というものなのでしょうか?