紅衣小女孩

WOWOWで放送された台湾映画「紅い服の少女 第一章 神隠し」「紅い服の少女 第二章 真実」の2本を視聴しました。

第一章は、祖母と暮らす青年とその恋人(ラジオDJ)が主人公で、近所に住む人も含め次から次へと失踪し、一人が戻ってくると別の一人がいなくなるというパターンでした。こういったホラーの常道で、恋人の男性がいなくなり、それを助けるために女性が奮闘するというストーリーでした。

全体の設定、物語の背景がややわかりにくいということと、台湾土着の魔神仔に関する知識や思い入れが薄いので、怖さもあまり感じられませんでした。何らかの悪霊に愛する人が連れて行かれてしまうというのはホラーではよくあるパターンですから。

続いて第二章。第一章では主人公家族は再び平穏な日々を取り戻し、ちょっと壊れかけていたような恋人同士の仲もいい感じに収まって大団円、ハッピーエンドでした。ところが、何の説明もなく第一章の家族の悲劇が描かれています。何がどうなったのかわからない、つまり第一章では大団円に見えたけど、結局、悪霊(というか魔神仔)からは逃れられなかったということなのでしょうか?

そして第二章のタイトルは「真実」、「紅い服の少女」とは何者なのかが明かされます。とはいえ、これもそれほど特異なことではなく、悲しい事故の犠牲者です。そこまではよいのですが、ペットセメタリーよろしく、死者復活の儀式なんかを母親がやってしまったがために娘はおぞましい悪霊(魔神仔)になってしまったようです。このあたりの進み方、台湾の人であればすんなり飲み込めるし、恐怖を感じるのでしょうけど、外国人であるあたしにはやはり少々ピンと来ないです。

かといって、外国人向けに説明的な場面を多くしたら映画自体が白けてしまうでしょうし、難しいところですね。ところで、こんどこそ魔神仔のいたずら(というか、呪いというか、何と言ったらよいのでしょう?)はこれで終わったのでしょうか? もし魔神仔の本体が別にいて、たまたま事故で亡くなった少女を利用しただけであれば、きっと終わりませんよね? 台湾では第三章が作られたのでしょうか?

次の卒業は?

昨年末で乃木坂46の一期生、齋藤飛鳥が乃木坂46を卒業しました。これで一期生はキャプテンの秋元真夏のみ、二期生も一足早く、鈴木絢音の一人になってしまっていますので、2023年は三期生以降が本格的に乃木坂46の中心になっていくのでしょう。

今年は五期生が選抜メンバーにも入ってくると思われますが、その一方で次の卒業生は誰になるのか、ということにも関心が向いてしまいます。順当に考えると上から順番に真夏か絢音ちゃんなのでしょうけど、あたしはこの二人の前に三期生から卒業生が出るのではないかと思っています。

こう書いてしまうと見も蓋もないですが、三期生の中にはもう選抜メンバーになれる可能性が非常に低いメンバーが見えてきています。五期生も加わってくると、ますます選抜メンバー入りは狭き門になります。そろそろ踏ん切りをつけて卒業という選択肢も視野に入ってくるのではないかと思っています。

逆に、真夏と絢音ちゃんはもう少しいてくれそうですし、外仕事が忙しくて卒業間近と思われがちな美月も、少なくとも今年の卒業はないだろうと予想しているのですが、あたしの願望も入っているので、別に確証があるわけではありません。

ちなみに、卒業した齋藤飛鳥が乃木坂46を代表するようなメンバーだったのか、乃木坂46の象徴だったのか、難しいですね。確かに、この数年はエースとして後輩を引っ張る存在でしたが、世間的な知名度ではまいやん、なーちゃん、いくちゃんには遠く及ばないと思います。

ただ、末っ子メンバー、そしてアンダーメンバーとしてスタートし、選抜とアンダーを行ったり来たりしながら徐々に中心メンバーに成長し、センターに定着していったストーリーは乃木坂46の成長過程と重なるところがあって、乃木坂46のここまでの歴史を体現していると言えるのではないかと思います。

飛鳥が変わったのは、あたしはななみんの卒業だったと思います。あそこまでは妹キャラとまでは言いませんが、年下メンバーとしてななみんをはじめとするお姉さんメンバーに甘えていた飛鳥が、あそこから先輩として、後輩を導くようなキャラに明確に変わったと感じます。それだけななみんの存在が飛鳥には大きかったのだと思いますが。