毎年、暮れになると新潟の酒舗から日本酒を購入しています。年末年始用のお酒です。
で、今年の日本酒が届きました。それが右の写真の4本です。どれも720mlなので、もしかすると年明けを待たずに飲み干してしまうかもしれません。
今回は、どれも飲んだことのないものを選びました。
左から「越の白鳥 MIX」「奴奈姫」「信乃大地」「醸す森」の四種類。どれもそれほど高価のものではありません。ラベルも日本酒っぽくないのがよいですね。
さて、どれから賞味しましょうか?
講談社現代新書の『ドイツ誕生』を読みました。
この場合の「ドイツ」とは「ドイツという概念」「ドイツ人という意識」といったもので、そういう「ドイツ」というまとまりが出来るきっかけになったのが、神聖ローマ帝国を作ったオットー1世であり、彼の一代記が本書です。
神聖ローマ帝国という名称はもちろん知っていましたけど、その初代が誰であったかなんてすっかり忘れていました。その一方でオットー一世という人物名は頭の片隅にあり、これまではその両者がまったく結びついていなかったわけです。あまりにも不勉強でした。
ところで、このオットー一世は広範囲にヨーロッパを駆け巡っていたようですが、特にイタリア遠征は大きな仕事だったようで、紙幅も多く費やされています。
そんなイタリア遠征の記事になると頻出するのがラヴェンナという都市の名前です。この地名には聞き覚えがあります。先日、勤務先から刊行された『ラヴェンナ』です。『ドイツ誕生』を読んでいると、やはりラヴェンナが気になります。どんなところだったのだろう、どういう役割を持った都市だったのだろう、当時の地政学的な位置というのはどんなものだったのだろう、などといった疑問、興味が次々に沸いてきます。
では『ラヴェンナ』も買って読んでみますかと言いたいところですが、ちょっとお値段が張るのですよね。本体価格8700円、税込だと9570円です。すぐには手が出ません(涙)。ただ、カラー図版も豊富で、頁数もありますから、値段以上の価値がある本であることに間違いはないのですが……
重田園江 著
2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻し、戦争が始まった。戦争が始まってから、大量の情報が流れてくる。プーチンの思惑やゼレンスキーの戦略、東西の軍事的分析がその中心にある。戦争を受けて書き下ろされた本書が注目するのは、『全体主義の起源』を書き、ナチスドイツとソ連の体制の〈嘘〉を暴いたハンナ・アーレントである。
本日は、乃木坂46の話題です。
齋藤飛鳥が卒業を発表し、一期生はキャプテンの秋素真夏一人、二期生も鈴木絢音一人となってしまいました。三期生もベテランの域に達し、次のシングルからは本格的に四期生、五期生の時代になるのではないかと思われます。
ネットのファンサイトでは、31stシングル「ここにはないもの」がまだ発売されていないにもかかわらず、既に32ndシングルの話題が出ているくらいです。果たして五期生は誰が選抜入りするのか、何名選抜に入るのか、というところが関心の的になっているようです。
でもそれって、三期生や四期生の中で誰が選抜から外れるのか、ということでもありますし、現在アンダーの三期生や四期生が選抜に上がれる可能性はあるのだろうか、ということでもあります。選抜の人数が大幅に増えない限り、これは致し方ないところでしょう。せっかく選抜に選ばれたメンバーがアンダーになってしまうのは悲しいですし、かといって選抜が固定化されるのもよくないと思いますし、難しいところですね。
ところで、次こそは選抜に入ってくるだろうと言われている乃木坂46の五期生ですが、あたしは五期生が発表されたときから非常に気になっていることがあります。それはあ行の姓のメンバーが多いなあということです。五期生は11名いるのですが、7名の姓があ行です。学生時代もあ行のクラスメートって比較的多いなあと思ったことはありますが、ここまで多いのはちょっと異様に感じました。
世間では、五期生の出身が千葉県ばかりということが話題になっていましたが、あたしはあ行のメンバーが多いことの方が気になっていたのです。11分の7、これはちょっと多いですよね? そこが奇蹟だと思うのです。
この木金と、一泊二日で京阪神を回ってきました。9月末に二泊三日で京阪神を回ったときは、大型店中心だったので、こんどは中規模店を中心に回りましたが、やはりかなりの駆け足ツアーになってしまいました。
木曜日は東京を発って、新幹線は京都で下り、滋賀に少しだけ戻った後は、書店に立ち寄りながら京都から大阪へ向かいました。晩は大阪泊まりです。実は新幹線、米原で下りて西進するか迷いました。でも米原に停まる新幹線の本数が少ないので断念しました。
一泊でツアーを終わらせるなんて、これまでにあったでしょうか? そんな思いを抱きつつ、朝から姫路へ向かい、そこからJR神戸線を東へ、大阪へ戻ってくるように書店を回り、新大阪から帰京という行程でした。なかなかの移動距離ですね(笑)。
今回のツアーは駆け足で回ったと書きましたが、その間、二日目の朝は少し早めにホテルを出発して、少し観光っぽいことをしました。それが、ここに掲載している写真です。
おわかりですね、国宝・姫路城です。いや、世界遺産・姫路城と呼ぶべきでしょうか? 訪れたのは何年ぶりでしょう。なにせツアーで姫路へ行くことはたびたびあっても、ほとんど駅ビルから外へは出ずに、また三宮方面へとんぼ返りばかりですから。たぶん姫路城まで行ったのは数十年ぶりだと思います。
大修理を経て、ずいぶんと白くなってしまったのはニュースで知っていましたし、駅から目にした大天守も真っ白に輝いていたのを何度も見ていました。しかし何年も経ってようやく少し落ち着いた風合いになってきたのではないでしょうか。そんな天守を眺めながら、無料では入れるところ散策してきたわけです。
時間としては小一時間ほどありましたが、駅からお城までがだいたい徒歩10分から15分ほどなので、お城を堪能したのは30分くらいだと思います。ただ、もともと時間の制約を考えて天守に登るつもりはなかったので、ひとまわりするにはちょうどよい時間だったと思います。
そして、よく晴れて気持ちのよい、秋の一日。紅葉と言うほどではありませんでしたが、青空に映える白鷺城がとてもきれいでした。寒くもなく暑くもなく、気候も穏やかでした。
大手前の広場では「姫路食博2022」というイベントの準備が真っ盛りでした。サイトを見ると、ちょうどあたしがウロウロしていた昨日からスタートのイベントのようですね。こういうイベントもリアルにできるようになってきているのですね。よい傾向だと思います。
さて、今回のミニ観光、次はどうしましょう? 個人的にはたつのへ行ってみたいと思っているんですよね。姫路のちょっと先ですから、足を延ばせなくもないですが、街歩きをするには一時間ではちょっと足りないでしょうか。
S・ジャイシャンカル 著/笠井亮平 訳
本書は、台頭著しいインドがどのような外交を展開していくのか、そして変貌する世界の中でどのような役割を果たしていくのかについての見取図を示したものである。著者は、インドの現職外務大臣(2019年の第二次モディ政権発足時に就任)。もともと外交官としてインド外務省で駐米大使や駐中国大使をはじめ要職を歴任し、事務方トップの外務次官を務めた。
J.M.クッツェー 著/くぼたのぞみ 訳
幼い頃から馴染んだ土地への“失われない”愛と惜別の思いが滲む短篇と、本邦初訳のノーベル文学賞受賞記念講演「彼とその従者」を収録。
山田均 著
タイ語の文字が解読できる、とびきり楽しい入門書。街にあふれる看板やメニュー、道ばたの落書きやチケット、路線図や王様の紋章などを素材にタイ文字に慣れてみませんか。タイ文字五十音表をもとに、自分の名前も書けるようになります。
姪っ子に小学館の『小学館世界J文学館』を買ってあげました。姪っ子たちは静岡に住んでいるので、ネットで購入して、姪っ子の家へ配達するように注文しましたので、あたしは現物を見ていません。
やや大型本のようですが、これで100冊以上の世界の名作が収録されているのですから驚きです。現物の本は解題集で、実際の作品は電子書籍の形で配信されているのだそうです。となると、姪っ子だけでなく甥っ子も別々の端末で読むことも可能なのでしょうか? ふりがなの振り方や文字の大きさなどもいろいろ選べる、電子書籍の特長を活かしたものになっているようです。
小学館の特設サイトに収録作品の一覧が載っていましたが、あたしもほとんどの作品を読んだことがありません。情けないことです。姪っ子たちはどれくらい読んでくれるのでしょうか? まあ、タイトルを見て気になったものからランダムに読んでいけばよいのでしょう。
この作品リストの中に見覚えのある作品名がありました。
『片目のオオカミ』です。この本、あたしの勤務先から出しています。あたしの勤務先から出ているものは、現在品切れなのですが、訳者は末松氷海子さんです。『世界J文学館』に収録されているのは平岡敦訳となっていますので、うちのとは訳文もずいぶんと異なるのでしょう。