既定のブラウザ

自宅も勤務先も、PCでインターネットを見るときのブラウザは、この数年来ずーっとMozilla Firefoxでした。

どうしてこのブラウザを使うようになったのか、いまとなってははっきりしたことは覚えていませんが、たぶんその当時のWindowsでメインブラウザであったInternet Explorerが遅かったり、エラーが多かったりしたからだったと思います。それに比べるとFirefoxは実にサクサク動いたという印象がありました。

そんな原体験から数年、いや十数年でしょうか、ずーっとFirefoxをメインブラウザとして使ってきたのですが、このところどうも雲行きが怪しくなってきました。

いろいろなウェブサイトやウェブサービスで、推奨ブラウザにFirefoxが入っていないことが多くなっているのです。では何を推奨しているのかと言えば、Google ChromeやMicrosoft Edgeといったところです。どちらもFirefoxと併用していますが、メインとしては使っておらず、いまでも頑なにFirefoxを既定のブラウザにしています。

しかし、どうやらそれも終わりになりそうな気配です。最近はEdgeが悪くないなあ、などと思ったりしていますし、Googleのサービスを使う場合にはChromeとの親和性が高いなあと感じて、その時々で使い分けています。

そう、用途に応じて使い分ければよいだけの話です。幸い、デスクトップPCはメモリにしてもHDDにしてもまだまだ余裕がありますので、ブラウザを二つ三つインストールしていたとしても何ら問題はありません。

ところで、ブラウザと言えば、少し前まではWindows版もあったSafariって消えてしまいましたね。Mac晩はまだあるのでしょうか? あとSleipnirなんてブラウザも個人的な気に入っていますし、かつてはOperaというブラウザもあったのですが、今もあるのでしょうか?

今日の配本(22/03/15)

今日の不安
さまざまな概念と臨床

ヴァシリス・カプサンベリス 著/阿部又一郎、大島一成 監訳

うまく眠れない、喉が詰まったような感じがする、胃が締め付けられる気がする、息切れする、呼吸が苦しい。不安になるとこうしたさまざまな症状を経験する。著者によれば、不安は「精神生活における交差路であるとともに見張りの役割を担う」。つまり不安は、こころの不快や不調、ときに苦痛を伴う感情の最初の表れであると同時に、それらが解決されていない状態にあると教えてくれているのだ。本書は、フロイトをはじめピエール・ジャネ、ウィニコット、メラニー・クライン、ラカンなどの業績を参照しながら、臨床における不安の症候学、不安のモデル、生物学、精神分析、認知行動科学、いろいろな治療法といった今日の不安の諸相を概説する。臨床経験豊かな著者が、正常から病理まで遍在する不安を震央に位置づけて考察した、病める社会と人間たちに向けたフランス精神分析的思考の処方箋。