いくたそ!

昨年いっぱいで乃木坂46を卒業した生田絵梨花のポストカードコレクションが届きました。

ほぼ全メンバー卒業時に、これまでの生写真がデザインされたポストカード集が発行されていますが、作られた写真の枚数がポストカードの数にそのまま反映されるわけですが、在籍年数が長いほど多くなります。これまで何名かのメンバーのポストカードコレクションを購入していますが、いくちゃんの枚数は桁違いでした。

写真のように、なんと函が二つになっています。さすが、いくちゃんですね。やはり最初から中心メンバーで、在籍期間が10年ですから、これだけの枚数になってしまうのですね。

写真の左の函が1、右の函が2とありまして、開けるとわかるように左がデビューからの写真が年代順に並んでいまして、2の函が乃木坂46での後半期の写真になるわけです。最後の一枚は「最後のTight Hug」の写真です。初期から変わったと言えば変わりましたし、変わっていないと言えば変わっていない部分もありますね。

読み比べてみたくなる(?)この二冊!

本日の朝日新聞読書欄でも紹介されていた、河出書房新社の『JK、インドで常識ぶっ壊される』は、書評の有無にかかわらず少し前から気になっていた一冊です。同社のサイトによりますと

日本でキラキラのJKライフをエンジョイするはずだった。だけど、突然一家でインドに移ることに。制服での映え写真。放課後はタピオカ片手にガールズトーク。そんなアオハルを夢見ていたけど……。「ごはんはカレーしかなくて、汚くて、治安が悪い」そんなイメージしかないまま始めたインドでの生活はおどろきの連続。

という、いわば体当たり体験記な一冊だと思われます。どうしてこの本が気になっていたかと言いますと、あたしの勤務先から近々刊行される『日本でわたしも考えた インド人ジャーナリストが体感した禅とトイレと温泉と』と真逆だなあと思ったからです。

こちらの著者は女子高生ではありません。ジャーナリストですから知識も経験もある大人です。それでも日本に来て、それなりのカルチャーショックは受けたみたいです。サイトには

著者はインドを代表する英字紙『ヒンドゥー』の元北京支局長で、EU代表部に勤める夫と二人の息子とともに初めて来日。四年近くに及んだ滞日生活でインドでは考えられないような日常に目を瞠り、自身の知的好奇心をフルに発揮して多くの日本人や在住外国人と意見を交わした。生活習慣の違いから日本語習得の難しさ、俳句や金継ぎなどの伝統文化、政治・社会問題まで多岐にわたるテーマについての興味深い考察が本書には詰まっている。

とあります。高校生とジャーナリストという違いはあれど同じ女性ですから、同じような気づきがあったのかもしれません。ちなみに、前者の紹介文には「ごはんはカレーしかなくて」という一説がありますが、後者の紹介文にも「「中村屋のボース」とカレーの伝播」という言葉が出て来ます。日印はカレーで結ばれているのかも知れません。

そう言えば、『13億人のトイレ 下から見た経済大国インド』なんて一冊が角川新書から出ていましたね。

お互いに参考文献?

いくつか紹介記事も出て、お陰様で『破綻の戦略 私のアフガニスタン現代史』が好調です。日本からは地理的にも、気持ちの上でも遠いアフガニスタンについて少しでも知りたいという方が潜在的には多いのではないかと思われます。

本書は、大学卒業後、ダリー語修得のためカーブル大学に留学して以降、一貫してアフガニスタンに関わり続けてきた元大使によるメモワール的なドキュメントである。現地にどっぷり浸かり、体験し、長年にわたって蓄積した知見をもとに書き下ろした。

上掲のような内容の本書は、取材する記者ではなく大使として現地で奮闘した著者の体験に基づくノンフィクションです。ライターとはまた異なる視点からの知見が披瀝されているはずです。

そして本書と併読するとよさそうな新刊が出ます。3月刊行の岩波新書『タリバン台頭 混迷のアフガニスタン現代史』です。

「テロとの戦い」において「敵」だったはずのタリバンが、再びアフガニスタンで政権を掌握した。なぜタリバンは民衆たちに支持されたのか。恐怖政治で知られたタリバンは変わったのか、変わっていないのか。アフガニスタンが生きた混迷の時代には、私たちが生きる現代世界が抱えた矛盾が集約されていた。

こちらの内容は上掲のとおりです。