もう少し在庫を充実させて欲しいと思うのですが

少し前に、ネットの買い物はヨドバシカメラを使うことが多いと書きました。十数年前(?)から書籍も販売するようになり、あたしとしてはますます便利に使っております。

なにせ定価販売が基本の書籍は値引き販売ができませんので、あとはポイント還元というサービスを競うしかありません。もちろん配送料も肝心です。その点、ヨドバシカメラの通販は、ポイントカード会員であれば10%のポイントが還元されますし送料も無料なので、他の通販サイトよりはるかにお得なのです。

しかし、惜しむらくは在庫がやや貧弱なのです。アマゾンや楽天ブックスに比べると、新刊の発注数がそもそも少ないのか、なかなか販売可能状態にならないものが多いです。コミックやラノベのようなものは他と比べてどうなのかわかりませんが、あたしが読みたい、買いたいと思っている海外文学とか教養系新書についてはもう少し頑張ってほしいものです。

専門書に関しては、アマゾンもろくに在庫していないので、これに関しては痛み分けだと思いますが、一般書に関してはもうひと頑張り、奮起を期待します。

というわけで、掲げた図版はヨドバシの通販サイトで作品社の《台湾文学ブックカフェ》を検索したところです。全三巻のシリーズで、昨年刊行された第一巻は在庫がありますが、既に刊行されている第二巻はいまだに取り扱いができていません。ひと月後に刊行予定という第三巻も予約が取れる状態になっていません。これでは顧客は逃げてしまいますよね……

2022年1月のご案内

2022年1月に送信した注文書をご案内いたします。

  

まずは毎月恒例「今月のおすすめ本」です。続いては新聞の国際面でもしばしば取り上げられているカザフスタン情勢に関する必読図書とも言える『〈賄賂〉のある暮らし :市場経済化後のカザフスタン』です。日本では他に類書はないでしょう。次にご案内するのはロングセラーとなっている『福祉国家 救貧法の時代からポスト工業社会へ』です。このところ民主主義の危機が叫ばれていますが、そういった本を読んでいるとしばしばこの「福祉国家」という言葉が出て来ます。現代社会を読み解くキーワードの一つです。

  

続いては、世界史の書籍二点がどちらも版を重ねたのでご案内しました。『ナチ・ドイツの終焉 1944-45』と『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』です。次は年末に刊行した新刊『ノブレス・オブリージュ イギリスの上流階級』が早々に重版となりましたのでご案内です。そしてこちらもロングセラー、『スターリン 独裁者の新たなる伝記』も改めて店頭の在庫を確認していただきたい一冊です。

最後は『中国ファクターの政治社会学 台湾への影響力の浸透』です。「中国ファクター」という言葉が朝日新聞にデカデカと載りましたので、中国問題を考える上で外せない一冊としてご案内しました。