今月からスタートする、テレビ朝日系のドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」のTwitterです。
📸可愛すぎ&尊すぎなオフショットをお届け💓✨
イケメンに全く興味がないヒロイン
桜井カンナ 役 #遠藤さくら さん🌸
(#乃木坂46)バス通学中に本を読むシーン📖
どんなカットも本当に絵になります…💓足元には充分気をつけて❄️
今日も一日頑張りましょう!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ#もしイケ pic.twitter.com/g7cxcQupv8— もしも、イケメンだけの高校があったら【テレビ朝日公式】 (@moshiike_ex) January 6, 2022
さすがにこのドラマを見ようとは、いまのところ思っていませんが、ヒロイン役として乃木坂46の次世代エース、遠藤さくらが出演します。上掲のTwitterは、そんなさくちゃんの撮影のひとこまのようです。
さくちゃんの役どころは「美南学園1年。誰もが振り返るような美少女。美南学園に進学するがイケメンには一切興味がない様子。逆に周囲のイケメンたちとは価値観の違う龍馬のことに興味を持つ。」だそうです。そういうキャラクターだからなのか、手にしているのは岩波文庫の『論語』です。あたしも同じカバーの『論語』を架蔵しております。同じものを手にしているなんて、年甲斐もなくちょっと嬉しくなります。
ところで、最近でこそ岩波文庫のカバーもカラフルに、バラエティー豊かになりましたが、もともとはもっと地味なものでしたよね。それが二枚目の写真の『論語』です。
一枚目の『論語』は「1999年11月16日第一刷発行」と奥付にあるもので、二枚目の『論語』の奥付は「1989年9月14日第40刷発行」とあります。1999年の現行版は、カバーなどに表記はありませんが「改訂新版」になるようです。いずれも金谷治訳注のものです。
こういう場合、改訂新版と銘打って、ISBNも新しくするのが一般的だと思いますが、この両者はISBNも同じです。中味もところどころ変わっているはずで、とても誤植の訂正レベルではないと思いますが……
そして、岩波文庫の『論語』と言えばこの金谷治訳だと思っている方がほとんどだと思いますが、実は金谷治訳が出たのは1963年で、それ以前の岩波文庫に『論語』の訳注がなかったはずはありません。
それがこの三枚目の写真、武内義雄訳注のものです。こちらも紛うことなき岩波文庫ですが、現在の岩波文庫とは若干寸法が異なります。天地が数ミリ長いです。そして時代を感じさせるのがタイトル文字。なんと書名も訳注者名、出版社名すべて右から書かれています。
こちらは「昭和8年4月30日発行 昭和11年6月20日第5刷発行」のものです。戦前ですね。あたしの亡父が昭和10年6月25日生まれなので、満一歳の誕生日を迎える五日前に出来上がったものということです。どこの古書肆で落手したものか忘れましたが、奥付には「定価40銭」とありました。