訓令式とヘボン式

城塚翡翠役の清原果耶ちゃん、カワイイですね。朝ドラの「あさが来た」に出ていた頃から注目していました。

それはそうと、このドラマのタイトルにローマ字で「JOZUKA」と書いてあります。あたし、この表記がどうしても気になるのです。

あたしが子供のころにローマ字を習ったときには、ヘボン式は習わず、訓令式一本でした。そうなると「じょう」は「JO」ではなく「ZYO」です、。「づか」の「づ」もあたしの記憶では「ZU」ではなく「DU」と習ったはずなのです。だって「ZU」だったら「づ」ではなく「ず」になってしまいますから。

ちなみにローマ字入力で「JOZUKA」と入力すると「上手か」と変換されます。「城塚」と変換したいなら「JODUKA」と入力しないとなりません。

5回目完了

今し方、新型コロナウイルスのワクチンを打ってきました。今回はファイザー製でした。

これで5回目、オミクロン株対応のワクチンでした。

4回目からちょうど3か月が経過し、5回目が打てる期日になったので、さっさと打ってきたわけです。

もういい加減、新型コロナもインフルエンザ程度の対応に変えてもよいのではないかと内心では思うものの、わが家には80歳近い老いた母がいますので、ひとまずお金をかけずに防疫できるのであれば、やっておくに越したことはないとの判断です。

今回は近所の掛かりつけの医院ではなく、市が設置した集団設置会場へ行きました。駐車場がないというので歩いて行くしかありませんが、あたしの足で20分ほどでした。晴れていたので、ちょうどよい散歩みたいなものでした。

それにしも接種会場、どうしてあんなにスタッフが大勢いるのでしょう。あの人たちって市の職員ですか、それとも厚生労働省の職員ですか。

それとも全くのアルバイトなのでしょうか。だとしたらバイト代って、あたしたちの税金から払われているわけですよね。あの人数はちょっと多すぎると思います。無駄に大勢いて、だから雑談しているような風景も見受けられました。

そりゃ、大勢の接種希望者が来て、そこで万が一何かあったら大変ですが、でもそういう場合、たぶんあの人たちでは役に立たないのでは無いかと思います。国政選挙の時もそうなのですが、無駄に人員を動員しすぎですね。

あまりにも大きさが違いすぎますね

角川ソフィア文庫から『シャルル・ドゥ・ゴール 自覚ある独裁』が刊行されました。その名のとおり、文庫ですからまさに掌編です。とりあえずドゴールについて簡単に知りたいという人には重宝する一冊ではないでしょうか?

たぶん、もともとは2019年に角川選書で刊行されていた『ドゥ・ゴール』を文庫化したものだと思われます。文庫化にあたって、どの程度の訂正や追加が行なわれたのかはわかりませんが、ベースは同じものなのだと思われます。

角川選書、角川ソフィア文庫の「ドゴール」は佐藤賢一さんの書き下ろしですが、昨年、作品社から刊行された『シャルル・ドゴール』は翻訳ものです。こちらは翻訳とはいえ、214頁という比較的薄めの作品で、価格も本体で2200円とお手頃なところです。

これらに比べますと、あたしの勤務先から刊行した『シャルル・ドゴール伝(上)』『シャルル・ドゴール伝(下)』はあまりにも大部すぎますね。なにせ、サイズが単行本の通常サイズである四六判ではなく、それよりもひとまわり大きなA5判です。

ページ数に至っては、上巻が520ページ、下巻が530ページもあります。建築資材のブロックやレンガのようなものです。文庫では飽き足らず、もっと詳しく、もっと深く知りたいという方が手に取る一冊、否、二冊なのでしょう。

この手の分厚い本、あたしの勤務先はこれまでにもたくさん刊行してきているんですよね。そして、それなりに売れているのです。やはりこれだけの価格と分量ですと、しっかりした内容の本だと思ってもらえるのでしょう。もちろん看板に偽りなしですが。

歴史修正主義

少し前に中公新書の『歴史修正主義』を読みました。その著者、武井彩佳さんが今朝の朝日新聞に登場していました。

武井さんと言えば、あたしの勤務先の著者でもあります。これまでにも『ユダヤ人財産は誰のものか』『戦後ドイツのユダヤ人』といった著作や『ホロコースト・スタディーズ』といった訳書を刊行しています。

あたしには難しいことはわかりませんが、以前だったら誰も信じないようなこと、そんな声が大きく広がるようなことはなかっであろうに、ネット社会の現在だといとも簡単に嘘やデマが、さも真実であるかのように広まってしまうのは怖いことですね。

ここにはないもの

乃木坂46の最新シングル「ここにはないもの」を落手。一期生、齋藤飛鳥の卒業シングルですね。当然、通常版も含めて全タイプを一枚ずつ購入しました。

表題曲は、既にテレビの音楽番組で何回か披露されていますので、乃木坂らしいと言えば乃木坂らしいメロディーですね。ちょっと歌詞を詰め込みすぎなところがありますから、いい加減、秋元康の作詞はやめてほしいものです。

さて、Blu-rayが付属するType-AからType-Dは生写真がランダムで封入されているのですが、今回はこの四枚でした。

今回のシングルで初選抜となった林瑠奈、テレビ番組での歌唱力が話題となった伊藤理々杏が2枚、そして五期生のエース・井上和。まあまあの引き具合ですね。ファンによっては推しの写真をゲットするために、そしてミーぐるの時間を確保するために何枚も、否、何十枚も購入する猛者がいるそうですが、あたしはそういうことはいたしません。全タイプを一枚ずつです。

選抜メンバーについては、ファンの間でもいろいろ声が上がっていますが、いくら言ったところでファンの声が素直に反映されることはないので、文句を言うよりも毎回毎回の選抜発表を楽しんだ方が、自分にとってもよいのではないか、年をとるとそんな風に思えてきます。

飛鳥in飛鳥

今回の「乃木坂工事中」はヒット祈願でありながら、今回のシングルで卒業を発表している齋藤飛鳥のひとり旅でした。来週にも続くようですので、まずは前編でしょうか?

齋藤飛鳥が飛鳥地方へ行くなんてベタな演出、本人も冒頭で言っていましたね。確かにそのとおりだと思います。ただ、あたし、このあたりの古代史に詳しくはないのですが、飛鳥が正しいのでしょうか? 明日香という表記もありますよね? どちらの方がより古い表記法なのでしょう?

それはさておき、番組では齋藤飛鳥が旅をしながら、三期生と五期生について語っていました。四期生は来週なのでしょう。ただ、全員にメッセージを書いていたのでしょうか? ふだんから交流があるメンバーであれば、絡みも多いので書くこともあるでしょうが、それ以外のメンバーについてはどうなのでしょう?

もちろん番組では全員分を放送できないのは理解していますが、実際にはどうだったのでしょうね。今回の企画、最後はやはり真夏になるのでしょうか? あるいはもう真夏には何も言わなくてもわかるから、ということで端折ってしまうのでしょうか?

そんなところが、番組を見ての感想です。 卒業コンサートはどこでやるのでしょうね? それにしても、なーちゃんにしろ飛鳥にしろ、年内で活動は終わりなのに卒業コンサートは年明けに改めて、というのはなんかしっくりきません。ななみんのように、卒コンまで活動すればよいのに、と思いますがファンの人はどうなのでしょう?

あたしの学生時代に使えていたら……

明治書院の『新釈漢文大系』は、学生時代に漢文を読むときにまずは参照する現代語訳のシリーズでした。全120巻なのですが、あたしが学生のころはまだ全巻完結しておらず、早く出ないかなあと待っている巻もたくさんありました。

そんな『新釈漢文大系』ですが、函入りの高価なもので、個人で持つなんてなかなかできるものではなく、あたしも専門にやっていた『史記』だけは買い揃えていましたが、それ以外は図書館で閲覧するのが一般的でした。これだけの巻数があると、主立った古典はだいだい収録されていましたので、中国学専攻の学生には重宝がられていたと思います。

数年前に全巻完結したという話は聞いていましたが、それがこのほど有料のデータベースサイト「ジャパンナレッジ」のコンテンツに加わったのです。全巻引き放題、自宅に買い揃える必要もなく、図書館へわざわざ調べに行く必要もありません。自宅にいながらにして全巻を見ることができるのです。大学図書館などであれば、「ジャパンナレッジ」が利用できると思いますので、いまの学生はいくらでも使えるわけですよね。羨ましいかぎりです。

しかし、もちろん紙で引くことの長所もありますので、最初から「ジャパンナレッジ」で利用するのではなく、大学一年生、二年生のうちは図書館で紙の『新釈漢文大系』の頁を丹念に繰ってもらいたいと思います。それが財産となるはずです。

ちなみに、当時は集英社の『全釈漢文大系』とか平凡社の『中国古典文学大系』といった中国古典の大型シリーズがいくつかあり、角川書店や徳間書店からも現代語訳のシリーズが出ていました。またちょっと古いですが、『国訳漢文大成』や冨山房の『漢文大系』なども併用していました。懐かしい時代です。

2022年12月4日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

2022年11月のご案内

2022年11月に送信した注文書をご案内いたします。

   

まずは毎月恒例「今月のおすすめ本」です。続いては絶好調の『まいにちふれるフランス語手帳2023』が二回目の重版となりましたので、そのご案内です。そして、そのご案内の直後に俳優の杏さんがご自身のYouTubeで本書を紹介してくれるという僥倖に恵まれ、続けざまのご案内となりました。そして月の後半に送るようになった「今月のおすすめ本・語学書篇」です。

  

11月は月末になって立て続けにご案内をしましたが、その一つめは朝日新聞にカラー広告を載せることになった『「その他の外国文学」の翻訳者』です。同書はロングセラー、5刷まで伸びています。次はアニバーサリー、12月はジョゼフ・コーネルの没後50年になりますので『ジョゼフ・コーネル 箱の中のユートピア』をご案内です。最後は、問い合わせや追加注文も多い新刊『華語文学の新しい風』で、本書も重版が決定しました。