本日、見本出しです。(1月12日配本予定)
2021年12月28日のアーカイブ
いろいろとタイアップできそう?
現在発売中の雑誌『AERA1/3-10号』の特集は「価値観を変える48人」で、その中に町田樹さんの名前があります。
町田樹さんと言えば『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論』です。記事をまだ読んでいないのですが、恐らく競技者から研究社へと転身を遂げた生き方が書かれているのではないでしょうか?
ちょうどフィギュアスケートの北京オリンピック代表も決まり、いよいよ冬季五輪本番ムードですから、町田さんへの注目も今後盛り上がってくるのではないでしょうか? 非常に楽しみです。
そして、昨日から高槻の阪急百貨店で「海洋堂EXPO」が始まりました。
海洋堂と言えばフィギュアでしょうが、あたしの勤務先ではこんな本も出しています、『海洋堂創世記』です。その名のとおり、海洋堂創業時のエピソード満載の一冊です。海洋堂ファンならずとも興味深く読めるでしょう。この機会に是非お手に取ってみてください。
話はガラッと変わってスイーツの話です。と言っても、いまはやりのお店に行ったとか、食べてみたという話ではありません。
営業回りの途次、コンビニで見つけた森永のチョコレート「DARS」です。別にDARSを買おうと思って入ったわけではなく、ただ単純に「甘いものが食べたいなあ~、チョコでも買うか」という気持ちで入ったのですが、そこでホットケーキ味のDARSが売っていたので、思わず買ってしまいました。
いままでDARSは、何度も買って食べたことがありますが、このフレーバーは初めて見ました。いまだけ限定なのでしょうか? ネットを検索するとコンビニ限定で、この秋から売り出されたみたいです。人気が上がればレギュラーになるのでしょうか?
食べた感想ですが、パッケージを開けた時は「これぞ、ホットケーキ」という匂いがして、ホットケーキ好きなら幸せな気持ちになること間違いありません。しかし、味の方は匂いほどホットケーキを感じさせてくれるものではありませんでした。少しだけホットケーキを感じるホワイトチョコ、という感じです。
さて、本の話題に戻ります。暮れも押し迫ったこの時季に中国の小説『安魂』を手に入れました。現代中国文学には疎いので、周大新という作家の名前は初めて聞きました。雑誌での邦訳は知りませんが、たぶん単行本としての邦訳は初めての作家ではないでしょうか。
神保町の岩波ホールで公開予定の映画「安魂」の原作なのですね。と言うよりも、同書の帯を見て初めて映画化される(された?)作品なのだと知りました。
岩波ホールですから、素敵な作品ですよね。予告編を見て、ちょっと感動ウルウル系の作品だろうとわかりますが、機会があれば見に行きたいです。ところで、出演者の中に北原里英の名前がありました。元AKB48ですね。グループ卒業後も着実に女優の仕事を続けているようで、時々こうして出演者のランに名前を見かけます。
なお、あまり他社の本の誤植をあげつらったりはしたくないのですが、本の帯には「北原理英」とありますが、彼女のサイト、同映画のサイトでは「北原里英」です。間違えやすいところですね。
今日の配本(21/12/28)
環境経済学
『沈黙の春』から気候変動まで
スティーヴン・スミス 著/若林茂樹 訳
「コースの定理」はじめ環境問題に効率的に迫る経済学説とは? 排出量取引や課税など政策的選択肢は? 基礎概念をわかりやすく解説。
忘却の野に春を想う
姜信子、山内明美 著
朝鮮からのコメ難民の一族に生まれ、周縁に追いやられた民の声に耳を傾けてきた姜信子と、南三陸のコメ農家に生まれ、近代以降に東北が受けた抑圧の記憶と3・11で負った深い傷を見つめ続ける歴史社会学者・山内明美による、近代を問い、命を語る往復書簡。
ヒトラーと海外メディア
独裁成立期の駐在記者たち
ダニエル・シュネーデルマン 著/吉田恒雄 訳
1933年、欧米民主国のベルリン駐在記者たちは、ナチ台頭とユダヤ人迫害をいかに報道したのか? 仏のジャーナリストによる警鐘の書。
ノブレス・オブリージュ イギリスの上流階級
新井潤美 著
複雑な称号の体系、後継ぎと他の子供それぞれの苦労など、「イギリス人にとってのアッパー・クラス」の背景事情をわかりやすく解説。
シュリーマン[新装版]
トロイア発掘者の生涯
エーミール・ルートヴィヒ 著/秋山英夫 訳
巨万の富を得てホメロス時代の遺跡発掘に成功し、前人未踏の夢をかなえた「考古学者」の全生涯をたどる! 家族からの資料提供にもとづいた決定版の伝記を、生誕200周年を記念して新装版として刊行。巻末には「年譜」および「シュリーマン以後のエーゲ先史考古学(馬場恵二)」も収録。