時差があるので

日本では12月8日でしたが、現地ではまだ前日の7日であったという真珠湾攻撃。

というわけで、あえて12月7日の内に『パール・ハーバー(上)』『パール・ハーバー(下)』をご紹介いたします。

果たして日本の奇襲をアメリカ軍は事前に知っていたのか否か、知っていたのなら、あえてハワイの艦船には伝えなかったのか、などなどいろいろと議論があるようですが、結果的に奇襲が成功してしまったのが日本にとっては仇となったような気がします。

長駆ハワイを攻撃できるような能力を持っていなければ、最低限アメリカと先端を開くようなことはせずに済んだのではないか、という気もしますが、そういうことが言えるのも後世の人間だからなのでしょう。

ただ、どうなのでしょうね。当時の多くの日本人にとって、ソ連が北からやって来るという恐怖はあったかもしれませんが、アメリカに対する恐怖とか敵愾心って、どのくらい持っていたのでしょう? そのあたりは疑問を感じます。

それにしても「失敗の本質」ではありませんが、戦前の日本はどこで間違えてしまったのでしょうか。そしてそんな戦前の日本は素晴らしかったと語る政治家が多いことに薄気味の悪さを感じます。