本日は午後から人文会の勉強会(研修会)でした。人文会の会員社である勁草書房のウェブサイトリニューアルの顛末を語ってもらう、というものでした。
各社、もちろんウェブサイトは運営していますが、どうやったら見やすいか、どんな機能があれば便利なのか、担当者の悩みは尽きないと思います。そんなウェブサイトに関するケーススタディという感じでした。
ちなみに、あたしは自社のウェブサイトには一切関わっていないので、特に益するところはなかったですが、それでもなかなか興味深い話が聞けました。
ちなみに、勁草書房もそうですが、あたしの勤務先もとうこう・あいという会社が提供するHONDANAというフォーマットを使っているそうです。なにせ、ノータッチなのでそういうことも知らずに本日のレクチャーを聞いたわけです(汗)。
ところで勁草書房というとどういう出版社のイメージがありますでしょうか? 出版ジャンルは多岐にわたっていますが、あたしは中国思想、中国哲学の専門書を刊行している出版社、というイメージを長いこと持っていました。
何故かと言いますと、写真にあるような本、これらはすべて勁草書房の刊行物です。現在はすべて品切れみたいですが、あたしが学生時代にはこういった本を精力的に出していたのです。時代が感じられるのか、あるいは当時の勁草書房の特徴なのか、ビニールカバーの掛かった本が多かった印象です。この4冊どれもビニールカバーが掛かっていますので、経年劣化なのか、ちょっとべたついています(爆)。
でも、いい本出していましたよね。当時のあたしにはまだ手が出なくて購入していなかった本がこれ以外にもたくさんあって、大浜晧さんの作品が多かったと記憶しています。
そんなイメージを持っていた勁草書房ですが、昨今は中国ものと言えば現代中国社会を扱ったものが多くなっているようです。否、古代中国思想ものはほぼ全く出していないのではないしょうか? 出版傾向が変わるのは致し方ないですが、中国学を学んでいた者にとってはちょっと寂しくもあります。