昨日のこのダイアリーで岩浪文庫のブックカバーについて書きましたが、岩浪文庫以外のブックカバーも出て来たのでちょっとご紹介します。
まずは、講談社現代新書・ブルーバックスのブックカバーです。二つ持っていましたが、一つは金文字が消えてしまっていますし、どちらもかなり使い込んでいます。捨てればよいのに、どうして今の今まで取って置いたのでしょう?
続いては、やはりボロボロ、穴だらけになっていますが、徳間文庫のブックカバーです。これは布というよりも、ゴワゴワした紙のような材質です。
現代新書にしても徳間文庫にしても、これらのカバーを使っていたのは高校、大学時代です。当時は本にカバーを掛けて読んでいたのです。昨日のダイアリーでは、ブックカバーは使わないと書きましたが、昔はそうではなかったのです。時が流れると、人って変わるものですね。
三つ目の写真は、マークが付いていますけど、このマークだけで何のレーベルかわかりますでしょうか? 正解は平凡社の東洋文庫です。
「平凡社東洋文庫にカバーなんてあったの?」と聞かれそうですね。確かに東洋文庫は函入りの本ですから、カバーなんて要るの、という疑問も湧くでしょう。あたしもそう思います。
でも函のまま持ち歩くのは面倒ですが、本を傷めたくもない、となるとカバーが必要になるわけですね。
ただし、岩浪文庫が今年のフェアでブックカバーのプレゼントをやっているように、東洋文庫がブックカバープレゼントをやっているという話はあまり聞いたことがありません。
実はこの東洋文庫のブックカバーはアンケートを答えたお礼でもらったものです。四枚目の写真にあるように創刊30周年の記念です。1963年が創刊の年なので、30周年というと1993年です。となると、あたしは既に社会人になっていたのですが、あたしの記憶では、学生時代に手に入れていたはずです。
学生時代、大学生協に東洋文庫のアンケート用紙(ハガキ?)が置いてありまして、復刊のリクエストを募っていたのです。たぶん、創刊30周年記念の復刊だったのでしょうね。となるとアンケートをやっていたのはその1年か2年前になるのでしょうか? それならあたしもまだ辛うじて学生でした。
で、あたしはその当時、既に品切れていた銘柄を書いて(たぶん5点くらい記入できたはずです)応募したのです。そんなアンケートに応募したのも忘れたころに平凡社から封書が届き、このたびはリクエストアンケートに応募いただきありがとうございます、という挨拶状とこのブックカバーが入っていたのです。
残念ながらあたしがリクエストした銘柄は一つも復刊されませんでしたが、応募した人全員にこのような丁寧な対応をされていたのでしょうか? あるいはブックカバー全員プレゼントと書いてあったので応募したのでしょうか。今となっては覚えていませんが、そんな経緯で手に入れたブックカバーです。