これで世代交代はできたの?

「乃木坂工事中」で乃木坂46の「28th シングル」のフォーメーションが発表されました。誰が選抜に選ばれたか、誰が選ばれなかったか、ファンは一喜一憂していることでしょう。

前作、27枚目の時にこのダイアリーであたしなりの感想を書きましたので、今回も感想を書きたいと思います。とはいえ、こんな感想は自分の推しメンが選抜に選ばれているか否か、ポジションがどこなのかで、ファンは勝手なことを言うものですから、ここに書くことも一ファンの勝手な戯言だと思っていただければと思っていただければ幸いです。

あたしの基本的な考えは世代交代をどう進めていくかなので、前回も書きましたが、新内・高山・松村・真夏の長老には選抜から外すべきだというものです。前作で松村が卒業し、なおかつ桃子も卒業を発表したので、この枠は新内・高山・真夏の三名となります。

高山も今作で卒業を発表していますが、9月末で卒業と表明しているので、このシングルでの活動期間を考えると、やはり選抜メンバーからは外すべきではなかったかと思います。これだけ抜けば、昨今のコロナ禍を踏まえると「多すぎる」という批判を多少はかわせるのではないかと思います。

ただ、長老を外すだけでは世代交代にはなりません。そこで今回は4期生の掛橋が初選抜となったわけだと思います。2期生の北野と鈴木が選ばれたのがファンの間では異論百出なのかも知れませんし、この二人が選ばれるのであれば蘭世が外れたのはおかしいという意見、あたしももっともだと思います。

なんとなくですが、発売前に発表はされていませんが、高山に続いて新内、真夏も今回のシングルで卒業なのかな、という気もしました。もしかすると樋口、北野なども卒業かも知れません。そう考えたとき、次期キャプテン候補として2期生の鈴木か3期生の久保を運営は考えているのかな、なんて思います。

客観的な人気などを考えると鈴木キャプテンはありえないかも知れませんが、たたずまいを見ているとキャプテンとして十二分にやってくれそうな気もします。ただしポジションを見たときに現キャプテンである真夏と生ちゃんに挟まれた久保が今作はキャプテンとしての修行期間になるのかな、という気もするのです。

一番気になるのは蘭世ですね。鈴木、蘭世あたりは年上世代がごっそり抜けた後、3期、4期を引っ張っていくのに一番ちょうどよい年齢とキャリアだと思うのですが……

展開が急すぎる?

タリバンがアフガニスタンの首都を制圧したというニュースが飛び込んできました。既に大統領は国外に退避しているとのことです。

世界がコロナと闘っている春先に米軍の撤退というニュースが世界を駆け巡りましたが、それから半年も経たないうちに、オセロで言えば白が黒にすべてひっくり返ってしまったような状況です。

それにしても、アフガニスタン情勢を伝えるニュースではしばしば「混迷」という修飾語が付くことが多いですが、本当に混迷を極めていると思います。アフガン情勢に詳しい人ならともかく、あたし程度の知識しか持たない人間には、何がどうなってからこういう事態になっているのか、そのあたりがまるでわかりません。アフガニスタンの国民は政府を支持しているのか、それともタリバンを支持しているのか、そんなことすらあたしにはわかりません。

そんなアフガン情勢を知るには、こちらが一番だと思います。『シークレット・ウォーズ(上)』『シークレット・ウォーズ(下)』です。

同書は、今回の米軍撤退やタリバンの反攻を解説したものではありませんが、その前史にあたる情勢を描いています。今回のことを理解するには、その前から追っていかないとなりませんから、まずは本書がお薦めです。

更に遡るのであれば、ソ連のアフガン侵攻から追わないとなりませんが、そこまで理解したいのであれば『アフガン侵攻1979-89』『アフガン諜報戦争(上)』『アフガン諜報戦争(下)』がお薦めです。

『アフガン侵攻1978-89』はタイトルどおり、ソ連軍の侵攻と撤退を描いたノンフィクションで、『アフガン諜報戦争』はソ連の進攻から9.11前夜までを描いたピュリツァー賞受賞作品です。