展開が急すぎる?

タリバンがアフガニスタンの首都を制圧したというニュースが飛び込んできました。既に大統領は国外に退避しているとのことです。

世界がコロナと闘っている春先に米軍の撤退というニュースが世界を駆け巡りましたが、それから半年も経たないうちに、オセロで言えば白が黒にすべてひっくり返ってしまったような状況です。

それにしても、アフガニスタン情勢を伝えるニュースではしばしば「混迷」という修飾語が付くことが多いですが、本当に混迷を極めていると思います。アフガン情勢に詳しい人ならともかく、あたし程度の知識しか持たない人間には、何がどうなってからこういう事態になっているのか、そのあたりがまるでわかりません。アフガニスタンの国民は政府を支持しているのか、それともタリバンを支持しているのか、そんなことすらあたしにはわかりません。

そんなアフガン情勢を知るには、こちらが一番だと思います。『シークレット・ウォーズ(上)』『シークレット・ウォーズ(下)』です。

同書は、今回の米軍撤退やタリバンの反攻を解説したものではありませんが、その前史にあたる情勢を描いています。今回のことを理解するには、その前から追っていかないとなりませんから、まずは本書がお薦めです。

更に遡るのであれば、ソ連のアフガン侵攻から追わないとなりませんが、そこまで理解したいのであれば『アフガン侵攻1979-89』『アフガン諜報戦争(上)』『アフガン諜報戦争(下)』がお薦めです。

『アフガン侵攻1978-89』はタイトルどおり、ソ連軍の侵攻と撤退を描いたノンフィクションで、『アフガン諜報戦争』はソ連の進攻から9.11前夜までを描いたピュリツァー賞受賞作品です。

彼女の存在は幻覚ではなかったのか……

映画「仮面病棟」を視聴しました。前から気になっていた作品ではあるのですが、見る機会を失していて、雨で出かけることもできない休日に視聴したという次第。

映画のジャンルとしては、病院と聞くとホラーを期待してしまうのですが、本作はサスペンスになるのですよね。犯人は誰なのか、そしてその真の目的とは何なのか?

何かを隠している院長と看護師たち。ヒロインの永野芽郁は、実は本当には存在していない幽霊のような役どころなのかと思っていましたが、まさか真犯人だったとは。でも、とてもカワイイですね。声がとても魅力的です。

しかし今作の永野芽郁は怖いです。姉を死に追いやり、自分の体から臓器を取り出した病院に対する復讐とはいえ、何の躊躇いもなく人を次々と血祭りに上げていく終盤は、カワイイ顔をしているぶん却って恐怖感が増します。本当に冷酷ならば、坂口健太郎も躊躇いなく殺してしまうはずですが、彼は違法な臓器移植には手を貸していないし、本当に自分を守ろうとしてくれたということで引き金を引けなかったのでしょう。

ラスト、坂口健太郎は医師としての大切なものを取り戻して働いているようですが、永野芽郁はどうなったのでしょう? 政財界のお偉方が関与しているため事件はピエロの犯行、そして犯人自殺で終わっていて、彼女に捜査の手が伸びることはないのでしょう。でも、彼女は腎臓がないはずです。自分の腎臓を手に入れた人間だけは殺そうと思っているのではないでしょうか?

県を跨いだ移動は自粛?

東京を始めとした全国のコロナ感染が大変なことになっています。

なんだかんだ言いつつも、ワクチンの接種が進んでいるので死者の数が極端に増えていないのが不幸中の幸いでしょうか?

政府は高齢者の割合が減っているとワクチン接種の成果を誇っているようですが、確かにそういう面もあります。でも、これだけ感染者数が増えてくると、高齢者の感染者数、重症者数だって増えてしまうので、ここはやはりパーセンテージではなく人数で考えるべきではないかと思います。

そんな中、お盆を迎えましたが、県を跨いだ移動は自粛するように、帰省や旅行もやめてくださいというメッセージが発せられました。もちろん、効果はほとんどないみたいです。政府がまるで信用されていませんから。

さて本題です。

この県を跨いだ移動というのは、主に旅行や帰省を念頭に置いての発言ですよね? まさか通勤についても言っているのでしょうか? だとしたら、多くの企業にとってはたいへんな問題ではないでしょうか?

あたしの勤務先も、東京都以外の在住者はそれなりに在籍しています。神奈川、千葉、埼玉から通っている社員は多いです。しかし、あたしの勤務先の所在地は、駅名で言うと東京の御茶の水ですから比較的東の方になります。八王子から通うよりも千葉県の市川、船橋あたりから通ってくる方が断然近いはずです。それでも、八王子在住者は通えるけど、市川の人は通勤禁止になってしまうのでしょうか?

また電車から降りることはないにしても、多摩センターや町田からですと、途中で神奈川県を通ります。これも政府の言うことを厳密に考えると通勤不可の対象になってしまうのでしょうか?

 

読み比べてみると面白い

この二冊の新書、両方とも読んだ方はいらっしゃるでしょうか? 光文社新書の『ジェンダーで見るヒットドラマ』と岩波新書の『異文化コミュニケーション学』です。

光文社新書と岩波新書という全く性格の異なるレーベルですし、タイトルからは共通するものは感じられません。しかし岩波新書の方オビを見ますと「50を超える、韓国をはじめ海外のドラマや映画を、〈生きた事例〉として学ぶ」とあります。つまり、どちらも韓流ドラマなどを題材として書かれているものなのです。

読んでみますと、両書で取り上げられているドラマの多くは共通しています。韓流以外も取り上げられていますが、それも同じものがいくつもあります。かたやジェンダーという視点から、かたや異文化コミュニケーションの視点から書かれていますが、ジェンダーギャップというのも異文化交流の一つのかたちです。岩波新書の中にもジェンダーを扱った章があり、それなりの比重を占めています。

そんな、実はよく似た両書なのですが、著者の書きぶりの違いや両書の構成の違いで、ずいぶんと違った印象を与えていると思います。ただ、読後感には共通するものが多くありました。

というわけで、新書は、書店ではレーベルごとに並んでいることが多いですが、この二つは一緒に並べるとよいのではないかと思います。

三代目TT-4K100

先日、ちょっとした理由から、東芝の4Kチューナー「TT-4K100」を購入しました。

一応、東芝のサイト内にページは残っていますが、既に生産終了の商品らしく、ネットで探しても購入できるショップは多くありませんでした。それでも見つけたショップで購入したのですが……

届いて、セッティングは問題なく終わりました。チューナーを介した映像は自宅のテレビにきれいに映りました。どの局も問題なく、ネットワークの設定、録画用の外付けHDDの設定も無事に終わりました。

ところが翌日になったら、電源ボタンが赤く点滅しているのに気づきました。何かと思いリモコンで電源をオンにしようとしたのですが、まるで反応がありません。リモコンが壊れているのか、はたまた電池の入れ方を間違えたのか。いろいろ試みましたが埒が明かないので、マニュアルにあるとおり、一度電源コードを抜いてしばらくおいてから再び差し直しました。が、ランプの点滅は相変わらずです。

ネットを検索してみたところ、同じ症状が何件かヒットしました。どうやら不良品のようで、東芝に修理に出したとか、交換してもらったといった報告が上がっていました。それらを読むと、あたしの状況は完全に同じです。初期不良ということなのでしょう。

東芝のカスタマーセンターに連絡しましたが、購入したお店に相談してください、というつれない返事。仕方なく購入したショップへ問い合わせると、まだ到着から数日でしたので返品に応じてくれるとの返事。仕方なく返品をしました。

そして、性懲りもなく再び別のショップで見つけた同製品を購入しました。こんども初期設定は全く問題なく、一台目と同様、非常にきれいに映ります。その他の設定も何の問題もなくスムーズにできました。

しかし、翌日、やはり同じようにランプの点滅が起こったのです。この製品は、どいつもこいつも不良品なのかと思いつつ、こんどは東芝には連絡せず、購入したショップに連絡を入れました。すると、返品か交換に応じてくれるというので、あたしはあえて交換に賭けてみました。

送り返してから数日後、新しい商品が届きました。否、新しいと言っても、ここしばらく非常に見慣れた商品ですが……(汗)。

さて、今回も設定は問題なく済ませました。怖いのは翌日以降です。これで同じ症状が出たら、まさに二度あることは三度あるです。あたしとしては三度目の正直を狙ったつもりなのですが、翌日ランプを確認するまでのハラハラドキドキ。

次の日、ランプは点滅していませんでした。仕事から帰っても問題ありません。リモコンにもきちんと反応してくれます。三台(代?)目でようやく問題のない製品にたどりついたわけです。

個人的には、この商品とパナソニックの「TU-BUHD100」で迷っていました。もちろん販売価格の差は気になりますが、性能面も吟味しました。ただ決め手になったのは、わが家のテレビが東芝製だったという点でしょうか。

ZOOM環境

昨年来のコロナ禍でオンライン何々というのが流行していますが、その中でも特に活躍していると感じられるのが、オンラインミーティングのツールであるZOOMです。

ZOOM以外にもオンラインミーティングができるツールはいくつかありますが、無料ということで一番使われているのではないでしょうか? 大手企業であれば有料でセキュリティーも万全なツールを使ったり、独自のシステムを構築したりしているのでしょうが、数多の中小企業や個人のグループでは専らZOOMだと思います。

そして、こういったオンラインミーティング(会議)が盛んになるにつれ問題となってきたのがオンライン会議用の環境です。自宅に十分なネット環境があるか否かという基本的なことだけでなく、ペットがいる、幼い子供がいるといったことから落ち着いて会議に臨めないという人が多いようです。バーチャル背景なども使えますが、自宅が見えてしまうということに抵抗のある人もいるようです。

こういったニーズに対応して、オンライン会議用のレンタル個室などのビジネスが伸びているようですし、自宅を改造した人、引っ越した人などもいるようですから、トータルするとどれくらいのビジネスに成長したのでしょう?

さて、わが家の場合、自宅には自分の部屋があり、ペットも飼っていませんし、幸か不幸か幼い子供もおりません。ですから自宅でのオンライン会議は快適です。ネットの回線速度も勤務先より格段に速いので快適です。オンライン会議をやるときの背景は写真のように書架ですので、別に見られても気になりませんし、職業柄、むしろふさわしいのではないでしょうか?

問題なのは勤務先です。営業部ということで電話がよく鳴ります。来客もあります。ミュートにして会議の模様を眺めているぶんにはよいのですが、自分が話すとなると周囲の音(雑音とは言いませんが……)が気になります。

かといって、静かな部屋へ移動してやるにも、勤務先のPCはデスクトップなので、これを持って座席移動するなんてできません。共用のノートPCもありますが、資料などが自分のPCの中に置いてあるので、共用のPCでは資料が見られません。

そういったことから、オンライン会議に参加するときは自宅でと心がけています。勤務先の環境は如何ともしようがないのですが、資料はクラウドに置くとかすれば、なんとかなりますかね?

祝日はいつ変更になっていたのでしょう?

今日は祝日です。

正確に言えば、昨日の「山の日」の振替休日です。

ところがほとんどのカレンダーでは今日はただの月曜日で、水曜日の11日が山の日で、赤い祝日表示になっていると思います。

昨年は、結果的に一年延期になりましたが、オリンピック開催ということで祝日の移動がありましたが、今年もそうだったみたいです。一年延期になった去年の時点で、今年の祝日の移動も決まっていたのだと思うのですが、だとすると、今年のカレンダーのほとんどの祝日表記が間違っているのはどうしてでしょう?

単純にカレンダー製作会社が情報確認を怠っていただけなのでしょうか? あるいは、今年の祝日移動について政府から正式なアナウンスがなされるのが遅く、今年のカレンダー製作に間に合わなかったのでしょうか? いずれにせよ、今回の祝日の移動は、意外と盲点だったらしく、多くの場面で「そうだったのか?」という事態を目撃しました。

あたしなども盆休みの業界の一斉休業を確認しようとして、初めて気づいたくらいですから、かなり最近になってからのことです。それまでは11日水曜日が祝日だから、12日と13日が一斉休業になって、11日から15日までが盆休みになるだろうと思っていたのです。

結果的に、今日が振替休日で11日は通常の平日、そして業界の一斉休業は13日となりました。あたしの勤務先の夏休みは13日と16日で、あともう一日、各自自由に取りなさい、ということになっていますが、今のところその一日は未定です。

書架追加

増え続けるわが家の本。

なんとか整理したいのですが、整理するための書架を置くスペースが、もうわが家には見当たりません。書架がなければ、書籍をきれいに整理できません。それでも一箇所、狭いスペースではありますが、書架を置くスペースを見つけました。横幅は40センチもありませんが、180センチの書架を置くことができましたので、これでしばらくはしのげそうです。

少し前にこのダイアリーでご覧いただいた、主に文庫や新書を並べている書架がいっぱいになってしまいまして、ここから岩波新書を新しい書架に異動しました。

新しい書架にもまだ余裕がありますし、文庫・新書メインの書架にも余裕が生まれたので、当面の書籍整理に困ることはなさそうです。

ただ、これも時間の問題です。これくらいの収容量アップでは一年程度しか持たないのではないかという気もします。

文庫・新書はできるだけレーベルごとに並べて置かないとダブって買ったりしてしまうのですが、書架に余裕がなくなると、レーベルごとに並べることができなくなるので、やはり書架に余裕があるか否かは大事です。

佐川は遅め?

ネット通販を利用していると、自宅への宅配の荷物がよく届きます。

たいていはゆうパックで、時々クロネコヤマトで届きます。どちらも朝一番に配達されることが多く、特に午前指定でなくとも朝の9時ころには配達されます。配達の方もわが家は基本的にほぼいつでも母が在宅なのをわかっていて、一度来て不在でも他を回った後に再び寄ってくれることもあります。

そんな中、ネット通販会社によっては佐川を使うところがあります。佐川だけは配達が遅いです。佐川の集配所が遠いということもあるのか、わが家に届くのはだいたい夕方5時過ぎとか6時ころになります。

配達には配送ルートというのがあるでしょうから、ヤマトやゆうパックはわが家が早めの配達なのでしょうけど、佐川だとわが家は一番最後の方のルートなのではないでしょうか? そんな風に予想しています。