本日、見本出しです。(7月21日配本予定)
7月 2021のアーカイブ
今日の配本(21/07/14)
ジェニー・エルペンベック 著/浅井晶子 訳
大学を定年退官した古典文献学の教授リヒャルトは、アレクサンダー広場でアフリカ難民がハンガーストライキ中とのニュースを知る。彼らが英語で書いたプラカード(「我々は目に見える存在になる」)について、リヒャルトは思いを巡らす。東ドイツの記憶と現代の難民問題を重ね合わせ、それぞれの生を繊細に描き出す。ドイツの実力派による〈トーマス・マン賞〉受賞作。
最近は火曜日が……
このところ毎週火曜日を在宅ワークにしています。
特にこの日に在宅ワークにすると決めているわけではないのですが、勤務先の同僚、だいたい誰が何曜日に在宅ワークなのかは固定化しつつあります。
そんな中、あたしはあまり曜日による制約はなく、社内の人数が一番多くなりそうな曜日に在宅ワークを設定していました。では、火曜日の出社人数が多いのか、というと決してそういうわけではありません。むしろ在宅が多い方かも知れません。
なのに、どうして在宅にしているかと言いますと、社内の会議が火曜日日に行なわれることが多いからです。会議はこのところZOOMを使って行なわれています。出社していると自分の机で参加するのですが、営業部なのでしょっちゅう電話が鳴り、どうしても周囲がガヤガヤと五月蠅くなりがちです。
会議なのでミュートで参加するわけにもいかず、そんなことを何回か繰り返すうちに、会議のある日は在宅、という感じになってしまいました。ちなみに書店回りの都合から考えると、週の真ん中、水曜日を在宅にするのがよいと考えています。なぜかというと、回っている書店の担当の方、水曜公休の方が多いからです。
義時が好き!
来年の大河ドラマの主人公が北条義時だというので『北条義時 鎌倉幕府を乗っ取った武将の真実』を読んでいます。
来年の大河ドラマの人気がどうなるかわかりませんが、主人公の義時を小栗旬が演じるということで、それなりに話題にはなるでしょう。
でも、北条義時というのは、あたしにとっては松平健なんですよね。そうです。往年の大河ドラマ「草燃える」で松平健が演じていました。たぶん彼がまだ暴れん坊将軍になる前の出演作だと思います。
石坂浩二演じる頼朝、岩下志麻の北条政子、源頼家がなんと郷ひろみ、という配役陣の中にあって目立つ存在ではなかったですが、非常に渋い演技がひかっていたという記憶があります。あたしが小学6年生のころの作品だったと思います。
あたしはこの作品で松平健を知り、彼の演じる北条義時に興味を抱くようになりました。時政でも泰時でもなければ、もちろん頼朝や頼家、実朝でもなく、それ以来一貫して、鎌倉時代の好きな人物は義時でした。
抜け駆けになってしまったみたいです
昨日の午後、近所のクリニックで、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けてきました、一回目です。
少し前にクーポン券が市から届き、母の時と同じように予約サイトから予約をするのですが、母の時は近所の文化学園大学しか会場がなかったのですが、今回は市内のいろいろなクリニックの名前が並んでいました。
もちろん、既に近いに日程は埋まってしまっているところが多かったですが、わが家の近所、あるいて5分程度のところにあるクリニックが会場の一つとなっていました。そこで、そのクリニックの空き状況を見たところ昨日の午後に空きがありましたので予約したわけです。
予約時間は15分刻みで指定できるようになっていて、接種を受けに行った昨日の感じでは一回(15分)の接種に6名くらいが受けられるようでした。まえの15分、次の15分の人もやってきていて、受付の方がそれを手際よく捌いていました。
ところで、書類チェックの時にクリニックの方に言われたのですが、あたしの予約は取れていましたが、本来は高齢者施設で働いている人や基礎疾患を持っている人を優先して受け付けているそうです。つまり、あたしはまだ予約をしてはいけなかったみたいなのです。予約サイトでは、申込者がどこで働いているか、基礎疾患があるかなどのチェックはできませんから、あたしのような健康体でも予約できてしまうのですよね。そこが穴でした。
しかし、まあ、予約はできてしまいましたし、二回目も予約済みです。二回目をキャンセルできないことはないですが、一回目を打ってしまったので、三週間後に予定どおり二回目を打たないとワクチンの効果がどうなってしまうのか……
ちなみに、今朝はちょっと注射を打った方の腕が痛む程度で、だるさとか発熱とか、そういった症状はありません。
これが権威主義の誘惑なのか?
このあたりの歴史に詳しいわけではありませんが、当時のソ連がナチス・ドイツと裏取引をしていたことは事実でしょうし、両国でポーランドや東欧諸国を分割しようとしていたことは紛れもない史実でしょう。
そんな、ほぼ事実と認められていることを公にしてはいけなくなるなんて、歴史の改竄と言えるのではないでしょうか? 中国もそうですが、こういった権威主義の国の指導者は自分に都合よく歴史を操作し、国民に対しては情報を操作しがちなのでしょうかね。
こんどは歴史の改竄ではありませんが、似たような空気を感じます。
シャンパンと言えば、フランスのシャンパーニュ地方が名前の由来だってことは世間一般の常識だと思います。それがロシア産だけしか認めないなんて、それこそ大阪で江戸前寿司を食べるような感じでしょうか?
そう言えば、中国が日本の地名を登録し、「青森リンゴ」「大間マグロ」といった商品名を中国国内では使えなくなっているというニュースを読んだことがあります。
ロシアはいったいどういう国に向かっているのでしょう?
冠水とか氾濫とか
今年も各地で大雨の被害が報告されています。こういったニュースを見ると思い出す、子供のころの光景があります。
小学生だったと思いますが、当時のあたしは杉並区高井戸に住んでいました。井の頭線の高井戸駅から歩いて10分もかからないところでした。もちろん駅前の高井戸小学校に通っていました。
そんな井の頭線の高井戸駅は環状八号線の上にある駅です。環状八号線と交差するように井の頭線が走っていて、環状八号線は井の頭線をくぐるようなかたちで通っていました。
ちょうど井の頭線のすぐ南側を神田川が流れていて、この神田川が付近一帯の谷になっており、井の頭線をくぐる環状八号線は、駅の下がちょうど谷底のような感じでした。
当時は神田川の改修工事もされておらず、大雨の時は神田がしばしばは氾濫したものです。そうなるとちょうどくぼみになっている高井戸駅の高架下、環状八号線に水がたまってしまうことがありました。多少の雨であれば車も通れましたが、あたしが住んでいるころには、何度か環状八号線の高井戸駅下が通行止めになる事態を体験しています。
神田川がそんな状態でしたので、区内を流れるもう一つの河川、善福寺川も大雨の日はしょっちゅう氾濫していました。そして神田川と善福寺川が合流する区の東部、中野区一帯は都内でも有数の洪水地帯と呼ばれており、当時は不動産価格が周囲よりも安かったと聞いています。
井の頭線で言えば、京王電鉄のターミナルでもある明大前駅も上を走る京王線と下を走る井の頭線という構造なのですが、井の頭線は地面よりも低い位置を走っていて、明大前駅が水没するという事態も起こっていました。そうなると渋谷永福町間は運転見合わせとなり、井の頭線は吉祥寺と永福町間の折り返し運転になりました。京王線で新宿から乗ってきて、明大前で井の頭線に乗り換えようとしたら電車が動いていなかった、という体験も数度体験しております。
あたしが子供のころは、線状降水帯なんて言葉はなく、たぶん雨の量も今の豪雨ほどではなかったと思います。それでも河川の改修が完成していないところではこういった氾濫がしょっちゅう起こっていたものです。
その後、神田川は護岸もきれいに整備され、あたしが中学になるころには氾濫するような気配は微塵も感じられなくなり、環状八号線が通行止めになったり、明大前駅が水没することもなくなりました。
あっ、ちなみに、あたしが小学生のころというのは、昭和50年代前半のことです。ちょうどそのころ、高井戸小学校の創立百周年があったのを覚えています。
今日の配本(21/07/09)
中川裕 著
アイヌ語は、北海道を中心に、サハリン、千島、古くは東北地方北部でも話されていた日本の先住民族アイヌの言葉です。言語系統は異なりながらも、日本語とは長年隣接していたため語彙レベルでは相互に影響があります。母語話者は減少しましたが、近年は復興運動もさかんになっています。2020年にオープンした国立アイヌ民族博物館を含む民族共生象徴空間ウポポイでは、展示などにアイヌ語が使用されています。これからアイヌ語を見聞きする機会がきっと増えることと思います。
早稲田みか、バルタ・ラースロー 著
ハンガリー語はハンガリーとその周辺で使われている言語です。ハンガリー語話者の祖先は、民族移動によってウラル山脈から現在の地にたどりつきました。「生まれは東なれど育ちは西」という歴史が、ハンガリーを他のヨーロッパ諸国とは一味ちがう魅力あふれる国にしています。音楽、高級磁器、料理、刺繡など誇り高きマジャル文化で知られ、首都ブダペストは「ドナウの真珠」と形容される美しい都市です。文法と会話を同時に学べるこの本で、ハンガリー語の世界にふれてみませんか。
白は珍しいの?
桔梗が、今を盛りと咲いています。
でも、桔梗と言えば一般的には藤色と言いますか、紫色の花ではないでしょうか? でも、わが家の桔梗は真っ白です。
本当に桔梗なのか、それともよく似た別の花なのか、あたしにはわかりませんが、母曰く、桔梗なのだそうです。きれいですね。
そう言えば、少し前に、わが家で咲いているネジリバナにも白いのがあると書きましたが、わが家には白い花が咲きやすいのでしょうか?