今日の配本(21/06/09)

ハワイ語で話そう

古川敏明、土肥麻衣子 著

ハワイに息づくことばを学びませんか。やさしい解説と練習で、会話と文法の初歩を身につけます。学習に便利な単語リスト付き。

100語でわかる旧約聖書

トーマス・レーマー 著/久保田剛史 訳

「旧約聖書のうちで一度に書かれた書はほとんどない。いずれの書も、長い歴史にわたる伝承と修正の産物である」(本書「編纂者」より)。パピルスや羊皮紙、犢皮紙に書かれた聖書は、その耐用年数ゆえに新たな巻物に書き写さなければならず、複写のたびに、何かが追加されたり削除されたり、修正が加えられる機会となる。「こうした修正は、書記とよばれる編纂者たちの仕事であった。書記たちは特定の巻物に携わり、新たな政治・神学的状況を考慮しつつ、テクストを加筆して伝承していた」(同前)。本書は、こうした聖書の成り立ちや、アブラハム、モーセなどの重要人物、天地創造やバベルの塔、ソドムとゴモラといった逸話、エジプトやエルサレム、シナイなどの地域のほか、モチーフ、社会的風習や宗教的儀礼など、多面的な角度から聖書全体を概観する。

今回もフラゲ!

正式な発売日は明日ですが、決まって前日には到着するのがCDです。今回も、乃木坂46のニューシングル「ごめんねFingers crossed」が前日である本日、落手できました。

あたしは、このところ乃木坂46のCDはセブンネットで予約し、近所のセブンイレブンで受け取るようにしています。発売日はオリコンの集計に有利なように水曜日が多いのですが、決まって月曜日の夕方に発送完了のお知らせメールが届きます。曰く、セブンイレブン店舗への到着は火曜日の朝8時ごろになります。

仕事帰りにピックアップするので夕方になってしまいますが、休んで自宅にいたら、朝も早々と受け取ることができるわけですね。一般のCDショップ(リアル店舗)や他のサイトでも同じなのでしょうか?

ちなみに、今回はBlu-ray付きがType-AからType-Dの4種類、それに通常盤という全部で5種類の形態で発売されました。Type-AからType-Dに封入されている生写真は、松尾美佑、与田祐希、山下美月、伊藤純奈の四名でした。

新刊も既刊も!

後ろに寄りかからせなくても自立するほど分厚い本が4冊。よく見れば、すべてスターリンの評伝です。

右の三冊は、かつて刊行したもので、それぞれバラ売りしていますが、3冊で1セットのようなスターリン伝です。

一番左の一冊は、このたび刊行した最新のスターリン伝です。こちらは一冊でスターリンの生涯を追っていますので、手軽にというほど薄くて軽い本ではありませんが、まず手に取るなら簡便かも知れません。最新の史資料を駆使して書かれていますので、お薦めです。

さて、話は変わって、書店の店頭で無料配布されている小冊子『BOOKMARK』の最新号(18号)に、あたしの勤務先の書籍が紹介されていました。「英語圏以外の本特集2」として『シャルロッテ』『俺の歯の話』『忘却についての一般論』の3点が載っています。

それぞれフランス、メキシコ、アンゴラ出身の作家の作品です。

なかなか海外旅行へ行けない昨今、海外小説を読んで外国へ行った気分を味わうのも一興ではないでしょうか?

またしても些細なことに人生のツキを使ってしまったようです

NOGIBINGOという番組がありました。AKB48が出演していたAKBINGOをもじって、乃木坂46が出演するバラエティー番組としてスタートしたものです。シーズン10まで放送されたはずです。そのあたりの変遷だとか、詳しいところはウィキペディアでもご覧ください。

番組の放送終了後しばらくすると未公開映像などを含めたBlu-rayが発売されますが、初期のシーズン1と2は、まだまだそういう時代だったのでしょうか、Blu-rayではなくDVDでの発売でした。ファンの間でも不満が高まっていたからでしょうか、少し前にシーズン1と2のBlu-ray「NOGIBINGO! Blu-ray BOX」と「NOGIBINGO! 2 Blu-ray BOX」が発売されました。

もちろん、あたしも購入しまして、同封されていたはがきでプレゼントに応募したなんてことを忘れていたのですが、本日帰宅したところ、こんなものが届いていました。「NOGIBINGO! SPECIAL BOOKLET」と書いてあります。

そうです。B5判、12ページ立ての小冊子です。中を見ると懐かしいメンバーが写っています。そして、やはりみんな若いですね。初々しいです。ずいぶんと体を張っていたんだなあ、という思いが去来します。

それにしても、大事なことにはまるっきりあたらないのに、こういう小さいなことだと意外と当選したりして、こんな風に小さなことにツキや運を使ってしまうから肝心な時にダメなんですよね。

W-KEYAKI FES. 2021

この夏に富士急ハイランドで「W-KEYAKI FES. 2021」というイベント(ライブ)が行なわれることが少し前に発表されました。W-KEYAKIと書かれていますが、出演するのは櫻坂46、日向坂46です。

紆余曲折はありましたが、欅坂46が櫻坂46となり、けやき坂46が日向坂46になったので、今回のライブは二つのグループのルーツを見つめ直すという意味があるのかも知れません。ただ、この時期にどうして、こういうイベントをやることになったのでしょう。欅坂46時代に毎年夏に欅共和国というライブイベントをやっていたので、それを復活させたものなのでしょう。

ネット上ではいろいろと意見が飛び交っていますが、最も関心が高いと思われるのは欅坂46の楽曲が披露されるのか、ということのようです。日向坂46はこれまでもライブではけやき坂46時代の楽曲を披露してきましたし、発展的な改名・独立だったのでけやき坂46の楽曲を披露するのは問題ないでしょう。問題は櫻坂46が欅坂46の楽曲をやるのかです。

ライブは、初日が櫻坂46の単独、二日目が日向坂46単独、三日目が両グループの合同と発表されています。日向坂46はアルバムも出していますので、けやき坂46時代の楽曲を披露しなくても、日向坂46の楽曲だけでライブを埋めることは可能です。しかし、まだシングルを2枚しか出していない櫻坂46はどうでしょう? 楽曲披露にどれくらいの時間を割くのかわかりませんが、これまでのシングルの全楽曲を披露するのが初日になるのでしょうか?

欅坂46の楽曲をやるかやらないかが関心を集めるのは、櫻坂46が誕生した経緯にあるからでしょう。あたし個人としては、三日目に「W-KEYAKIZAKAの詩」を両グループ一緒に歌唱するのはよいとして、櫻坂46が欅坂46の楽曲を披露するのはどうなのかという気がします。別に永遠に歌うな、と主張するつもりはありません。ただ、まだ早いのではないか、という気がするのです。

でも、そうすると運営側が今回のイベントを「KEYAKI」と名付けた意味がわかりません。このライブで、何もなかったかのように欅坂46の楽曲を櫻坂46に歌わせて、欅坂46の呪縛から解き放とうということなのでしょうか?

ちなみに、ネット上では辞めたメンバー、特に平手友梨奈と長濱ねるの参加を期待する声があるようですが、それだけは絶対避けた方がよいと思います。

5月後半から6月初めのご案内

5月後半から6月初めにかけてご案内したチラシをまとめて掲載いたします。

  

まずは『三体』の発売でますます盛り上がっている中国SFブームにあやかって『中国・アメリカ 謎SF』です。続いては、今年生誕510年を迎えるヴァザーリの関連書籍です。そして帯を一新して重版になりましたロングセラー『グローバリゼーション・パラドクス』です。

  

四つ目は、毎月恒例の「今月のおすすめ本」です。今回はUブックスのロシア文学を特集してみました。五つ目は、刊行から半年たつかたたないかで重版となった、文庫クセジュの『スピノザ入門[改訂新版]』です。六つ目は、今年生誕120年になる明石海人の評伝『幾世の底より』です。

 

七つ目は、生誕150年を迎えるプルーストの関連書籍、最後は没後140年になる伝説のアウトローを描く『ビリー・ザ・キッド全仕事』です。

残るはウズベク語?

今朝の朝日新聞に東京外国語大学出版界から刊行された『28言語で読む「星の王子さま」 世界の言語を学ぶための言語学入門』に関する記事が載っていました。あの名作『星の王子さま』が世界28の言語で読めるわけですから、語学の出版社の人間としては気になるところです。

ちなみに、28言語とは以下のとおり。

1.英語 2.ドイツ語 3.フランス語 4.イタリア語 5.スペイン語 6.ポルトガル語 7.ロシア語 8.ポーランド語 9.チェコ語 10.中国語 11.朝鮮語 12.モンゴル語 13.フィリピン語 14.マレーシア語 15.インドネシア語 16.カンボジア語 17.タイ語 18.ラオス語 19.ベトナム語 20.ビルマ語 21.ベンガル語 22.ヒンディー語 23.ウルドゥー語 24.ペルシア語 25.アラビア語 26.トルコ語 27.ウズベク語 28.日本語

話せるとか読めるといったことはおくとして、これらの言語はあたしにとって《ニューエクスプレスプラス》でお馴染みの言葉ばかりです。すべて刊行しています。

と思ったところ落とし穴がありました。27番目にある「ウズベク語」です。ウズベク語は《ニューエクスプレスプラス》では未刊行ですし、以前の《ニューエクスプレス》《エクスプレス》時代にも刊行されていません。

となると、次の《ニューエクスプレスプラス》は「ウズベク語」でしょうか?

2021年版なのです

あたしの勤務先はブックカタログを三種類作っています。ご覧の写真の三つがそれです。

毎年先陣を切って春先に出来る時点・語学書のカタログ、5月に出来上がる文庫クセジュと白水Uブックス、二つのシリーズを収録した新書カタログ、そしてこのたび出来てきたのが、上記以外の一般書籍を収録しているブックカタログです。

2021年版とはいえ、既に半年近くが過ぎようとしているこの時期に出来てくるなんて、個人的には「2021-2022版」に変更した方がよいのではないかと思っていますが、如何でしょう?

観るもよし、読むもよし!

本日の朝日新聞夕刊です。

「なんだ、演劇の話か……」と思われた方も多いと思いますが、右側の『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』はあたしの勤務先から書籍として刊行されていますし、左側の『虹む街』も今月中旬にあたしの勤務先から刊行予定です。

どちらも上演を控えているわけですが、このご時世、劇場へ足を運べないという方は、ぜひ書籍で雰囲気なりとも味わっていただければと思います。