没後20年だそうです。

既に二日ほど過ぎてしまいましたが、去る14日は作家ゼーバルトの命日でした。亡くなって20年になります。

存命であればノーベル文学賞は間違いないと言われていた作家ですが、不幸にも早くに亡くなってしまいました。

そして残された作品が右の写真です。現在は、ご覧のように六作品を手軽に読むことができます。特に『アウステルリッツ』はロングセラーで、一番のヒット作です。

さて、話は変わりまして、現在《改訂版》の『中国語検定対策4級問題集』が近々《三訂版》となって再登場します。

左の写真、左側が現行の《改訂版》で、右がこんど新しくk刊行される《三訂版》です。基調となるカラーはそのままに、デザインはガラッと変わりました。

今後、『3級問題集』『2級問題集』も《三訂版》に変わるのだと思いますが、しばしお待ちください。

今日の配本(21/12/16)

フランス語動詞完全攻略ドリル

岩根久、渡辺貴規子 著

フランス語学習の壁であり要でもある動詞は、コツコツ覚えるしかありません。この1冊で習得しましょう! 直説法現在から接続法まで、動詞の活用パターンや法・時制ごとに、活用形の作り方と用法を解説。約1500問の練習問題をコツコツ解いていけば、活用形はもちろん、意味やコロケーションなどの使い方も身についていきます。巻末に不規則動詞の逆引き索引、主要動詞一覧、動詞活用表付き。

FTAの基礎と実践
賢く活用するための手引き

ジェトロ海外調査部 編
伊藤博敏、朝倉啓介、吾郷伊都子 編

欧州移民危機やブレグジット、米中貿易戦争はじめ内向きで保護主義的色彩の強かった2010年代が終わり、20年代はいかなるディケイドになるのか? 世界は再び開かれるのか? それとも軌道修正できないまま深みにはまっていくのか? ジェトロ海外調査部が総力を挙げた本書は、こうした問いに国際貿易という観点から答えを出している。

カノン

昨日と今日、卒業コンサートを行なっている乃木坂46の至宝、生田絵梨花の卒業メモリアルブック『カノン』を落手しました。

左が通常カバー版、右が楽天ブックス版です。今回は「写真集」ではなく「卒業メモリアルブック」と謳っているのですね。もちろん写真集としての一面もしっかりありますので、十二分に愉しめます。

祝!10周年

乃木坂46の10周年ベストアルバム「Time flies」が届きました。

楽天ブックスで予約をすると、特製の函(ケース?)で配達されるということで注文しておいたのですが、こんな函でした。

通常盤」「初回仕様限定盤」「完全生産限定盤」の3タイプが発売されたので一つずつ購入したのですが、一つ一つ函に入った状態で配達されたので、函が三つ届いたというわけです。柄が違うように見えますが、互い違いに置いただけで、どのタイプも函は同じデザインです。

函は特製のようですが、CD自体はいつものシングルやアルバムの時と同じ感じです。外装フィルムに入れたままなので反射してしまっていますが、取り立てて10周年を感じさせるようなところはありません。

ただ、中に入っていたリーフレットは歴代メンバーのアー写が載っていて懐かしかったです。各メンバー加入時と卒業時(現役メンバーは最新の)アー写が並んでいて、あまり変わらないメンバーもいれば、ずいぶん変わったメンバーもいます。

「変わった」と書くと整形でもしたように聞こえてしまいますね。言い換えますと、「垢抜けた」「きれいになった」ということです。一期生の懐古厨になるつもりはありませんが、いつかの機会にみんなが集まるようなイベントがあると嬉しいなあと思いました。

没後30年です

本日、12月13日はアンドレ・ポール・エドワルド・ピエール・ド・マンディアルグの没後30年にあたります。日本人の感覚からすると長ったらしい名前ですが、致し方ありません。

で、あたしの勤務先で刊行している邦訳は『城の中のイギリス人』と『オートバイ』の2点になります。

以前はもう何点かあったのですが、現在は品切れになってしまっています。たとえば『狼の太陽』『黒い美術館』『燠火』といったところです。このタイミングで品切れテイルのはとても残念ですが仕方ありませんね。

これらの単行本、あるいはUブックス版をお持ちの方は、本日くらいは書架から取り出して眺めてみてくださいませ。

そして、最近ですと光文社古典新訳文庫に『すべては消えゆく』がラインナップされています。これがマンディアルグの邦訳としては一番新しいものだと思いますので、一番お手軽かも知れませんね。

ちなみに『城の中のイギリス人』は澁澤龍彦、『オートバイ』は生田耕作という、非常に豪華な翻訳です。

あと、わが家の書架には『狼の太陽』『黒い美術館』『燠火』は並んでいるのですが、『薔薇の葬儀』は持っていないのです。なんという不覚。古典新訳の『すべては消えゆく』は持っていますけど。

突然画面に現われました!

日テレ系のドラマ「アンラッキーガール!」が終わりました。先日結婚を発表した、元乃木坂46の若月佑美(あたしの推しメン)が出ていたので、毎回見ていたのですが、最終回で驚かされました。

いえ、別にドラマのストーリーに驚いたわけではないのです。コメディーなので、難しいことを考えることもなく、楽しんで見ていられました。

驚いたのは、最終回の後半のワンシーンです。一枚目の写真をご覧ください。これは主人公・福良幸(演じていたのは福原遥)が働く宝くじ売り場(スタンド)の同僚・三田亜子(演じているのは新井舞良)です。宝くじ売り場がなくなり、次へのステップを考えているのでしょうが、ルンルン気分で街を歩く彼女が胸に抱えているのは、なんと、なんと『スペイン語検定対策4級問題集』です。

見覚えのあるあのフォルム、間違いありません。あたしの勤務先の刊行物です。この子がスペイン語を学ぶ理由がドラマの中では全く描かれていませんが、それはおいておきます。しかし、スペイン語を勉強するぞという意気込みを示すのに検定試験の対策問題集を選ぶとは、なかなかです。

で、こんな風にはっきり使われた訳なので、もうしかしてクレジットに表示されるのかなとエンディングは目を凝らして画面を見ていました。すると、二枚目の写真の右下をご覧ください。はっきりと、しっかりと、あたしの勤務先の名称が映っているではないですか!

なんかちょっと嬉しかったです。

機器からのメッセージを疎かにしてはいけない

先日、テレビ番組を録りだめるのに使っていた自宅のNASの容量がいっぱいになったので、新たにアイ・オー・データのNAS「HVL-RS2」を購入しました。

設定などは問題なかったのですが、どうも接続に不安定なところがありました。録画した番組は、まずはテレビに繋いでるUSBのHDDに録り、見たら消すものは消し、残したいものはNASへ移動させるという、多くの人がやっているような使い方です。

このUSBのHDDからHVL-RS2への移動がうまくできないのです。途中でエラーになることもしばしば、移動させるための設定画面が開かないこともあります。ブラウザでNASのIPアドレスを直接入力すればトップページは開きますから、ネットワークの設定が間違っているわけではないようです。

ここ数日ずっと試行錯誤していたのですが、症状は一向に改善しません。時には録画番組の移動がうまくできることもあるので実に厄介な症状です。

そんなことを繰り返している時、エラーが出た時に「設定を見直すか、ルーターを再起動してください」というメッセージが画面に出ているのに気づきました。もちろん、このメッセージは毎回エラーが出る時に表示されていたはずですが、これまでは気にも留めていませんでした。

が、今回は素直にそのメッセージに従ってみることにして、ルーターの再起動を試みました。するとどうでしょう? NASへの移動など、実にスムーズにできるのです。エラーなんてどこ吹く風、という感じです。

ハードやソフト的な理屈はわかりませんが、とにかくこれでうまくいきました。症状は治まりました。やはりエラーメッセージというのはバカにしてはいけないものですね。

残念ながらよくわかりませんでした

WOWOWで放送された映画「エンプティ・マン」を視聴しました。ただ正直な話、よく理解できませんでした。

元警察官の男性の隣家の娘が行方不明になり、その行方を調べ始めるとカルト教団の存在が浮上してくる、ということであるなら、若干の既視感もありますがわかりやすいストーリーだと思います。しかし、その娘以外にもクラスメートが何人か失踪していて、そこにエンプティ・マンという都市伝説が絡んできます。

カルト教団もこのエンプティ・マンを崇拝しているようで、なんとなくオカルト要素が強いものになりそうです。ただ、このエンプティ・マンが実在するのか、単なる妄想が作り出したものなのか、よくわかりません。

なおかつ主人公の元警察官は、失踪した隣家の娘の母親と浮気をしていた、そして浮気をしている時に奥さんと息子が自動車事故で亡くなるという過去を引きずっていて抗うつ剤を服用しています。

となると、やはりエンプティ・マンは主人公が作りだした妄想なのではないか、という気がしてきますが、このあたりの謎、あたしの理解では見終わっても解決していません。隣家の娘はカルト教団の中で出世したらしいので教団内で無事ですが、一緒に失踪したクラスメートは映画の途中で遺体となって発見されます。

これも自殺にしては不自然なところが多すぎて、たぶん他殺なんでしょうけど、それなら犯人は誰でしょう? カルト教団の仕業でしょうか? それとも妄想に支配されかかっている主人公が、自身の知らぬ間に犯罪を犯していたという、かつての映画「エンゼル・ハート」のようなオチなのでしょうか?

途中で、薄ぼんやりと種明かしはされますが、最初に長々と続くブータンのシーンは何だったんでしょう? 結局、エンプティ・マンってブータン出身なんでしょうか? 悪霊? 悪魔? つまりは何? というモヤモヤが残りました。