呪いなのか、それともただの殺人なのか?

WOWOWで放送された「真・鮫島事件」を視聴しました。武田玲奈って久しぶりに見ましたし、小西桜子も出ていたのですね。

それはともかく、オンラインで友人同士が集まって楽しく会話をしているはずが、一人殺され、二人殺されと、次々に襲われていくストーリー。どっかで見たような展開だなあと思っていて思い出したのが、いつだったかテレビでやっていた「リモートで殺される」です。

「鮫島」は完全に呪い、祟りのようなものが引き起こされて、友人たちが次々と殺される(失踪してしまう)という展開ですが、「リモート」の方は前田敦子の復讐劇でしたから、実際の殺人事件であり、そこに呪いも悪霊も出て来ません。

どちらの作品も、ZOOM画面に映る友人たちの顔(とちょっとだけ上半身)だけの演技で構成されていて、突っ込みどころはあるものの、いかにもコロナ禍の世界を舞台にした、いまどきの作品という感じですね。

ネットで検索していたら、「鮫島」については映画「アンフレンデッド」のパクリではないか、という意見も散見されました。

こちらは洋画ですが、やはりほぼZOOMで終始している作品のようです。未見なので詳しいことはわかりませんが、この作品は実際の殺人ではなく呪いなんですかね?

承前、そういうことだったのか!

先のブログの続きです。

と言いますか、なんとかレコーダーが元に戻らないかと、ネットを検索していましたら、東芝が遂に4Kのブルーレイレコーダーを発売するというニュースを知りました。

4Kチューナー内蔵のレコーダーはパナソニックやソニーがとっくに発売しているのに、なぜか東芝は出していなかったのです。東芝のテレビは4Kチューナー内蔵モデルがとうに発売されていますので、どうしてレコーダーでは4Kチューナー内蔵モデルを出さないのか不思議でした。

それがとうとう発売になるのですね。そして、そんなニュースがネットに流れたのが先月末のことです。ちょうど、わが家のレコーダーがおかしくなった時期と一致します。

昨今のAV機器はネットワークに繋がっていますから、これはもしかすると東芝が「そろそろ新製品に買い換えませんか?」というメッセージを送る代わりに、ネットワーク経由でわが家のレコーダーを破壊したのではないでしょうか(笑)。

まあ、そんなことはないでしょうけど、でもネットワークに常時繋がるようになってから、新しいバージョンのWindowsが発売されるころになるとパソコンの調子が悪くなるという都市伝説がまことしやかに流れていますから、多くの人は信じてはいなくとも、なんとなくそんな風に思っているのは間違いないでしょう。あたしもその一人です。

それにしても、わが家のレコーダー、電源を入れてもしばらくするとオフになり、またしばらくするとオンになり、またしばらくするとオフになるを半永久的に繰り返しています。

今のところ買い換えは考えていませんが、少なくとも4Kのレコーダーは必要ないです。4Kなら、わが家はテレビが4Kチューナー内蔵ですし、もう一台、4Kチューナーがあります。それらに外付けでHDDを繋いでおけば4Kレコーダーになりますので、あえて高価な4Kレコーダーを買う必要を感じていません。

ブルーレイレコーダーが……

少し前から、わが家のブルーレイレコーダーの調子がおかしくなりました。

東芝の2018年モデル「DBR-M2008」なので、およそ3年使っているわけですが、こんなにも早くに調子が悪くなるものでしょうか? それとも、レコーダーってこれくらいが寿命なのでしょうか? ネットを見るとレコーダーの寿命は5年から6年くらいとありますので、やはりちょっと早いですよね(怒)。

どんな風に調子がおかしいかと言いますと、スカパー!チューナーの外付けHDDに録画しておいた番組をこのレコーダーにタビング(ムーブ)してディスクに焼こうとした時に、何回か試みてもダビング(ムーブ)ができなくなったので。何の前触れもなく、ある日突然のことでした。

このレコーダー自体での録画が問題なくできていたので、最初はスカパー!チューナーの問題かと思いmしたが、他のレコーダーへのダビング(ムーブ)は問題なくできるので、おかしいのはレコーダーの方だと絞り込めました。

すると、こんどはこのレコーダー自体の録画がおかしくなりました。2時間ほどの映画を録画したのですが、録画一覧を表示するとその映画が4つくらい録画されています。そしてそれぞれが40分、15分、5分といった録画時間なのです。合計しても録画したかった番組の放送時間に足りません。そんな録画の失敗が何度か続きました。恐らくHDDがおかしくなってしまったと思われます。

現在は、リモコンでスイッチを入れると起動はしますが、何か操作をしようとすると「タイムシフト録画の準備中です。しばらくお待ちください」というメッセージが出て何もできない状態です。そしてしばらくすると勝手に電源が落ち、しばらくするとまた電源が入るのです。

電源が入ったところで上述のように「タイムシフト録画の準備中」なので何もできず、しばらくするとまた電源が落ちて再起動の繰り返しです。「準備中」の時にリモコンから電源オフの操作は可能なので、今は電源オフの状態(いわゆる待機中?)にしていますが、たぶん、このままお釈迦でしょうかね。

苔好きにはたまらない「樹海村」

WOWOWで放送されていたので、映画「樹海村」を視聴しました。

以前に視聴した「犬鳴村」に続く「村」シリーズのホラーなわけですが、結論から言いますと、犬鳴村と同じく怖くはありませんでした。子供向きなんでしょうか?

ストーリーも、あらかじめネタバレサイトなどを見ておかないと、ちょっとわかりにくいところがあったかもしれません。安達祐実は果たして実在しているのか、幽霊なのか、わかりにくい感じでしたし、主人公たち仲間の関係性もいまひとつわかりにくいと言いますか、説明不足な感じがしました。

そして展開なのですが、母親・安達祐実から山田杏奈演じる主人公・響に霊と交感する特殊能力が遺伝しているんですよね、そして響のお姉ちゃんが結婚し娘が生まれ、その子にも同じ能力が伝わっている、という理解でよいのでしょうか。

で、コトリバコでしたっけ、それがラストに現われたということは、呪いというか因縁がこれからも続く、この一族にまとわりつくということなのでしょう。ただ、この一家と樹海との関係性が不明ですよね。単に霊感が強かった安達祐実の代から関係が生まれたのか、安達祐実以前の一族が樹海と何か因縁を持っていたのでしょうか?

そして響は自分の身を犠牲にして姉を助けたわけで、それは自分が犠牲になって娘二人を逃がした安達祐実に通じるものがありますね。でも、そうなると主人公は響ではなくお姉ちゃんの方(?)という気もしてきます。

ところで、樹海の中の村と聞いてあたしが思い出すのはコミック「超少女明日香」です。その中に、自然と穏やかに暮らす人々が樹海の中に集落を作って暮らしているというシーンがありました。もちろん呪いとか怨みとか、そんなものとは無縁の、ほのぼのとした心暖まる村です。あたしは、どうしてもそちらのイメージの方が強くて……

それにしても樹海の苔はきれいですね。非常に美しかったです。

利用規約なのか、悪魔との契約なのか?

本日は「カウントダウン」を視聴。ザ・B級ホラーという感じの作品でした。

自分の余命がわかるスマホアプリ、それを面白半分でインストールしてみたら、あと数時間、あと数日と表示されてしまったから、さあ大変、というお話です。ジャパニーズホラーでも似たようなものありませんでしたっけ? それにスマホアプリではないものの、寿命がわかってしまうというモチーフは過去にもあったような……

それはさておき、本作ではなかなかファンキーな神父が解決の鍵を握っています。神父と書いてしまったので若干のネタバレをしますと、このアプリはやはり誰か、現実の人間が作ったものではなく、悪魔の生み出したもののようです。ただ、余命って別に悪魔が決めるものではなく、運命論者的に言えば誰だって決まっているのだろうと思います。こんなアプリを入れなくたって、明日死ぬことになっている人もいれば、二十年後に死ぬ予定の人もいるというのが世の中だと思います。

だとするなら、このアプリは何がしたいのか、悪魔は何のために出てくるの、という見も蓋もないオチになりますが、やはり運命に抗おうとする人間にはあらかじめ決まっていた運命が容赦なく襲いかかってくる、ということを悪魔の姿を通じてわからせようとしたのではないか、という気もします。

となると、このアプリは呪いでも何でもない、実は極めて客観的な、誰の作為も入り込めないアプリだったのではないでしょうか? そして主人公がやったみたいに決められた運命を変えてしまうと、いつかどこかに歪みが生じて、更にヤバいことになるのではないか、そんな気がします。

それにしても主人公の女優さん、かわいかったですね。

ホラーと言うよりも歴史ドキュメンタリー

録画しておいた「ラ・ヨローナ~彷徨う女~」を視聴。

以前視聴した「ラ・ヨローナ~泣く女~」の続編的なものかと思って視たのですが、あたしの印象では全く異なる作品でした。

「泣く女」はホラー作品で、恐ろしい形相の女が襲ってくるというホラーの王道のような物語でしたが、「彷徨う女」はホラー要素は非常に少なかったです。と言うよりも、あたしの感覚ではとてもホラーとは言えない作品でした。

どちらも中南米のラヨローナの伝説をベースとしているそうですが、その伝説をよく知らないので、2本の映画~類推するだけですが、子供なくした母親の怨念がすべての始まりのようです。今回の作品も、主人公家庭に入り込んだ家政婦が実は怨霊が人間の姿で現われたということなのでしょうが、そこへ至る物語が悲劇でもあり、切ない物語でもありました。

グアテマラの歴史事実をベースにしているのですが、実は民衆のデモと先住民虐殺を指揮した将軍家庭の苦悩が延々描かれ、結局のところ「泣く女」のような、以下にもホラーなシーンやビジュアルは出て来ません。むしろ将軍家庭に入り込む家政婦がきれいであることが、逆に怖さを引き立たせています。

ただし、家庭に入り込んだ悪霊というのは、まずはその家庭の子供に取り憑いて、徐々に家庭を崩壊に導くものですが、この家政婦は子供と仲良くはなるものの、取り憑こうという感じではありません。将軍の妻に憑依した感じはありますが、それも取り憑くと言うよりも、何がかつて起きたのか、将軍は過去に何をしたのかを知らしめるだけで、やはりホラー的な怖さではありません。

ホラーではなく、社会派の作品でしたね。

彼女の存在は幻覚ではなかったのか……

映画「仮面病棟」を視聴しました。前から気になっていた作品ではあるのですが、見る機会を失していて、雨で出かけることもできない休日に視聴したという次第。

映画のジャンルとしては、病院と聞くとホラーを期待してしまうのですが、本作はサスペンスになるのですよね。犯人は誰なのか、そしてその真の目的とは何なのか?

何かを隠している院長と看護師たち。ヒロインの永野芽郁は、実は本当には存在していない幽霊のような役どころなのかと思っていましたが、まさか真犯人だったとは。でも、とてもカワイイですね。声がとても魅力的です。

しかし今作の永野芽郁は怖いです。姉を死に追いやり、自分の体から臓器を取り出した病院に対する復讐とはいえ、何の躊躇いもなく人を次々と血祭りに上げていく終盤は、カワイイ顔をしているぶん却って恐怖感が増します。本当に冷酷ならば、坂口健太郎も躊躇いなく殺してしまうはずですが、彼は違法な臓器移植には手を貸していないし、本当に自分を守ろうとしてくれたということで引き金を引けなかったのでしょう。

ラスト、坂口健太郎は医師としての大切なものを取り戻して働いているようですが、永野芽郁はどうなったのでしょう? 政財界のお偉方が関与しているため事件はピエロの犯行、そして犯人自殺で終わっていて、彼女に捜査の手が伸びることはないのでしょう。でも、彼女は腎臓がないはずです。自分の腎臓を手に入れた人間だけは殺そうと思っているのではないでしょうか?

映画「事故物件」はホラーなの?

WOWOWで「事故物件」が放送されたので鑑賞しました。

一応は実話ということでしたが、実際のところ、あそこまでの恐怖体験をしたのでしょうか? たぶん映画ならではの脚色ではないかと思います。

さて、ストーリーですが、そもそもこれはホラーだったのか? 主人公がお笑い芸人であり、くだらない(失礼!)テレビの企画のための体験リポートなので、なんとなくベースがお笑いテイストになっていたように感じられました。

主人公は、作品の中で怖い思いをしながら4軒の事故物件を渡り歩くわけですが、短い映画の中で四つも物件を取り入れたため、一つ一つの恐怖体験の背景が何も描かれず、せいぜい「こんな事件があった部屋です」という程度のエピソードに終始しています。挙げ句の果て、主人公には多くの霊が憑いて回っているようですが、それもエンディングを見る限り払拭できたのか、まだ憑いたままなのか不明です。原作者のお笑い芸人は今も事故物件に住んでいるようなので、たくさんの霊と共に暮らしているのかも知れません。

そんなわけで、やはり一か所に住んで、そこの霊の背景、どうして怨霊、悪霊となったのか、そこを明らかにしていくというオーソドックスなストーリーの方がより怖さが増幅できたのではないでしょうか? 今回ような展開ですと、どうも一つ一つの物件のエピソードが薄っぺらく感じてしまい残念です。

続編はあるのでしょうか?

WOWOWで放送された、2018年版の「ハロウィン」を録画しておいたので視聴しました。

この「ハロウィン」は、かつての「ハロウィン」の正統な続編だそうです。あたしは子供のころ、というほど幼くはなかったですが、この「ハロウィン」を見ています。もちろん映画館ではなく、テレビで放送されたものを、ですが……

ちなみに、このダイアリーに書いたことがあったと思うのですが、「ハロウィン」という言葉を初めて知ったのがこの映画でした。ですから、ハロウィンというのは現在のような楽しく騒ぐお祭りではなく、恐怖に満ちあふれた夜というイメージが植えつけられてしまいました。

さて、今回の「ハロウィン」ですが、これで終わったのか続編があるのか、微妙なラストでしたね。マイケルが本当に死んだのかわかりません。そもそも、あれだけのダメージを受けても立ちあがるマイケルは果たして生身の人間なのでしょうか? 「13金」のジェイソンと同じく、不死身のゾンビ化してしまったのではないかという気がします。まあ設定上は40年以上も医療刑務所(?)に入っていた五十絡みのおじさんらしいですが。

また孫娘が最後のシーンで包丁を持ったまま放心状態でした。マイケルと同じ血が流れている一族ですから、こんどは孫娘がマイケル化してしまうのではないか、という予感もします。いずれにせよ、ネット情報では「ハロウィン」の続編が作られることが決まったようなので、果たしてどういう設定でストーリーが展開するのか、とても楽しみではあります。

シライサン

WOWOWで放送された「シライサン」を視聴。

ホラーとしてはそれほど怖いとは思えませんでしたね。造形的にもそうですし、ストーリーにしても、もう少し怖くできたのではないかという気がします。

そして、たぶん多くの人がレビューで書いているのではないかと思われますが、そもそもこの「シライサン」って何者? どうして怨みを抱えるようになったの? というところが謎のままです。都市伝説だからそれでいいんだ、という見方もできますが、それにしては二十数年前からの話ですし、最初にこの話を採取した民俗学者(?)のストーリーを膨らませてもよかったのではないかという気がします。

もしかして、本作がヒットしたら、その民俗学者が主人公で、シライサン誕生の秘密に迫るエピソード・ゼロ、そして最後に記憶を失った主人公・飯豊まりえのその後を描くパート2を作る構想でもあったのではないか、そんな気がします。

でも、それを作るのであれば、もう少しシライサンの造形に気を配った方がよいのではないでしょうか? あれではさほど怖くはないのですが……