2月と3月に出る新刊、『ニューエクスプレスプラス サンスクリット語』と『なぜミンスキーは重要か』のご案内です。
「期待の」なんて書いてしまうと、これ以外の新刊は期待していないみたいに思われてしまいそうですが、決してそんなことはありません。どの新刊も売れて欲しいと願っています。もちろん、あたしだって人間ですから、好みはありますけど……(汗)
なんでこの二点をプッシュするかと言いますと、まず『サンスクリット』ですが、こちらはこれまでの歴代《エクスプレス》にはなかった言語であるからです。《エクスプレス》《ニューエクスプレス》で出していた言語ですと、どのくらい売れるのか、大まかな予想はつきます。しかし、サンスクリットは初めてです。
また、たとえ出していなかった言語でも近隣の国の言語などが出ていれば、そこから類推できますが、サンスクリットのような古典語はそういうわけにもいきません。「ラテン語」や「古典ヘブライ語」などと似たような売れ方になるのか、いまひとつ掴みきれません。
ただ、一つ予想できるのは、サンスクリットなので語学書コーナーだけでなく、人文書の仏教やインド哲学のコーナーでも売れるであろうということです。否、むしろ語学書コーナーよりもこちらに置かれていた方が売れるのではないかと、個人的には予想しています。
しかし、いつものように普通に配本してしまうと語学書コーナーに置かれるだけで、書店の方も「エクスプレスは語学書でしょ?」と思ってスルーされそうです。それを少しでも阻止(?)するために、こうやってチラシを作って、人文書担当の方にもアピールしようというわけです。
もう一点の『ミンスキー』は、いま注目のMMTに関する本で、あたしの勤務先では初めての刊行です。経済関係の書籍はこの数年出すようになってきましたが、それでもこんなバリバリの経済書、ビジネスマンが注目しそうな本はそんなにあるわけではないので、やや本腰を入れてのご案内です。
特に他社から出ている類書が非常によく売れているようなので、本書もかなり期待大です。他社本の売れ行き実績を見ていただければ、本書も各店でそれなりの売り上げになると予想されます。
こちらは、書店によっては初動からトップギアになる可能性もありますので、売り逃しのないようにお願いします。