金と銀が揃い踏み

キンモクセイが咲き出すと、「お母さん、トイレの匂いがする!」と子供が叫ぶようになる、そんな笑い話を子供のころに聞きました。今でこそ、さまざまな香りのトイレ用芳香剤が売られていますが、あたしが子供のころはキンモクセイしか選択肢がなかったのかと思うくらい、キンモクセイの香り=トイレの匂いでした。

そんなキンモクセイが今年も咲き始めましたね。街を歩いていると、どこからともなく香りが漂ってきます。右の写真は、もちろんキンモクセイですが、その手前で咲いているのはギンモクセイです。

ギンモクセイはわが家の庭の植木鉢で咲いているもので、奥のキンモクセイは隣家の庭に植わっているものです。キンモクセイの香りが強いので、ギンモクセイも香っているのか、わかりません。

それにしても、金木犀、銀木犀があるのであれば、銅木犀もあるのではないかと思ってしまいがちですが、これはどうやら存在しないようです。金閣と銀閣があっても銅閣がないのと同じですね。

カバンだけではすまなくなりそうです……(汗)

先日、このダイアリーで仕事で使うカバンについて書きました。「帯に短したすきに長し」ではありませんが、ちょうどよい感じのカバンがなかなか見つかりません。使い勝手というのは、高ければよいというものでもないところが厄介です。

ところで、このところはカバン探しが日課のようになっていて、外回りの途次、ショッピングモールやデパートの中の書店に行ったときは、ついでにカバン売り場などにも立ち寄ってしまいがちです。でも、これというカバンが見つからないんですよね。

しかし、この三連休でカバンどころではなくなりました。いや、カバンももちろん絶賛お探し中なのですが、定期入れと財布が追加となりました。

定期入れは、既にだいぶ前から糸がほつれてきて、かなりくたびれた状態になっていたので、機会があれば買い直さなければと思っていたのが、いよいよ現実味を帯びてきました。そして財布ですが、最近は電子マネーとクレジットカードばかりになり、財布を持ち歩くことも少なくなりっていましたが、それがボロボロになっているのに気づきました。生地が薄くなっているところがあり穴が開きそうです。

カバンだけでなく、定期入れ、財布も探さなければならないのですが、案外、何を買おうか考えているときが一番楽しかったりしますね。

書棚を増設?

このダイアリーでは過去に何度も「書架がもういっぱいで、本を並べられない」と書いてきました。そして、「だったら本棚を増やせばいいじゃん」と言われても「本棚を並べるスペースがない」と、これまた納戸も愚痴をこぼしてきました。ですので、この一年、二年は残されたわが家のスペースの中、どこに書棚を設置できるかが喫緊の課題となっていました。

なんとかスペースをやり繰りして書棚を増設してきましたが、今回は新しい試みです。

右の写真は、わが家のスライド式本棚の上部です。スライド式本棚は180センチくらいの高さなので、その上が天井まで空きスペースになっています。

これまではそのスペースの中間くらいの高さに棚を作って、PCソフトの函を並べていました。しかし先日、思いきって断捨離をし、かなり古いバージョンのPCソフトをすべて処分したのです。もちろん、今では使っていないのに、なぜか大事に持っていてソフトもありました。そういったものを、きれいさっぱり処分したので、スライド式本棚の上部空間が丸ごと空いてしまったのです。

スライド式本棚は、奥行きがありますので、だからPCソフトの函のようなものを並べていたのですが、ここに置ききれなくなってきた文庫を並べようと思った次第です。ただ、文庫を並べるには高さも奥行きも無駄なスペースが多すぎるので、近所のホームセンターで材木を買ってきて、ちょっとした棚を作り、そのスペースに設置しました。これで奥と手前、二重に本を並べられますし、奥は上げ底になるので、どんな本が並んでいるかよく見えます。

並べてみて思ったのですが、この高さと奥行きであれば、もうちょっと低い棚を更に作って、手前と奥の二重ではなく、三重に文庫本を並べることができそうです。

こんな風に、高さに違いを持たせて、手前と奥とに本を並べるのは多くの人がやっていることでしょうが、わが家の書棚では初めての取り組みでした。

辞書は家に持ち帰りましょう!

わが家には、隔週でヤクルトレディ(どうしても「ヤクルトおばさん」と呼んでしまいがちです)がやって来てくれます。

なので、わが家の冷蔵庫には、ほぼ必ずヤクルトが常備されていまして、写真のように、巷で大人気という「ヤクルト1000」も毎日一本飲んでいます。これで体が丈夫になっているのか、まるで自覚症状はありませんし、何の効果も実感していませんが、とにかく日常的に愛飲しております。

さて、話は変わってタイトルの件。たまたまテレビで辞典、辞書について話題になっていたのを見たので、自分の学生時代のことを思い出しました。

学生時代に学校で使う辞典と言えば英和辞典だと思います。英語の先生は、少しでも辞書に親しんで欲しいという気持ちもあってか、重くても毎日辞書は持ち帰って、家の勉強でも使いましょうと言ってました。真面目な学生だったあたしは、もちろんその指示に従っていましたが、やはり辞典がカバンに入っているのは重いです。そこで使っていた英和辞典には卓上版もあったので、学校のロッカーには普段使いの携帯版を入れっぱなしにして、自宅では卓上版を使うようにしました。

同じ辞典なので、辞典を使うのに慣れるという点では問題ありません。しかし、いま考えると、自宅用に卓上版を買う必要はなかったですよね。自宅でも携帯版でよかったのではないかと思います。わざわざ高いのを買うなんて……

ところで、あたしは学校指定の辞典を買ったことがありません。英和辞典の場合、確か学校の先生が推薦したのは研究社のものだったと思うのですが、あたしはあえて小学館のプログレッシブを持って行って使っていました。厳しい学校ではなかったので、学校指定のものを使わなければいけないと、うるさく言われることもなかったです。

なんで人と違う辞書を使うのかと言えば、天の邪鬼なあたしの性格にもよりますが、確か辞典の使い方を初めて教わった小学生のころ、先生から「辞書は一種類だけでなく、いくつか引き比べてみるように」と言われたことがあったからです。辞書好きなら誰でも知っていることですが、辞典が異なれば、同じ項目、同じ単語を引いても、書いてある内容が異なるなんてしょっちゅうあるものです。

そんな言葉がずーっと尾を引いていたので、できるだけ学校指定、つまりクラスのみんなが使っているのとは別のものを使うようにしていたのです。

蛇の次は蝉!

蛇が現われたわが家、今日は蝉がやって来てくれました。

いや、蝉なんて、この季節に蝉は珍しくもなんともないです。木の幹だけでなく、電信柱、家の壁、至るところに止まって鳴いています。あまりにも近くに止まって鳴いていると五月蠅く感じることもありますが、季節の風物詩ですから、気にしないようにしています。

ただ、ヒグラシなんか夕暮れ時に鳴いているのを聞くと、なんとなく風情を感じます。ミンミン、ジージーではなく、カナカナという独特の鳴き声は耳にも心地よいものです。

本日、わが家に現われた蝉は、わが家の壁に止まっていたわけではありません。ご覧のように、わが家の網戸に止まっていたのです。それもあたしや母が、テレビを見ながら昼食を食べていた部屋の網戸です。

そんな人の気配がありありとしている窓に飛んでくるなんて、奇特な蝉もいたものですね。ただ、いつ飛んできたのかわかりません。網戸を開けて庭に出たときに気づいたのです。

ちなみに、網戸を開けても飛び立ったりはしませんでした。それ以前に、この網戸に止まって以来、まったく鳴いていないのです。足を動かしていたりするので生きていることは生きているようですが、そろそろ寿命なのでしょうか?

というわけで、室内から取った蝉は逆光のために種類もわかりにくいので、網戸を開けて外へ出ても飛び立たない蝉を改めて撮影したのが二枚目です。これはアブラゼミですよね?

蛇が出ました!

昨日の土曜日の午前中のことです。わが家へと続く路地に、ご覧のような蛇がおりました。玄関から数秒でたどり着けるような場所です。

あたしが現われたからなのか、ほとんど動きもありませし、鎌首を持ち上げて威嚇してくる様子もありません。長さは1メートルを少し超えるくらいでしょうか。ちょっと青みがかった体をしていました。

写真に撮って、自宅にいた母に報告し、二人でもう一度見ようと戻ってみたのですが、既にいなくなっていました。意外とすばしっこい動きです。周囲を見回しても見当たりませんでした。

そう言えば、少し前に自宅の玄関前に蛇が現われていたのですそれが二枚目の写真です。

玄関前の塀の上から、植木を置いているパイプに沿って地面に降りてこようとしていました。こちらは1メートルはあったかな、というくらいの大きさで、昨日見たものよりは明らかに小さい(短い? 細い?)蛇でした。

頭の部分をアップで撮ったのが三枚目の写真ですが、これでおわかりのように、この個体はやや茶色の体をしています。

日をおいて見かけた、この二匹が同じ個体なのか違う個体なのか、あたしにはわかりません。大きさの違いは成長したと考えれば同じ個体の可能性もあるのかもしれませんが、色がずいぶんと違うなあとも思います。

ただ、色の違いも成長につれて変わるものもあるようなので、あたし程度の知識ではこの二匹が同じ個体か、違う個体なのか判断することは難しい、否、全くできません。

ただ、違う個体だとすると、わが家の周囲には意外と蛇がたくさん生息していることになるのでしょうか? それはそれで楽しくもあります。毒さえ持っていなければ、特に蛇は怖くもなければ苦手でもないので。

で、結局のところ、この蛇の種類は何なのでしょうか。

体温超えの室温

毎日毎日暑いです。適度にエアコンを使いましょうと言われなくても使っています(笑)。

考えてみますと、5年か10年前には「健康に悪いからクーラーは使っていません」とテレビで発言している人が多かったですね。女性タレントだけでなく男性芸能人でもそういう人をしばしば見かけました。そして、さもそれがよいことのように発言していたのも今となっては滑稽なことです。

もちろん、当時のエアコンの機能がどうであったのかはわかりませんが、あたしが子供のころのクーラーはとにかくギンギンに冷やすだけしかできませんでしたから、確かに健康に悪そうではあります。それが今やまるで逆、積極的にエアコンを使いましょう、という声ばかりです。

そんな猛暑の日本ですが、わが家の二階の部屋、昼間は暑すぎるのでいることはありません。母が洗濯物を干したり、取り込んだりするときに行くくらいです。ですからエアコンは使っていませんが、その部屋の室温がなんと40度を超えていました。このままではとても生活できる温度ではありません。

この時間でこの室温ですから、寝るころになっても十二分に暑いです。先日このダイアリーでお伝えしたように、35度台くらいまで下がっていればよい方です。あたしの場合、エアコンのない部屋で寝ているので、扇風機が馬車馬のように働いていますが、それでも明け方で33度台です。

ニュースで、35度以上は「猛暑日」だけど、40度以上なら「酷暑日」だと伝えていましたけど、確かにそのとおりですね。

熱中症になるより先に体が慣れてくるもので……

こんなポテチが近所のセブンイレブンで売っていました。

カルビーの「しあわせバター」味のポテトチップスです。それ自体は以前からありましたし、あたしも何度も買って食べています。バターの風味が美味しくて、確かにしあわせな気持ちになれます。

しかし、今回のパッケージには「あふれ出すバター450%」と書いてあります。更には「数量限定」なる文字も見えます。まだ未開封ですが、どれだけバターの風味がてんこ盛りなのでしょうか、そしてどれだけしあわせな気分に浸ることができるのでしょうか、食べるのが楽しみです。

それはともかく、左の写真は、あたしが寝ている部屋(と呼んではいますが、実は納戸です)の枕元に置いてある時計です。ご覧のように温度と湿度が測れるようになっています。

午後4時44分などという四並びの時刻の室温が37.3度と表示されています。ほぼ体温、いや体温を超えています。もしこんな体温だったら、お店に入るときの検温で引っかかりそうです。西日が当たる納戸とはいえ、あまりにも過酷な環境です。

湿度が47%と、一見低いように思えますが、決してカラッとした暑さなんかではありません。もうとにかく暑いです。この後、この部屋で寝るわけですから、夜間に熱中症になってしまいそうです。

とはいえ、これだけ暑さが続くと体も慣れてくるものですね。6月のころの猛暑に比べると、寝苦しさはマシです。それでも(この部屋にはエアコンがないので)一晩中扇風機を回しっぱなしにしていますし、小さな窓も全開、そしてアイスノンを枕に乗っけて寝ています。

今回は……

新型コロナウイルスのワクチン、四回目を、昨日母が接種してきました。近所の掛かりつけの医者で打ってもらってきたのですが、過去三回に比べて腕の痛みが強いようでした。

昨晩は接種をした左腕を下にして眠れなかったそうです。寝返りも打てなかったと言っています。

そして本日は熱が出ている模様です。過去三回の接種ではほとんど発熱はなかったので、今回は母も少しつらそうです。ややぐったりしています。

それでも四回目を打ったのでひと安心です。一週間から二週間で効き目が現われてくるそうですが、感染予防もそうですが、重症化リスクの低減、後遺症の軽症化など、ワクチンにはそれなりの効果があるみたいなので、高齢の母には大切なことでしょう。

問題はあたしです。年齢的に接種券が市役所から送られてくるのか否か、よくわかりません。母よりもあたしの方が外回りなどであるいている機会がはるかに多いので、あたしの方が先にワクチンを接種したいくらいです。

こんどは凛とした立ち姿で

少し前に、このダイアリーで庭に薔薇が咲いたとお伝えしました。その薔薇は既に枯れて散ってしまいましたが、次の花が開きました、同じ株だから色も同じくピンク色です。

それが右の写真なのですが、前回の薔薇が横向きに咲いていたのに対し、今回の花は真っ直ぐに茎が伸びた、そのいただきに咲いています。とても美しい立ち姿です。これぞ女王の薔薇といった風格を感じます。

真上から薔薇を眺めると左の写真のような感じです。いかにも薔薇という感じです。頭の中でイメージする薔薇、イラストに描かれそうな薔薇に見えます。

そう言えば、「きれいな薔薇にはトゲがある」と言いますが、この薔薇にもとげがあるのでしょうか? 花ばかり見ていて茎に注目することがなかったので失念しておりました。

ところで、薔薇を見ると行ったことはありませんがフランスのパリ郊外、ヴェルサイユをイメージしてしまうのは、多くの日本人に共通する現象ではないでしょうか? やはり池田理代子の「ベルばら」の影響が大きいと思います。

しかし、どうしてベルサイユと薔薇が結びつけられたのでしょうね? 宮廷生活の華やかさが薔薇の美しさに重ねられたのでしょうか? でもあの作品はフランス革命の物語です。多くの人が命を落としていく物語です。薔薇にそういうイメージってあるものでしょうか?

その「ベルばら」、今年が連載スタート50周年なんだそうですね。あたしの勤務先から出ている『ヴェルサイユ宮殿に暮らす』も売れるかしら?