それにしても「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものですね

少し前に近所で曼珠沙華が咲いたとご報告しました。その時に報告した曼珠沙華は白い花でした。しかし、一般に曼珠沙華と言えば赤い花をイメージする人も多いのではないでしょうか。

そう思っていところ、白い曼珠沙華が咲いていた、近所の路傍の花壇に赤い曼珠沙華差咲いているのを見つけました。まだ蕾のままの株が数本ありましたので、あと数日したら群生とは言えないまでも、ちょっとは咲き乱れた感が出て来るのではないかと期待しております。

そんな一枚目の写真に対し、二枚目の写真はわが家の玄関先です。わが家でもようやく赤い曼珠沙華が咲き出しました。

先に開花した白い株は、現在は一つが終わってしまい、今が盛りと咲いているのは4株ほど、あと一つ蕾の状態の株が残っています。赤い株はわが家の玄関先では年々株が少なくなっています。やはりちゃんと育てないとダメなのでしょうか。曼珠沙華ってどうやって増えるのでしょう。毎年根が土の中に残っているのでしょうか。

ところで、あたしは曼珠沙華と呼んでいますが、世間一般には彼岸花と呼ばれています。真っ赤な花が群生しているのは三途の川の河原をイメージさせるのでしょうか。そして、その呼び名どおり、本当にお彼岸の頃に開花するのですね。不思議です。

これだけ酷暑だと言われながらも、ちゃんとお彼岸の頃に咲き、悲願と共に暑さも終息するなんて、自然というのはすごいものですし、科学的知見もなかったのに昔の人はよいことを言うなあと、改めて思います。

香りの贈り物?

あたしは仕事でふだん使っているカバンに匂い袋を入れています。営業回りをしている時に、書店員さんに「なんかお香のような匂いしませんか?」と言われることがあり、「カバンに匂い袋が入っているので……」なんて答えることが時々あります。

なので、あたしが持っている注文書はちょっと香っているかもしれません。基本的には、西洋的な香水ではなく、日本的、東洋的な匂い袋なので、抹香臭い感じです。白檀とか伽羅など香木をベースにしたものをチョイスしています。

そんな匂い袋ですが、ずーっと入れていると徐々に匂いが弱くなってきます。いま入っている匂い袋も半年を超えたので、そろそろ取替の季節です。そこで、新しく匂い袋を買いました。それが一枚目の写真です。京都の松栄堂の匂い袋「誰が袖 極品」です。

これは二度目か三度目の購入になります。これより少し安い「誰が袖 上品」や「誰が袖 ふくべ」を以前に買ったこともあるのですが、やはり香りがまるで異なり、こちらの商品の方が上品な香りがするので、今回はまた「極品」を選んだ次第です。

さて、あたしは自宅でもよく部屋で線香を焚いています。もともとわが家には祖父母以来の仏壇があるので命日やお彼岸とかお盆などに線香を焚く習慣がありましたが、あたしの場合は自分の部屋でもお線香を焚きます。ここ最近は鳩居堂の「真如」を使っていたのですが、それがちょうど使い切ってしまいました。

そこで線香も新たに購入したのですが、匂い袋と同じく松栄堂のお線香「京桜」と「金閣」のセットのものをチョイスしました。これでしばらくはもちそうです。秋から冬なので「京桜」は季節感がおかしいですが桜が好きなので、「金閣」は過日母と初めて金閣へ行ったことを記念して(?)選びました。

実は松栄堂の線香では「源氏かおり抄 幻 無依」がとても好きな香りなのですが、今回はまだ試したことのない香りをと思って、こちらにしました。さて、どんな香りが楽しめるのでしょうか?

一日空いてしまいました

昨日、Facebookには書いたのですが、重陽の節句である9月9日は亡き父の命日でした。このことは毎年のように、このダイアリーに書いています。さらに祖母(父の母)の命日は9月9日だということも何度も書いていたと思います。

なので、またかよ、という感想をお持ちの方も多いと思いますが、今年は曜日の配列が父が亡くなったときと同じなのです。なので、例年以上に当時のことを思い出してしまいます。とはいえ、父の死から28年ですから、曜日配列が同じ9月9日だってこれまでに何度もあったはずですが……

さて、28年前の9月9日、月曜日ですから週初めで、あたしはいつものように出社しました。当時も今ほどではないですが、早めに出社していました。まだ同僚や先輩が出社してきていない勤務先で仕事をしていると母から電話がかかってきました。曰く、父が入院している病院から電話があり、危篤状態なのですぐ来てください、とのこと。

母が取るものも取りあえず、あたしに電話をするとすぐに病院へ向かい、あたしもその時点で出社していた同僚に訳を言ってすぐに早退しました。父が入院している病院は自宅からですと不便な場所にあり、電車もなければバスもなく、母はタクシーで向かったそうです。あたしは自宅に帰って自家用車で向かいました。そして、その日は大雨が降っていました。

月曜日に亡くなったわけですから、さすがにその日に通夜はないです。確か死亡から24時間以上は置かないと仮葬できなかったはずですし。で、普通に考えたら火曜の晩に通夜、水曜日に告別式となるところですが、わが家の菩提寺の坊さんの都合がつかず、一日延びて水曜日に通夜、木曜日に告別式という日程になりました。

勤務先に報告がてら連絡し、その週は金曜まで忌引きということにしましたが、上司から「仕事の方は心配しないで、しっかり休んでいいからね」と言われると、忌引き明けに自分の席がなくなっているのではないか、という不安が頭の片隅をよぎりました(笑)。ただ一日余裕ができたため、親戚などに連絡するのも慌てずにすみました。そして諸々終わった後の金曜日には銀行や役所などに手続きをしに行きましたが、結局一日で終わるはずもなく、翌週も何日か会社を休んだりして、父の葬儀に関わることをこなしたのです。

ただその年はそれでは終わらず、9月20日には母方の祖母が亡くなりまして、そちらの通夜、葬儀などが続いたので、この年は何度も喪服を着た秋冬になりました。

 

試験休みは昭和の遺物?

昨日、今日と一泊で姪っ子たちが来ています。今日はもう明るいうちに帰る予定なので、どこかへ出かける予定はありませんが、姪っ子たちはわが家で教科書準拠のドリルをやっています。今の子供のドリルって解答解説はスマホやタブレットの動画で見たりして、あたしが子供だったころとはまさに時代が違う、という感じです。

ちなみに、姪っ子たちは夏休みの宿題はとうに終わらせて、今やっているのは自主的な勉強なんだそうです。そう言えば、昨今は夏休みの宿題も減っているという報道がありますが、実際のところはどうなのでしょう。あたしが子供のころも、それなりにドリルとかは「いくらやっても終わらない」という印象を持っていましたが、だからといって8月31日に無理矢理終わらせる、なんていう記憶はありません。

ところで、高校生になった姪っ子に「試験休みはあった?」と聞いたら、「試験休みって何?」と言われました。いまって試験休みがないのでしょうか、あるいは試験休みという制度って地域的なものなのでしょうか。ちなみに、あたしは都立高校でしたけど、夏休み前、冬休み前には学期末試験が終わると一週間くらいの「試験休み」があり、それが終わって終業式というスケジュールでした。

あたしの場合、夏休みの宿題はこの試験休み中に終わらせて、終業式には宿題をロッカーに仕舞って夏休みを迎える、というのが定番で、小中学生の時の夏休みも、どんなに遅れても7月中には宿題はあらかた終わらせるようにしていました。何事もさっさと終わらせるタイプだったのは、いまもあまり変わっていないですね。

ガンバレ、犬!

このところ猫の話題ばかりになっていますが、あたしは紛れもない犬派です。自宅で飼うとしたら、猫という選択肢はありません。絶対に犬です。

しかし、世の中は猫の方が優勢な昨今、今日の朝日新聞読書欄にも猫をタイトルとする本が二点も紹介されていました。かつて犬でこのようなことはあったでしょうか。犬派としては悔しい限りです。

特に『その猫の名前は長い』の場合、短篇集で、必ずしも猫に関する短篇を集めたものではありません。収録作品の一つが「その猫の名前は長い」なのです。原書がどうであったかはわかりませんが、いくつかある短篇の中で、猫がタイトルになっているものをチョイスしたり、カバーまで猫をあしらっているのは、日本で出版する場合、猫を出しておけば売上もアップするという下心があったのかもしれません。商売としては当然のことです。

つまり、それほど猫が人気だということなのでしょう。とはいえ、これが犬でも、それなりの人気は勝ち得たと思いますが、犬と猫を比べると現状では猫に軍配が上がりそうです。犬派としては寂しい限りです。

遠近両用

中学生の頃は、2.0以上あった視力も、高校の頃から悪くなり、大学生の時にクルマの免許を取るためにメガネを作ったのが、メガネとの付き合い始めでした。

日常的には、騙し騙し過ごしているので、メガネをかけていませんし、コンタクトレンズも装着したことはありません。主にクルマを運転するときと、自宅でテレビを見るときくらいですね、メガネをかけるのは。

字幕が見づらくなって、もう何年くらいたつでしょうか。そして、この一、二年は細かい文字も読みづらくなってきました。いわゆる老眼ですよね。クルマ運転時用のメガネを二つ持っていたのですが、一年ほど前に一つを踏んづけて壊してしまい、それからはメガネを一つしか持っていませんでした。

でも、そろそろ視力もまた落ちている感じがしてきたので、眼鏡を新調しようと思って、近所のOWNDAYS(オンデーズ)に行って来ました。浅野忠信の「目がマンガみたいになっちゃってる」のCMでお馴染みですよね。あたしも同じような状況だと思い、なんとなく親近感を持っていました。

と思ってお店に行ったら、なんと元乃木坂46の齋藤飛鳥のポスターが貼ってあるではないですか。現在何かしらのタイアップ中なのですね。タイアップについてはよくわかりませんが、とにかく飛鳥ちゃん、カワイイです。

そして齋藤飛鳥がかけていると、メガネもカッコイイと言いますか、オシャレに見えますね。タイアップ商品は、お値段もちょっと高めでした。

お店の入り口近く、一番目立つところに並んでいたのは、それよりはもうちょっとお安い、11000円~12000円クラスのものでした。遠近両用にすると、遠くも近くもこれ一本なのですが、プラス6000円ほどお値段が上がってしまいます。

ところが、本人に限り2本購入すると、2本目は半額になるとのこと。12000円や11000円の半額ですから、遠近両用のものを一本買うのも、遠と近を別々に買うのも値段的には同じことです。

そういうわけで、あたしは別々に買うことにしました。それが左の写真です。上のメガネが遠くを見るとき、クルマを運転するときのメガネ。下が本や新聞など、手近の細かい文字を読むときのメガネです。どっちがどっちなのか、わかりやすいように形やフレームが異なるタイプを選びました。

なんとなく、まだ慣れませんが、時間の問題でしょう。

新百合の発音

またまた岸本佐知子さんの『わからない』からです。

日記の中に「新百合」という言葉が頻出します。東京の小田急沿線にお住まいの方であれば、「ああ、新百合ヶ丘ね」とすぐに了解していただけると思いますが、そうでない方にとっては「新百合」って何、という感じだと思います。

もう一度書きますと、小田急線の駅で新百合ヶ丘という駅があり、快速急行も停まりますし、小田急の本線と多摩センター、唐木田へ向かう支線とが分岐する、比較的大きな駅です。そして、この駅名からも推察できるとおり、お隣、一つ新宿寄りには百合ヶ丘という駅があります。

あたしはそこまで詳しくないので、百合ヶ丘駅と新百合ヶ丘駅の歴史や沿革については知りません。ただ、岸本さんが著書で書いているように、小田急沿線に住んでいるほとんどの人は「新百合ヶ丘」なんて長ったらしい名前を呼ぶことはなく、「新百合」と呼んでいるようなのです。あたしは沿線住民ではないので、断定的なことは言えませんが。

ただ「新百合ヶ丘」を「新百合」と略すということは、「シンユリ」と「ガオカ」に分解しているわけですよね。でも、上に書いたように「百合ヶ丘」があっての「新百合ヶ丘」だと思うので、分けるとしたら「シン」「ユリガオカ」のはずです。

あたしは小田急沿線の営業担当になってから、このことに違和感と言いますか、ちょっと腑に落ちない物を感じていたのです。そして小田急線の車内や駅構内で放送に耳を澄ますと、「シン・ユリガオカ」というイントネーションで発音されていることがほとんどなのです。小田急線としてオフィシャルには「シンユリ・ガオカ」ではなく、あくまで「シン・ユリガオカ」というスタンスなのでしょう。

この車内放送を聞いたとき、あたしも納得がいった次第です。

 

最低最悪な誕生日

今日は、あたしの誕生日なのですが、近年稀に見るサイテー、サイアクな誕生日となりました。

実は母が月に一度くらい通っている眼科で、もっときちんとした治療が必要だということで、紹介状をもらって杏林大学医学部附属病院へ行くことになったのです。そこで午前中は休みを取り、午後は在宅勤務ということにしました。

大学病院ですから、もう少し早く行くべきだったのかも知れませんが、朝の8時に自宅を出まして、途中ちょっと渋滞しているところもあり、病院に着いたのはほぼ9時ピッタリの時間でした。

ところが総合受付をして眼科へ移動するまでに2時間。そして眼科で待つこと30分。しかし、医者の診察は5分程度で、眼底や視力などの検査に回されました。それらが終わって、またまた長いこと待たされ、二回目の診察に辿り着いたときにはとっくに12時を回っていました。その診察も10分あるかないかの時間。更に別の検査に回されました。

それも終わって、これでいよいよ本番の診察かと思いきや、血液など体の検査をしてもらいま、とのこと。看護師の方からその説明を受けたのですが、それが終わるのに更に一時間程度かかるとのこと。それが終わってまた眼科の診察となると、終わるのは夕方です。そんな悠長なことは言ってられないので、もう身体検査はパスし、今日はもう帰ることにしました。

内からだと電車とバスを乗り継いで行くので、母を一人で行かせるわけにはいきません。もう杏林大学病院に行くことはないと、母も言っています。結局、肝心な眼科の診察はほぼ何もなされていないというのが今日の通院でした。大学病院って、どこもこうなのでしょうか。

こんな疲労感だけが残る誕生日は二度とゴメンです。

休みの日の駄文

昨晩は初めての日本酒を飲んでみました。それが一枚目の写真です。ペンギンの図柄が涼しげです。

新潟の白瀧酒造の「ロックでおいしい日本酒」です。ここは近所のスーパーなどでもよく見かける「上善如水」を作っているメーカーですね。「ロックで」と書いてはありますが、あたしは冷酒で、そのままいただきました。とてもフルーティーで、梅酒のような感じでした。

さて雑誌『BRODY』の最新号は日向坂46とラジオの特集です。表紙にはパーソナリティーを勤めている、つまりラジオのレギュラー番組を持っているメンバーがズラリと並んでいます。

とはいえ、あたしに言わせれば「どうしてみーぱんがここに入っていないんだ!」という思いがあります。みーぱんがやっている番組は河田陽菜、富田鈴花の三人で代わる代わるMCを担当しているので、今回の表紙では富田鈴花が選ばれているわけですが、若干腑に落ちないものを感じます。

みーぱんは小坂菜緒の番組で、こさかなが休業したときに代打MCを担当し、番組改編期にはそのままみーぱんの番組に衣替えして継続となり、更には卒業した影山優佳との番組が始まったものの、影山の卒業によって現在の体制になったという、ラジオパーソナリティーとしては古参に入ると思うのですが、どうして表紙に選ばれなかったのでしょう。

最後に、この夏のパリ五輪に向け、パリやフランスに関する本の刊行が地味に増えているように感じます。写真のようにちくま新書と光文社新書から『パリ 華の都の物語』『フランス 26の街の物語』が続けざまに刊行されました、しかも著者は同じ人!

そう言えば、あたしの勤務先も今年の書物復権に『馬車が買いたい!』という一冊が含まれていました。これもパリ五輪を意識しての復刊ではなかったかと記憶しています。ただ上掲の新書と並べるのであれば、Uブックスの『職業別パリ風俗』がよいかと思います。

祈願してきました!

月曜日から関西ツアーです。その準備のため、朝から勤務先へ行って来ました。準備は早々と済ませ、その後は日差しが照りつける下、ここへ行って来ました。

はい、湯島天神です。何しに行ったかと言いますと、甥っ子が今年高校受験なので、そのお守りを買いに行って来たのです。そう言えば二年前には姪っ子の高校受験のために、やはりお守りを買いに湯島天神へ来ました。

前にも書きましたが、学問の神様と言えば日本では湯島天神なのでしょうが、学問で言えば孔子を祀る湯島聖堂の方がご利益もあるのではないかと思うのですが、如何でしょう。それとも孔子様は日本の受験生には冷淡なのでしょうか。

ちなみに、その湯島天神では本日だけで結婚式が六組も入っているようでした。湯島天神で結婚しきって、どういうご利益があるのでしょう。菅原道真で言えば、将来左遷されてしまうかも知れませんが、大丈夫なのでしょうか。

さて湯島天神でお守りを買ったら、次は千代田線で赤坂へ向かいました。赤坂青埜に予約していた「冷やしみたらし」を買いに行ったのです。もちろ、それ以外にも和菓子をいくつかチョイスしました。

その後は帰宅です。乃木坂駅へ向かいましたが、乃木神社でも結婚式が行なわれているようでした。今日はお日柄がよいのでしょうか。乃木坂駅から千代田線で原宿へ出て、更に山手線で新宿、そして中央線に乗りかえて帰宅したという、休日の午前中の過ごし方でした。