恋愛のゴールは結婚ではない

与党が過半数割れとなり、ようやく選択的夫婦別姓の実現が現実味を帯びてきました。

あたし自身は、どちらかと言えば非常に古臭い、昭和的な思考の持ち主だと思っているので、夫婦別姓と言われても正直なところ他人事と思ってしまいがちです。それでも、今の時代、夫婦別姓でもいいんじゃないの、とは思います、他人のことであれば。

もちろん、夫婦だけの問題ではなく、子供の姓はどうする、という問題や、戸籍とか住民票とか、現状ままでよいのか、といった派生する問題もあると思うので、40年以上の時間がかかっている課題ではありますが、拙速に決着をつけるのはよくないと思います。

そもそも結婚をしていないあたしには、夫婦同姓も別姓も完全に他人事です。自分事になるわけがありません。たぶん、このまま人生を終えると思うので、夫婦別姓問題はあたしには永遠に実感を伴わないものになると思います。

そんなことを思いながら、PHP新書の『日本のふしぎな夫婦同姓』を読みました。その中に、他の本でも読んでいたので耳にしていた「ロマンティックラブ・イデオロギー」というタームが出て来ました。既にこの呪縛は解かれているのか、あるいはまだまだ強固に残っているのか、そのあたりの議論はあたしにはわかりません。

ただ結婚はおろか、恋愛すらしたことのないあたしには、このイデオロギーも他人事です。永遠に自分事にはならないと思います。

原因究明

昨日の朝日新聞夕刊です。新紙幣発行にちなんだ話題です。

最後がとても気になります。「津田梅子の墓に詣でると結婚できない」なんて風説、知りませんでした。昔から言われていることなのでしょうか? そして、これは男女に関わらず有効なのでしょうか?

お墓ではありませんが、津田塾大学に通っている学生(女子大なので女性ですよね?)は大丈夫なのでしょうか? さすがに「津田塾大学の学生は結婚できない」という噂は聞きませんが……(汗)

しかし、あたしも以前は津田塾大学へ営業で何度もお邪魔したことがありますので、あたしが結婚できない(年齢を考えると「結婚できなかった」と言い切ってもよいでしょう)理由は、津田梅子の墓ならぬ、津田梅子が作った大学へ何度も行ったからなのではないか、という気がしなくもないです。

頑張れ、社内恋愛!

昨日の朝日新聞夕刊、社会面にこんな記事が載っていました。

コロナ禍で社外の人との交流がめっきり減ってしまったため出会いが生まれず、その反動で社内恋愛が増えている、ということらしいのですが、本当なのでしょうか?

言いたいことはわかりますが、勤続30年以上の人間が、今さら社内恋愛などできるとは到底思えません。そもそも対象となる相手が……、と言ってしまうと、こんどはセクハラで訴えられてしまうのでしょうか?

まあ、いまのところ出張は自粛中ですが、都内近郊の外回り営業は行なっているので、出会いがないわけではないです。でもそれを言ったら、この数十年、ずーっと出会いのチャンスはあったはずなのに、まるで活かせてないのか、本当に出会えていないのか、正確なところはわかりませんが、とにかくにも現状は何も生まれていません。

結局、行動に移さないとダメなのよね

新潮新書『57歳で婚活したらすごかった』を読み始めました。まだ婚活サイトに登録するところまでで、実際に相手と逢ったりしたところまでは進んでいません。

が、冒頭、同著者の前著のことに触れられていました。それは同じく新潮新書の『婚活したらすごかった』のことです。2011年に刊行されたもので、時期的に東日本大震災後の結婚ブームに刺激され、著者も結婚を考えたのでしょうか?

それはともかく、前著の婚活は結局のところうまくいかず、還暦を前に再び結婚願望が高まってきたのだとか。コロナ禍でおうち時間が増え、家族で楽しく過ごす友人たちを目の当たりにして、わが身を振り返り寂しくなってしまったようです。

果たして、今回はうまくいったのでしょうか? 最終的に結婚できればよいですが、そうでなくとも寂しい老後を過ごさないために、茶飲み友達の異性が作れれば御の字ではないかと思います。

翻って、あたしです。著者の前著もしっかり買って読んでいたわけで、頭の中では結婚願望があるものの、著者ほど行動的にはなれません。たぶん、そこまで結婚願望が強いわけでもないのでしょう。だったら、こんな本、読まなければよいのに、やはりこういうタイトルを見るとついつい買ってしまうのですよね。

あたしの場合、もし婚活サイトに登録して活動を始めたとしたら、著者以上に挫折を味わうことになるのは目に見えています。ふてぶてしいようで意外と打たれ弱いので、この歳になってそんな経験をしたいとは思いません。

これって、甘えなのでしょうか? 実家で母と暮らしているので、本当の寂しさを味わったことがないから、婚活行動を起こせないのでしょう。しかし、今のところはピンピンしている母が寝込んだり、ボケてしまったら、あたしの晩年は悲惨なことになりそうです。