今日の配本(24/02/16)

恐るべき緑

ベンハミン・ラバトゥッツ 著/松本健二 訳

世界33か国で刊行、オランダ生まれのチリの新鋭による、科学史に着想を得た斬新なフィクション。科学のなかに詩を見出し、宇宙の背後にある論理や数式が、天才たちの前におのずと姿を現わすかのような比喩が随所に光る。既存のジャンルを軽々と飛び越える国際的な話題作。

2024年1月のご案内

2024年1月に送信した注文書をご案内いたします。

   

まずは昨冬に重版をしたところ、あっという間に再重版となった『インド外交の流儀』です。そして、こちらも同じく刊行以来好調な『地図で読む戦争の時代』です。続いては間近に迫った台湾総統選挙を見据えて台湾関係書籍をご案内。その次は毎月恒例の「今月のおすすめ本」です。

   

映画「ゴールデンカムイ」の公開が迫りましたので、改めて関連書籍をご案内。続いても重版以来絶好調の『山の上ホテル物語』です。1月は語学書の重版が多かったので、「重版できました」で一回ご案内しました。そして来月のバレンタインデーを前に「さまざまな愛のかたち」という海外文学フェアをご案内しました。

  

1月も後半にになり、「今月のおすすめ本[語学書篇]」をご案内。そして新刊『清朝滅亡』に合わせて、同著者の清末民初三部作、そして週末の読書欄での紹介が多かったので、それらをまとめてご案内しました。

東へ西へ

関西ツアーから無事に帰京、帰宅しました。

最終日もあっちこっちを回っていました。

まずは大阪のホテルを発って滋賀の草津まで。そこから京都へ戻り、桂川に立ち寄って阪急電車に乗車。そのまま関大へ。そしてようやく梅田へ戻ってきて数件回って新幹線の時間となりました。

今回は、回った書店の数の割りに移動距離が長くなったかなあ、という気がします。

西へ東へ

火曜日は大阪周辺の大街生協を中心に回り、昨日はほぼ京都をウロウロしていました。

そして関西ツアーの三日目、今日はまず三宮へ行き、その後さらに西へ足を延ばして姫路まで。そこからトンボ返りで東へ戻り、明石、住吉、芦屋に立ち寄り、梅田はそのままスルーして高槻へ向かいました。

いろいろと回った割りに、移動距離が長く、電車に乗っている時間が多かったので、訪問した書店の数はそれほど多くはありませんでした。まあ、これは最初からわかっていたことなので致し方ありません。

さて、明日は最終日。どのあたりを回りましょうかね?

今日の配本(24/01/31)

文画双絶
畸人水島爾保布の生涯

前田恭二 著

明治・大正・昭和にわたり、文学・美術の分野に大きな足跡を残しながら忘却の彼方に消し去られた畸人の魅力を、十年の歳月をかけて調べ上げ、執念と使命感を深くして掘り起こしたのが本書である。

内なる亡命日記
ナチ政権下の日々1933-45

ヘルマン・シュトレザウ 著/ペーター・グラーフ、ウルリッヒ・ファウレ 編著/高田ゆみ子 訳

本書は、「マルクス主義的活動」を理由にベルリン市立図書館司書の職を解雇された後、作家、英米文学翻訳家として活躍した文人が残した、貴重な一次史料だ。著者は「戦争に向かっていく、いやな予感がする」と1933年11月に記し、大半の国民は政権に対して首を横に振り、政治家の言動に憤っているというのに、なぜ暴走を止められないのかと、もどかしさを感じている。そして、市民の密告者的性質、出世志向、打算的従順を指摘し、同調圧力や戦時統制の厳しさに多くが屈していく姿を描く。

今日の配本(24/01/29)

ニューエクスプレスプラス ウズベク語

日髙晋介 著

中央アジア最大の人口を有し、近年はビジネス面でも注目のウズベキスタン。首都タシケントや青の都サマルカンドなどの魅力あふれる都市は、古来からシルクロードの要衝として栄え、様々な言語が行き交ってきました。トルコ語などと同じチュルク諸語に属し、アラビア語・ペルシア語・ロシア語からの語彙も多く内包するウズベク語を学んで、この地域の持つ重層性と豊かな歴史の一端に触れてみませんか。本書ではラテン文字正書法で学習します。音声はCDの他にダウンロードも。

聖地旅順と帝国の半世紀
近代日本の磁場をたどる

渡辺浩平 著

安重根、乃木希典、水野廣徳、粛親王、川島芳子、石原莞爾――。旅順から近代日本はいかに見えたか?旅順をめぐる、もうひとつの物語。